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補聴器およびその周波数特性の設定方法

国内特許コード P010000012
整理番号 U1998P107
掲載日 2002年9月30日
出願番号 特願平10-219123
公開番号 特開2000-050395
登録番号 特許第2990265号
出願日 平成10年8月3日(1998.8.3)
公開日 平成12年2月18日(2000.2.18)
登録日 平成11年10月15日(1999.10.15)
発明者
  • 宮原 誠
  • 小林 幸夫
出願人
  • 国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
発明の名称 補聴器およびその周波数特性の設定方法
発明の概要 明瞭度が高く、長時間使用の疲労も少なく、演奏会場の雰囲気まで伝えられる補聴器およびその周波数特性の設定方法。この補聴器では、受音器で受音された周囲音はアナログ-ディジタル変換器によってディジタル音声信号に変換され、ディジタル信号処理プロセッサに入力される。プロセッサでは、ディジタル音声信号に対して、振幅周波数特性の補正および位相周波数特性を、波面が揃った音が再生されるように時間軸方向での伸び縮み歪みを最適化するように補正する。位相周波数特性が補正されたディジタル音声信号はディジタル-アナログ変換器によりアナログ音声信号となり、増幅器を経て音響トランスデューサから出力される。ディジタル信号処理プロセッサにおける処理は、補聴器の使用者の聴覚器官の振幅周波数特性H(ω)を測定し、この測定した振幅周波数特性の逆特性1/H(ω)を演算により求め、この逆特性の位相特性X(jω)を、明瞭度が最大となり、波面が揃った音が再生されるように時間軸方向での伸び縮み歪みを最適化するように構成し、この最適化した位相特性を有する逆特性でディジタル音声信号を補正することを特徴とする。
従来技術、競合技術の概要 従来の多くの補聴器は、聴覚障害の程度に応じて、音の振幅方向のみの補償を行っているが、難聴には種々の性質があり、単に増幅利得を調整できるようにしただけの補聴器では、使用者の種々の要求に十分応えることができない。性質の異なる難聴に対して単に音声信号のレベルを調整できるようにした補聴器では良好な機能を期待できない。振幅周波数特性を調整できるようにした補聴器が提案されており、使用者の最小可聴音圧を周波数をパラメータとして測定して振幅周波数特性を求め、その逆特性にしたがって入力音声信号の振幅を補正する。このような補聴器においては、振幅周波数特性がフラットとなるように補正を行っているが、補聴器を長時間使用していると疲れを感じたりする欠点があり、さらに、コンサートなどでの音楽の聴取を行なう場合には、コンサートホールの雰囲気は伝わらず、ただ喧しく感じる場合が多い。
産業上の利用分野 明瞭度が高く、長時間使用の疲労も少なく、演奏会場の雰囲気まで伝えられる補聴器
補聴器の周波数特性の設定方法
特許請求の範囲 【請求項1】 周囲音を受音する受音器と、この受音器から出力される音声信号をディジタル音声信号に変換するアナログ-ディジタル変換器と、このアナログ-ディジタル変換器から出力されるディジタル音声信号に対して、振幅周波数特性の補正および位相周波数特性の補正を行なうディジタル信号処理プロセッサと、このディジタル信号処理プロセッサから出力される振幅周波数特性および位相周波数特性が補正されたディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するディジタル-アナログ変換器と、このディジタル-アナログ変換器から出力されるアナログ音声信号を増幅する増幅器と、この増幅器から出力されるアナログ音声信号を音響エネルギーに変換する電気音響トランスデューサとを具えることを特徴とする補聴器。

【請求項2】 前記ディジタル信号処理プロセッサを、補聴器の使用者の聴覚器官の振幅周波数特性H(ω)を測定し、この測定した振幅周波数特性の逆特性1/H(ω)を演算により求め、この逆特性の位相特性X(jω)を、明瞭度が最大となるように最適化するように構成し、この最適化した位相特性を有する逆特性でディジタル音声信号を補正するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の補聴器。

【請求項3】 前記ディジタルプロセッサを、前記受音器および電気音響トランスデューサの振幅周波数特性および位相周波数特性をも加味した逆特性でディジタル音声信号を補正するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の補聴器。

【請求項4】 補聴器の周波数特性を設定するに当たり、
受音器で受音され、電気-音響トランスデューサで変換された音響信号を聞きながら、補聴器使用者の聴覚器官の振幅周波数特性H(ω)を求める工程と、
この振幅周波数特性の逆特性1/H(ω)を演算により求める工程と、
この逆特性の位相周波数特性X(jω)を、使用者の明瞭度が最大となるように最適化する工程と、を具え、このように位相周波数特性を最適化した振幅周波数特性の逆特性によって音声信号を補正できるようにしたことを特徴とする補聴器の周波数特性の設定方法。

【請求項5】 前記受音器の後段にアナログ-ディジタル変換器を設けるとともに前記電気音響トランスデューサの前段にディジタル-アナログ変換器を設け、前記各工程を、ディジタル信号処理プロセッサを用いて行なうことを特徴とする請求項4に記載の補聴器の周波数特性の設定方法。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 権利存続中
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