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保水性ブロックおよびペーパースラッジ灰を用いた低スランプ硬練り水硬性組成物 コモンズ

国内特許コード P110005214
整理番号 P05-020
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2006-055079
公開番号 特開2007-230827
登録番号 特許第4945746号
出願日 平成18年3月1日(2006.3.1)
公開日 平成19年9月13日(2007.9.13)
登録日 平成24年3月16日(2012.3.16)
発明者
  • 藤原 浩巳
  • 丸岡 正知
  • 藤田 浩史
出願人
  • 国立大学法人宇都宮大学
発明の名称 保水性ブロックおよびペーパースラッジ灰を用いた低スランプ硬練り水硬性組成物 コモンズ
発明の概要

【課題】 吸水性および長期の保水機能を有する保水性ブロックおよびPS灰の大量使用が可能な低スランプ硬練り水硬性組成物を提供する。
【解決手段】 産業廃棄物であるPS灰を配合した超硬練りの即脱可能なコンクリートにより、保水性ブロックを製造する。セメントともに用いる単位PS灰量は100~300kg/m3とする。その他、吸水性の高いパーライトくずなどを配合する。中空ブロック製品への適用においては、超硬練りの即脱可能なコンクリートとして、単位セメント量が280~320kg/m3、かつ単位PS灰量が160~240kg/m3となるようにPS灰を配合することにより、高い製品強度が得られる。

従来技術、競合技術の概要


ペーパースラッジとは、製紙原料のうち紙にできなかった微細繊維や、タルク、カオリンなどの填料、および古紙混入異物などからなる製紙汚泥である。このペーパースラッジを焼却した灰がペーパースラッジ灰(以下、PS灰という)である。一般的にPS灰は、製紙会社から最も多く排出される廃棄物であり、PS灰の再資源化は大変重要である。



これまでのPS灰の再資源化の例としては、土壌改良材、セメント原料、製鉄保温材などへの利用が知られている。そのようなPS灰の再資源化に関する従来技術としては、特許文献1、2記載の発明などがある。



産業廃棄物としてのPS灰の大量使用の目的で、PS灰をモルタルあるいはコンクリートに大量に混入することを考えた場合、PS灰は吸水率が高いため流動性の低下が問題となる。そこで、本願の発明者らは、低スランプ硬練り水硬性組成物、特にいわゆる即脱可能なスランプゼロの超硬練りコンクリートへの適用の可能性を検討した。



その場合のコンクリート製品としての適用対象としては、例えば中空ブロックやPS灰の吸水性を活かした保水性ブロックへの適用が考えられる。



保水性ブロックは、道路舗装材などとして用いられており、透水性ブロックのように雨天時、雨水を吸い込むため、水溜りができず快適な歩行が可能であるだけでなく、水を保持する機能があるため、晴天時に水分を放出することにより、路面の温度を下げ、これにより、ヒートアイランド現象を緩和し、熱帯夜を低減するという効果がある。



そのような保水性ブロックに関する従来技術としては、特許文献3、4、5記載の発明などがある。




【特許文献1】特許2742898号公報

【特許文献2】特開2005-344031号公報

【特許文献3】特開2003-146772号公報

【特許文献4】特開2003-268706号公報

【特許文献5】特開2005-035801号公報

【非特許文献1】安田浩二、「下水汚泥溶融スラグを細骨材として用いたコンクリートの諸性状改良に関する研究」、宇都宮大学卒業論文、2004年

産業上の利用分野


本発明は、道路舗装材などとして用いられるとしての保水性に優れた保水性ブロックおよびその製造に適したペーパースラッジ灰を用いた低スランプ硬練り水硬性組成物に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
セメント、パーライトくずおよびペーパースラッジ灰が配合された超硬練りの即脱可能なコンクリートからなる多孔質の保水性ブロックであって、絶乾状態のブロック全体を水中に浸して24時間吸水させた後の単位体積当たりの保水量が0.15g/cm3以上、絶乾状態のブロックの下端部を水に浸し30分経過した後のブロックの質量M30と十分に湿潤状態としたときのブロックの質量MCWの比の百分率(M30/MCW)×100%としての吸上げ高さが70%以上、曲げ強度が3N/mm2以上であり、十分に湿潤状態とした状態から100~110℃で加熱して絶乾状態となるまでの湿潤-絶乾時間が48時間以上であることを特徴とする保水性ブロック。

【請求項2】
前記コンクリート中の単位パーライトくず量が300kg/m3以上であることを特徴とする請求項記載の保水性ブロック。

【請求項3】
前記コンクリート中の単位セメント量が150kg/m3以上、かつ単位ペーパースラッジ灰量が100~300kg/m3の範囲であることを特徴とする請求項1記載の保水性ブロック。

【請求項4】
前記コンクリート中の単位セメント量が280~320kg/m3、かつ単位ペーパースラッジ灰量が160~240kg/m3であることを特徴とする請求項1記載の保水性ブロック。

【請求項5】
単位セメント量が280~320kg/m3、かつ単位ペーパースラッジ灰量が160~240kg/m3の範囲でペーパースラッジ灰を配合したことを特徴とする低スランプ硬練り水硬性組成物。
産業区分
  • 窯業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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