TOP > 国内特許検索 > パエニバチルス属細菌由来のキチナーゼ及びそれをコードする遺伝子

パエニバチルス属細菌由来のキチナーゼ及びそれをコードする遺伝子 コモンズ

国内特許コード P110005041
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2005-253370
公開番号 特開2007-061038
登録番号 特許第4243266号
出願日 平成17年9月1日(2005.9.1)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
登録日 平成21年1月9日(2009.1.9)
発明者
  • 木元 久
  • 藤井 豊
  • 草桶 秀夫
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 パエニバチルス属細菌由来のキチナーゼ及びそれをコードする遺伝子 コモンズ
発明の概要

【課題】キチンオリゴ糖の効率的な製造を可能とする手段の提供。
【解決手段】新規パエニバチルス属細菌またはその変異株、ならびにそれを含む、農薬、植物病原菌に対する抗菌剤あるいは多糖の分解剤;新規パエニバチルス属細菌またはその変異株を多糖または多糖含有物(例、越前ガニ等のズワイガニのカニ殻)に接触させることを含む、オリゴ糖の製造方法;特定のアミノ酸配列において分泌シグナル配列が除去されたアミノ酸配列と70%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつキチン分解活性を有するポリペプチド、ならびにそれをコードするポリヌクレオチドなど。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


今でこそ越前ガニは冬限定の高価な味覚であるが、昔はおやつ代わりに食べられていた。そして食べ終わったカニ殻は、当然のように田畑で肥料として用いられてきた。このようにカニ殻が肥料として用いられてきた理由は、古くから福井県の農家では、カニ殻が植物の耐病性を高め、実りを多くすると考えられていたためである。しかしながら、カニ殻が植物の耐病性を高める理由は、よく分かっていなかった。



ところで、キチンオリゴ糖は、甘味がある糖として知られており、また、動物実験や培養細胞実験により、多くの生理機能が認められている。このような生理機能としては、例えば、免疫賦活作用、エリシター活性(植物の生体防御機構の活性化)、コレステロール低下作用、血中リゾチーム誘導(ウサギ)、ビフィズス菌増殖促進(整腸機能)、ヒアルロン酸量増加(化粧品への利用)、植物種子発芽促進作用が挙げられる。さらには、キチンオリゴ糖は難消化性であるためダイエット甘味料としての応用が期待されており、また、リゾチームやキチナーゼの活性測定用基質としても有用であると考えられる。従って、上記の通り種々の有用な性質を示すキチンオリゴ糖の効率的な製造法の開発が求められている。

産業上の利用分野


本発明は、新規パエニバチルス属細菌・その変異株、およびそれに由来する新規キチナーゼおよびその遺伝子、ならびにそれらの利用法などを提供する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下(a)または(b)のアミノ酸配列を有する、パエニバチルス・フクイネンシス由来のキチナーゼ。
(a)配列番号2で表されるアミノ酸配列、または配列番号2で表されるアミノ酸配列において分泌シグナル配列が除去されたアミノ酸配列と95%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列;
(b)配列番号4で表されるアミノ酸配列、または配列番号4で表されるアミノ酸配列において分泌シグナル配列が除去されたアミノ酸配列と95%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列

【請求項2】
請求項1に記載のキチナーゼを、多糖類又は多糖含有物に接触させることを含む、キチンオリゴ糖の製造方法。

【請求項3】
多糖含有物がカニ殻である、請求項2記載の方法。

【請求項4】
カニ殻がズワイガニの殻である、請求項記載の方法。

【請求項5】
以下(a)または(b)のポリペプチド:
(a)配列番号2で表されるアミノ酸配列、または配列番号2で表されるアミノ酸配列において分泌シグナル配列が除去されたアミノ酸配列と95%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつキチン分解活性を有する、ポリペプチド;
(b)配列番号4で表されるアミノ酸配列、または配列番号4で表されるアミノ酸配列において分泌シグナル配列が除去されたアミノ酸配列と95%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつキチン分解活性を有する、ポリペプチド。

【請求項6】
請求項記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。

【請求項7】
請求項記載のポリヌクレオチドを含む発現ベクター。

【請求項8】
請求項記載の発現ベクターを含む形質転換体。

【請求項9】
請求項記載のポリペプチドに対する抗体。

【請求項10】
請求項記載の抗体を産生するハイブリドーマ。

【請求項11】
請求項5に記載のポリペプチドを有効成分として含む、キチン分解剤。
産業区分
  • 微生物工業
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close