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挿核施術をした真珠貝の養生方法及びその養生装置 コモンズ

国内特許コード P110004766
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2008-022794
公開番号 特開2009-178151
登録番号 特許第4599494号
出願日 平成20年2月1日(2008.2.1)
公開日 平成21年8月13日(2009.8.13)
登録日 平成22年10月8日(2010.10.8)
発明者
  • 林 政博
  • 青木 秀夫
出願人
  • 三重県
発明の名称 挿核施術をした真珠貝の養生方法及びその養生装置 コモンズ
発明の概要

【課題】 養生作業工程に新たな手法を導入して、従来の生産効率を飛躍的に向上させる挿核施術をした真珠貝の養生方法及びその養生装置を提供する。
【解決手段】 海産真珠貝に挿核施術を行った後、淡水で海水を希釈した低比重海水中に、この施術貝を収容して養生する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


真珠養殖作業で、アコヤ貝などの海産真珠貝への挿核施術(単に「施術」又は「手術」ともいう)は生殖腺に対して行われる。生殖腺に生殖細胞が充満していると作業効率が悪く、生殖細胞はシミの原因となることから、人為的に排精卵させる方法と生殖腺の発育を抑える方法が開発された。これを仕立てという。
仕立てでは、蓋付きの箱状の篭に多数の貝が詰められるため貝の活力は次第に低下する。この操作は貝を衰弱させる危険性を伴うが、挿核施術の効率化が図られるという効果があり、さらに活力の低下によって生活機能全般が抑制されるため、挿核施術によるショック反応が軽減されて、へい死の減少や真珠品質の向上に繋がる効果もあるとされる。現在では、このような考え方に基づいて、生殖細胞の有無だけでなく生活機能の抑制を意識した仕立てが行われている。
また、挿核施術された真珠貝は一定期間、養生篭に入れられて安静な状態に置かれる。これを養生という。養生の目的は、仕立てによって作られた抑制状態を継続させて、体内に残された核に対する異常反応を抑えながら徐々に回復させることにある。養生の効果については、養生を実施しても歩留まりは向上しないが、良品真珠品率が向上するという報告がある。従って、養生は、あくまで仕立ての補完的役割を担う作業であり、手術時点における母貝の状態、つまり仕立ての結果がその後の成績を大きく左右すると考えられてきた。
ところで、これまで上記養生の環境条件を検討した事例は少ない。そうしたなか、関連文献として真珠養殖とそのシステムがある(特許文献1)。




【特許文献1】特開2002-10722



特許文献1の真珠養殖とそのシステムは、深層水を供給した飼育槽でアコヤ貝の稚貝から母貝まで育成させ、さらに養生過程でも、粗い篭内に挿核手術を終えた母貝を入れて、これを深層水が供給された仕立て用プールに支持棒によって垂下させ、母貝の回復を図るなどとした発明である。

産業上の利用分野


本発明は真珠養殖作業で、挿核施術をした真珠貝の養生方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
海産真珠貝に挿核施術を行った後、淡水で海水を希釈した低比重海水中に、この施術貝を収容して養生することを特徴とする挿核施術をした真珠貝の養生方法。

【請求項2】
前記海水真珠貝をアコヤ貝とする請求項1記載の挿核施術をした真珠貝の養生方法。

【請求項3】
前記低比重海水の比重σ15を18~20の範囲内とする請求項2記載の挿核施術をした真珠貝の養生方法。
産業区分
  • 水産
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008022794thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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