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果実又は野菜の養液栽培方法 新技術説明会

国内特許コード P110004659
整理番号 21‐25
掲載日 2011年8月2日
出願番号 特願2009-296601
公開番号 特開2011-135797
登録番号 特許第5622260号
出願日 平成21年12月28日(2009.12.28)
公開日 平成23年7月14日(2011.7.14)
登録日 平成26年10月3日(2014.10.3)
発明者
  • 浅尾 俊樹
  • 伴 琢也
出願人
  • 国立大学法人島根大学
発明の名称 果実又は野菜の養液栽培方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】カリウムを含有した培養液によって果実又は野菜を養液栽培する果実又は野菜の養液栽培方法において、品質に与える影響を少なくして、果実又は野菜のカリウム含有率を低下させる果実又は野菜の養液栽培方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、カリウムを含有した培養液によって果実又は野菜を養液栽培する果実又は野菜の養液栽培方法において、生殖成長期よりも前の時期にはカリウムが標準濃度で含有された標準培養液を用いるとともに、生殖成長期以降には培養液中におけるカリウムを欠除させること無く上記標準濃度よりもカリウム濃度を低下させたカリウム低下培養液を用いることにより、果実又は野菜のカリウム含有率を低下させる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



腎臓の機能が低下している場合、体内のカリウムを十分に排出できず、体内に蓄積したカリウムによって不整脈や心不全を引き起こす可能性があることが知られているため、腎臓病患者や人工透析を受けている患者は1日当たりのカリウム摂取量が制限されるのが一般的であり、このようにしてカリウムの摂取量を制限されている患者(以下、カリウム摂取量制限患者)の数は食生活の変化等に伴って近年増加傾向にある。





ところで、苺やメロン等の果実や野菜には通常一定量のカリウムが含有されているため、上記カリウム摂取制限患者が、このような果実や野菜を食す場合、茹でたり、水でさらしたりしてカリウムを除去するのが一般的であり、このような事情から、カリウム含有率の低い果実や野菜の生産を可能にする技術が切望されている。





ところが、カリウムは、野菜や果実等の植物において必須元素の一つであるとともに、植物の生長にも欠かせない元素の一つであるため、野菜や果実の生育過程において用いる養分から、単に、カリウムを除去するのみでは、品質の高い野菜や果実を生産することができないという問題がある。





上記問題に鑑み、果実又は野菜の種類や生育段階に応じて養分の組成を容易に調整可能であるとともに土壌耕耘や除草作業や間引き作業が不要又は殆ど必要無い水耕栽培(養液栽培)を用い、カリウムを含有した培養液により果実又は野菜を生育する方法について、近年盛んに研究が行われており、そのなかで、野菜又は果実の生育過程における所定時期前にはカリウムが標準濃度で含有された標準培養液を用いる一方で、この所定時期以降には培養液中におけるカリウムを欠除させることにより、生産される果実又は野菜のカリウム含有率を低下させる特許文献1に示す果実又は野菜の養液栽培方法が公知になっている。

産業上の利用分野



この発明は、カリウムを含有する培養液中で果実又は野菜を栽培する果実又は野菜の養液栽培方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
カリウムを含有した培養液によって果実又は野菜を養液栽培する果実又は野菜の養液栽培方法において、上記果実又は野菜がメロン又は苺であり、生殖成長期よりも前の時期にはカリウムが標準濃度で含有された標準培養液を用いるとともに、生殖成長期以降には培養液中におけるカリウムの濃度が上記標準培養液のカリウム濃度に対して4分の1~3分の1に設定されたカリウム低下培養液を用いることにより、果実又は野菜のカリウム含有率を低下させる果実又は野菜の養液栽培方法。

【請求項2】
カリウム低下培養液の使用開始時期が生殖成長期以降でも特に出蕾期から開花期の間である請求項1の果実又は野菜の養液栽培方法。

【請求項3】
カリウム低下培養液の使用開始時期が開花後である請求項2の果実又は野菜の養液栽培方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009296601thum.jpg
出願権利状態 登録
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