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ピリドピリミジン骨格とステロイド骨格を内蔵する融合化合物及びその製造方法 コモンズ

国内特許コード P110005259
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2003-337640
公開番号 特開2005-104868
登録番号 特許第3972103号
出願日 平成15年9月29日(2003.9.29)
公開日 平成17年4月21日(2005.4.21)
登録日 平成19年6月22日(2007.6.22)
発明者
  • 永松 朝文
出願人
  • 学校法人岡山大学
発明の名称 ピリドピリミジン骨格とステロイド骨格を内蔵する融合化合物及びその製造方法 コモンズ
発明の概要

【課題】
適応範囲の広いピリドピリミジン骨格とステロイド骨格を内蔵する融合化合物の簡便な合成方法を見いだすとともに、該方法によって得られる有用な化合物を提供する。
【解決手段】
本発明により、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-2’-フェニル-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-4’(8’)-オン類、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類、及び5’-デアザ-17β-ヒドロキシアンドロスト-2,4-ジエノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類並びにそれらの製造方法が提供された。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


新薬物活性分子設計として、ピリドピリミジン(デアザフラビン、デアザプテリジン又はデアザイソアロキサジン等)類とステロイド類のような現存する2つの異なる生理・薬理活性化合物を構造的に内蔵する融合化合物の合成はこれまで全く行われていないのが現状である。



類似の骨格を有する化合物として、プテリジン骨格とステロイド骨格を内蔵する融合化合物が公知であるが、合成方法が煩雑で収率も低く(非特許文献1)、また、合成中間体として不安定なステロイドのモルフォリンやピペリジンのエナミン誘導体を用いるため(非特許文献2)、一般合成方法としては有用でない。




【非特許文献1】S. P. Raman, Z. F. Chmielewicz, T. J. Bardos, R. B. Gabbard, and A. Segaloff, J. Med. Chem., 7, 678 (1964)

【非特許文献2】F. Yoneda, S. Fukazawa, and S. Nishigaki, Chem. Pharm. Bull., 20, 1428 (1972)

産業上の利用分野


本発明は、創薬の分野におけるリード化合物として、ピリドピリミジン類とステロイド類のような現存する2つの異なる生理・薬理活性化合物を構造的に内蔵する新規な融合化合物及びその製造方法に関する。すなわち、ピリドピリミジン骨格とステロイド骨格を内蔵した融合化合物である、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-2’-フェニル-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-4’(8’)-オン類、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類及び5’-デアザ-17β-ヒドロキシアンドロスト-2,4-ジエノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類並びにそれらの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】

【化学式1】



(式中、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-2’-フェニル-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-4’(8’)-オン類。

【請求項2】
前記置換フェニル基は、アルキル置換フェニル基、アルコキシ置換フェニル基、ハロゲン置換フェニル基、4-アミノフェニル基、4-ヒドロキシフェニル基、4-ニトロフェニル基、3,4-メチレンジオキシフェニル基及び4-カルボキシフェニル基からなる群より選択されることを特徴とする、請求項1記載の5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-2’-フェニル-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-4’(8’)-オン類。

【請求項3】
前記アルキル置換フェニル基は、4-メチルフェニル(トリル)で代表されるアルキル置換フェニル基であり、前記アルコキシ置換フェニル基は、4-メトキシフェニルで代表される炭素数1~5のアルコキシを有するアルコキシ置換基であり、前記ハロゲン置換フェニル基は、2-クロロフェニル、4-ブロモフェニル及び4-フルオロフェニルからなる群より選択されることを特徴とする、請求項2記載の5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-2’-フェニル-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-4’(8’)-オン類。

【請求項4】

【化学式2】



(式中、Rは水素または炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基を示し、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類。

【請求項5】
前記置換フェニル基は、アルキル置換フェニル基、アルコキシ置換フェニル基、ハロゲン置換フェニル基、4-アミノフェニル基、4-ヒドロキシフェニル基、4-ニトロフェニル基、3,4-メチレンジオキシフェニル基及び4-カルボキシフェニル基からなる群より選択されることを特徴とする、請求項4記載の5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類。

【請求項6】
前記アルキル置換フェニル基は、4-メチルフェニル(トリル)で代表されるアルキル置換フェニル基であり、前記アルコキシ置換フェニル基は、4-メトキシフェニルで代表される炭素数1~5のアルコキシを有するアルコキシ置換基であり、前記ハロゲン置換フェニル基は、2-クロロフェニル、4-ブロモフェニル及び4-フルオロフェニルからなる群より選択されることを特徴とする、請求項5記載の5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類。

【請求項7】

【化学式3】



(式中、Rは水素または炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基を示し、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される、5’-デアザ-17β-ヒドロキシアンドロスト-2,4-ジエノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類。

【請求項8】
前記置換フェニル基は、アルキル置換フェニル基、アルコキシ置換フェニル基、ハロゲン置換フェニル基、4-アミノフェニル基、4-ヒドロキシフェニル基、4-ニトロフェニル基、3,4-メチレンジオキシフェニル基及び4-カルボキシフェニル基からなる群より選択されることを特徴とする、請求項7記載の5’-デアザ-17β-ヒドロキシアンドロスト-2,4-ジエノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類。

【請求項9】
前記アルキル置換フェニル基は、4-メチルフェニル(トリル)で代表されるアルキル置換フェニル基であり、前記アルコキシ置換フェニル基は、4-メトキシフェニルで代表される炭素数1~5のアルコキシを有するアルコキシ置換基であり、前記ハロゲン置換フェニル基は、2-クロロフェニル、4-ブロモフェニル及び4-フルオロフェニルからなる群より選択されることを特徴とする、請求項8記載の5’-デアザ-17β-ヒドロキシアンドロスト-2,4-ジエノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類。

【請求項10】

【化学式4】



(式中、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される化合物と式
【化学式5】



で表される2-ヒドロキシメチレンアンドロスタノロンを反応させた後、縮合閉環することにより式
【化学式6】



(式中、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される化合物を得ることを特徴とする、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-2’-フェニル-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-4’(8’)-オン類の製造方法。

【請求項11】

【化学式7】



(式中、Rは水素または炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基を示し、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される化合物と式
【化学式8】



で表される2-ヒドロキシメチレンアンドロスタノロンを反応させた後、縮合閉環することにより式
【化学式9】



(式中、Rは水素または炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基を示し、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される化合物を得ることを特徴とする、5’-デアザ-17β-ヒドロキシ-5α-アンドロスト-2-エノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類の製造方法。

【請求項12】

【化学式10】



(式中、Rは水素または炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基を示し、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される化合物と式
【化学式11】



で表される2-ヒドロキシメチレンテストステロンを反応させた後、縮合閉環することにより式
【化学式12】



(式中、Rは水素または炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基を示し、Rは炭素数1~8の直鎖状、分岐鎖状もしくは環状の低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を示す。)で表される化合物を得ることを特徴とする、5’-デアザ-17β-ヒドロキシアンドロスト-2,4-ジエノ[2,3-]プテリジン-2’,4’(3’,8’)-ジオン類の製造方法。
産業区分
  • 有機化合物
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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