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無線装置、無線システム及び秘匿通信方法

国内特許コード P110004715
整理番号 DP1296-1
掲載日 2011年8月16日
出願番号 特願2009-554141
登録番号 特許第5327974号
出願日 平成20年2月18日(2008.2.18)
登録日 平成25年8月2日(2013.8.2)
国際出願番号 JP2008052612
国際公開番号 WO2009104234
国際出願日 平成20年2月18日(2008.2.18)
国際公開日 平成21年8月27日(2009.8.27)
発明者
  • 笹岡 秀一
  • 岩井 誠人
  • 北野 隆康
出願人
  • 学校法人同志社
発明の名称 無線装置、無線システム及び秘匿通信方法
発明の概要

送信局と受信局との間の通信内容が傍受されることを防止する。
送信局10は、秘匿情報が含まれる秘匿信号(埋め込み信号)をカバー信号に埋め込み、秘匿信号が埋め込まれたカバー信号を伝送信号として受信局20へ送信する。これにより、秘匿信号の存在が盗聴局50で検知されないようにする。また、送信局10は、仮に盗聴局50がカバー信号を推定することができ、カバー信号のみをほぼ除去可能であり、秘匿信号の存在を検知できた場合であっても、送信局10と受信局20との間の伝搬路特性の可逆性及び遅延歪みを利用した歪補償を予め秘匿信号に対して施すことにより、盗聴局50が秘匿信号に含まれる秘匿情報を抽出することができないようにする。

従来技術、競合技術の概要


通信内容が傍受されることを防止する秘匿通信には、様々な方式が採用されている。例えば、秘匿処理のアルゴリズム自身を秘密にする方式がある。また、アルゴリズムは公開しつつ秘匿処理に用いる鍵を秘密にする方式もある。さらに、秘密鍵を用いる方式には、無線局間における電波の伝搬路特性を用いて秘密鍵を生成し、生成した鍵を用いて暗号通信を行う技術がある(特許文献1参照)。

【特許文献1】特開2004-187197号公報

産業上の利用分野


技術分野は、無線装置間の通信に関し、特に通信内容が傍受されることを防止する秘匿通信に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
秘匿情報に対して所定の処理を行って秘匿信号を生成し、生成した秘匿信号を伝送信号に含めて秘匿通信を行う無線装置であって、
秘匿情報に対して所定の拡散符号により複数の異なる周波数のサブキャリア毎の拡散処理を行う拡散処理手段と、
他の無線装置が送信した所定の測定用信号を受信する受信手段と、
該受信手段で受信した測定用信号に基づいて、前記他の無線装置との間の伝搬路特性による各サブキャリアの歪度合いを測定する測定手段と、
該測定手段で測定した歪度合いに応じて、前記拡散処理手段で拡散処理した拡散信号に対して各サブキャリアの周波数に対応する歪補償を予め施す歪補償手段と、
該歪補償手段で歪補償した拡散信号に対して逆フーリエ変換を施して秘匿信号を生成する秘匿信号生成手段
備え
前記拡散処理手段は、
前記秘匿信号をフーリエ変換して得られる拡散信号と逆拡散処理で用いる逆拡散符号との相関を低減すべく、拡散符号の拡散率の倍数が前記サブキャリアの数と異なる値の拡散符号を用いて拡散処理を行うようにしてあることを特徴とする無線装置。

【請求項2】
所定の重畳信号を生成する重畳信号生成手段と、
前記秘匿信号生成手段で生成した秘匿信号に前記重畳信号生成手段で生成した重畳信号を付加する付加手段と、
該付加手段で前記秘匿信号に付加した重畳信号を伝送信号として前記他の無線装置へ送信する送信手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線装置

【請求項3】
秘匿情報でない情報に対して直交周波数分割多重による変調処理を行う変調処理手段を備え、
前記重畳信号生成手段は、
前記変調処理手段で変調した変調信号を重畳信号として生成するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の無線装置。

【請求項4】
重畳信号電力対秘匿信号電力比を20dB以下に設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の無線装置。

【請求項5】
前記秘匿信号生成手段で生成した秘匿信号と異なるランダムな信号をガードインターバルとして挿入する挿入手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無線装置。

【請求項6】
前記秘匿信号生成手段は、
信号振幅確率密度がガウス分布に近似すべく秘匿信号を生成するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の無線装置。

【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の無線装置を複数備え、一の無線装置が送信した秘匿情報を他の無線装置で受信するように構成してあることを特徴とする無線システム。

【請求項8】
無線装置間で秘匿情報に対して所定の処理を行って秘匿信号を生成し、生成した秘匿信号を伝送信号に含めて秘匿通信を行う秘匿通信方法であって、
第1の無線装置は、
秘匿情報に対して所定の拡散符号により複数の異なる周波数のサブキャリア毎の拡散処理を行うステップと
第2の無線装置が送信した所定の測定用信号を受信するステップと
受信した測定用信号に基づいて、前記第2の無線装置との間の伝搬路特性による各サブキャリアの歪度合いを測定するステップと
測定した歪度合いに応じて、拡散処理した拡散信号に対して各サブキャリアの周波数に対応する歪補償を予め施すステップと
歪補償した拡散信号に対して逆フーリエ変換を施して秘匿信号を生成するステップと
を含み、
前記拡散処理を行うステップは、さらに
前記秘匿信号をフーリエ変換して得られる拡散信号と逆拡散処理で用いる逆拡散符号との相関を低減すべく、拡散符号の拡散率の倍数が前記サブキャリアの数と異なる値の拡散符号を用いて拡散処理を行うことを特徴とする秘匿通信方法。
産業区分
  • 伝送方式
  • ラジオ放送
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009554141thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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