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組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド コモンズ

国内特許コード P110005045
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2006-355264
公開番号 特開2008-161502
登録番号 特許第5076141号
出願日 平成18年12月28日(2006.12.28)
公開日 平成20年7月17日(2008.7.17)
登録日 平成24年9月7日(2012.9.7)
発明者
  • 櫻井 謙資
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド コモンズ
発明の概要

【課題】生体適合性に優れ、安全にかつ早期に組織再生が可能な組織再生用組成物を提供すること。
【解決手段】本発明の組織再生用組成物は、キトサン及びセリシンを含有することを特徴とする。これにより、良好な生体適合性を有し、細胞増殖性や細胞分化能に優れることから、安全にかつ早期に組織再生をすることが可能になる。したがって、皮膚、血管、神経、骨、軟骨、食道、弁、その他臓器等の再生のために直接使用することが可能であり、例えば、組織培養におけるスキャフォールドとして使用することができる。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


重度の熱傷による皮膚の損傷や瘢痕、床ずれによる褥瘡、糖尿病性潰瘍、重症アトピー性皮膚炎、交通事故による皮膚の損傷などによる皮膚欠損には、従来から、本人の健康皮膚を移植、あるいは自家培養皮膚の移植などが行われてきた。しかし、真皮まで達するような重度の損傷の場合、移植皮膚の生着率が必ずしも良好ではなく再移植が必要となる場合があるなど、患者に与える負担は少なからず、また自家培養は緊急時に対応できないなど、必ずしも満足のいくものではなかった。



近年、組織工学や再生医工学の進歩により、生体から取り出した細胞多分化能や自己複製能を有する細胞(幹細胞)を生体組織の欠損部等に移植して目的組織を再生する研究が行なわれている。細胞を増殖させるべく、スキャフォールド(足場材料)の利用が検討されているが、スキャフォールドは脂肪族ポリエステルやコラーゲンといった生体吸収性材料を含有する多孔性の組織再生用組成物から構成されている(特許文献1及び2)。これにより、その孔内に細胞を播種して増殖させ、これを生体に移植することにより、生体内で組織再生が起こると共に、足場である生体吸収性材料が徐々に生体内で分解吸収される結果、細胞の増殖に利用した足場をそのまま増殖細胞と共に生体へ移植することが可能になると考えられる。

【特許文献1】特開2004-75547号公報

【特許文献2】特開2005-229871号公報

産業上の利用分野


本発明は、組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールドに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
キトサン及びセリシンを含有し、多孔性であり、かつ50~300μmの平均孔径を有する、組織再生用組成物。

【請求項2】
キトサンとセリシンとの含有割合が重量比で90~60:10~40である、請求項1記載の組織再生用組成物。

【請求項3】
請求項1又は2記載の組織再生用組成物からなる、スキャフォールド。

【請求項4】
請求項1又は2記載の組織再生用組成物からなる、創傷治癒剤。

【請求項5】
β-キトサン及びセリシンを含有する、組織再生用組成物。

【請求項6】
キトサンと、セリシンと、溶媒とを含有する混合溶液を凍結乾燥又は凍結ゲル化に供する、組織再生用組成物の製造方法。

【請求項7】
混合溶液が酸成分を含む、請求項6記載の組織再生用組成物の製造方法。

【請求項8】
凍結乾燥又は凍結ゲル化に供する前に混合溶液を予備凍結する、請求項6又は7記載の組織再生用組成物の製造方法。

【請求項9】
凍結乾燥に供した後に凍結乾燥物を中和する、請求項7又は8記載の組織再生用組成物の製造方法。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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