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低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造、並びにこの接続構造を用いた構造体、並びにこの接続構造の形成方法 コモンズ

国内特許コード P110004787
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2006-314869
公開番号 特開2008-126547
登録番号 特許第4876255号
出願日 平成18年11月21日(2006.11.21)
公開日 平成20年6月5日(2008.6.5)
登録日 平成23年12月9日(2011.12.9)
発明者
  • 鈴木 滋彦
  • 野木村 敦史
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
発明の名称 低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造、並びにこの接続構造を用いた構造体、並びにこの接続構造の形成方法 コモンズ
発明の概要

【課題】 あくまで低密度木材の良さを発現しながら、負荷がかかる構造体であっても充分活用できる低密度木材を活用できる木質構造材並びにこれを用いた接続構造並びにこの接続構造を用いた構造体並びにこの接続構造の形成方法を提案するものである。
【解決手段】 本発明の低密度木材を活用できる木質構造材1は、低密度木材を芯材11とし、少なくとも芯材11の対向する2面に芯材11より強度の大きな素材を適用した表殻材12を積層固着させて成ることを特徴として成るものである。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


例えば桐材等の低密度の木材は一般的に低強度というネガティブな性能の反面、多くの利点を有することから、箪笥を代表とした木製家具等に多く用いられている。具体的な利点としては、まず軽量であり、家具等としての取り扱いが行い易いこと、またその木肌の感触等を含めて感覚的に暖かさを感じさせること、更にまた低密度であることのひとつの形態として多孔質であり、吸湿性、保水性があることから、火災発生時等に消火水をひとたび掛けられれば、極めて燃えにくくなり、収容品の保護に威力を発揮する点が挙げられる。更に加えて、この種の低密度木材は、樹木としての成長が早く、製品寸法に至る年月が短いことから結果的には、自然環境面での負荷が少ないという利点をもたらしている。
しかしながら、このような低密度木材は、前述のとおり強度的には充分ではなく、特に局部的に強度を求められる接続部位等には、使用することができない。例えば、木質材料相互の接続手法は、例えばダボ等を介在させた接続構造や、ホゾ組み等による接続構造が一般的であるが、素材そのものが低密度であって充分な機械強度を備えていない場合には、このような手法は採り得ることができない。
もちろん理屈の上では、寸法的に強度を発揮できる仕様とすることにより、低密度素材による構造体の実現は可能ではあるものの、現実的には鑑賞に耐えられないいわゆる不格好な製品となり、市場での評価を得ることは難しい。

産業上の利用分野


本発明は、強度面で一定の限界がある低密度木材を使用しながらも、充分な強度を発揮できるように活用の途を広げた低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造、並びにこの接続構造を用いた構造体、並びにこの接続構造の形成方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
低密度木材を芯材とし、この芯材の少なくとも対向する2面に芯材より強度の大きな素材を適用した表殻材を積層固着させて成る木質構造材が、2要素以上組み合わされる接続部の構造であって、この接続部の構造は各構造材要素が互いに入れ組み状態とされ、各構造材要素における表殻材同士が面接触を保ちながら固定されていることを特徴とする低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造。

【請求項2】
木質構造材における芯材と表殻材とは、無垢状または合板状の木質材が適用されることを特徴とする請求項1記載の低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造

【請求項3】
前記木質構造材における芯材と表殻材とは、同一又は異なる樹種が適用され、表殻材は二次処理により、高密度化されたものが適用されることを特徴とする請求項1記載の低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造

【請求項4】
前記木質構造材における表殻材は、非木質素材が適用されることを特徴とする請求項1記載の低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造

【請求項5】
前記木質構造材における表殻材の厚さ寸法は、芯材の厚さ寸法の30%以下であることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造

【請求項6】
前記組み合わせられる木質構造材は、その一方の構造材要素については、その厚み寸法を大きくした太寸材としたものであり、他方の構造材要素についてはその厚み寸法を小さくした細寸材とすると共に、太寸材における芯材の厚み寸法を細寸材の厚み寸法と合致させ、太寸材の芯材に形成した接続用受入部に、細寸材が嵌まり込んだ状態で、各構造材要素における表殻材同士が面接触を保ちながら固定されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造。

【請求項7】
前記太寸材に対し、細寸材を合流接続させるにあたっては、太寸材の接続用受入部は、側端面まで貫かないように形成されていることを特徴とする請求項記載の低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造。

【請求項8】
前記請求項6または7に記載された太寸材に細寸材を接続させるにあたっては、太寸材は少なくとも一方の面の表殻板を芯材に対し未接合とし、この状態で芯材には細寸材を嵌め込む接続用受入部を確保し、この受入部に細寸材を嵌め込んだのち、未接合の太寸材の表殻材を芯材上に積層接着させて接続することを特徴とする低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造の形成方法。

【請求項9】
前記請求項1、2、3、4、5、6または7記載の低密度木材を活用できる木質構造材を用いた接続構造が適用される製品は、椅子、机、棚、建具を含む複数種類の家具であることを特徴とする低密度木材を活用できる木質構造材の接続構造を用いた構造体。
産業区分
  • その他有機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006314869thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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