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脳の冷却装置及びこれに用いる流体注入装置 コモンズ 実績あり 外国出願あり

国内特許コード P110005261
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2004-102719
公開番号 特開2005-287548
登録番号 特許第3702295号
出願日 平成16年3月31日(2004.3.31)
公開日 平成17年10月20日(2005.10.20)
登録日 平成17年7月29日(2005.7.29)
発明者
  • 武田 吉正
  • 森田 潔
出願人
  • 学校法人岡山大学
発明の名称 脳の冷却装置及びこれに用いる流体注入装置 コモンズ 実績あり 外国出願あり
発明の概要


【課題】 短時間で脳の皮質下組織までを充分に冷却することができる脳の冷却装置を提供すること。
【解決手段】 生体の気道を確保可能なチューブ本体2と、このチューブ本体2の外周部に設けられ、内部に冷却された流体を収容可能な咽頭部カフ5と、この咽頭部カフ5に対して流体を注入・排出可能な注排出部6とを備え、上記咽頭部カフ5は、流体の注入・排出に応じて膨張・収縮するように可撓性を有し、チューブ本体2により生体の気道が確保された状態で流体が注入された場合に、膨張した収容部が生体の咽頭部Tに密着するように構成されている。
【選択図】 図4

従来技術、競合技術の概要


人体等の生体において、心停止のように呼吸機能や循環機能が不全な状態(以下、心停止状態と称す)になると、脳に対する酸素供給量が不足することになり、この酸素供給量の不足は、脳細胞を死滅させる、いわゆる虚血性神経細胞障害の要因となることが知られている。



一方、心停止状態にある生体に対しては、人工呼吸等、心停止状態から蘇生するための処置が施されることになるが、この処置によって生体が心停止状態から蘇生した場合であっても、上記虚血性神経細胞障害により脳に後遺症が残ってしまうおそれがある。



このような事情に鑑みて、近年では心停止状態にある生体の体温を低下させることにより、脳を冷却して、虚血性神経細胞障害の発生を抑制する治療法、低体温療法が提唱されている。



この低体温療法は、虚血発生後、早期に施行するほど効果的であるが、時間経過とともに治療効果は急速に低減する。



上記低体温療法では、内部に冷却液が循環するブランケット等によって全身を包み込むようにして生体の体温を低下させる方法や、例えば特許文献1に開示されるように、内部に冷却液が循環する覆体を生体の頭部に被せることにより直接頭部を冷却する方法が採られている。

【特許文献1】特開2000-60890

産業上の利用分野


本発明は、脳の冷却装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
経口又は経鼻挿入することにより、生体の気道を確保可能な管状部材と、
この管状部材の外周部に装着されるものであって、内部に冷却された流体を収容可能な収容部と、
この収容部に対して流体を注入・排出可能な注排出部とを備え、
上記収容部は、流体の注入・排出に応じて膨張・収縮するように可撓性を有し、管状部材により生体の気道が確保された状態で流体が注入された場合に、膨張した収容部が生体の咽頭部に密着するように構成されていることを特徴とする脳の冷却装置。

【請求項2】
請求項1に記載の脳の冷却装置において、上記収容部は、管状部材の外周部を周方向で囲繞するように構成されていることを特徴とする脳の冷却装置。

【請求項3】
請求項2に記載の脳の冷却装置において、上記収容部は、管状部材に対してその長手方向に沿って外装された可撓性チューブが、長手方向の2箇所で管状部材の外周面と周方向に沿って接合されることにより形成され、これら接合部間において、可撓性チューブと管状部材との間に流体を収容するように構成されていることを特徴とする脳の冷却装置。

【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の脳の冷却装置において、上記管状部材の先端外周部には、注排出部から注入された流体を収容して膨張可能なカフが設けられている一方、上記収容部は、カフに注入された流体を受入可能となるようにカフに連結されているとともに、当該カフから管状部材の軸線方向に沿って当該管状部材の基端部側へ延びていることを特徴とする脳の冷却装置。

【請求項5】
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の脳の冷却装置において、上記管状部材は、経口挿入され、その先端部が生体の食道と気管との分岐部まで挿入される喉頭部マスクのチューブ本体であることを特徴とする脳の冷却装置。

【請求項6】
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の脳の冷却装置において、上記管状部材は、経口又は経鼻挿入され、その先端部が生体の気管内まで挿入される気管内チューブのチューブ本体であることを特徴とする脳の冷却装置。

【請求項7】
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の脳の冷却装置において、上記管状部材は、経鼻挿入される経鼻エアウェイのチューブ本体であることを特徴とする脳の冷却装置。

【請求項8】
請求項1乃至請求項7の何れかに記載の脳の冷却装置に対して流体を注入可能な流体注入装置であって、上記注排出部に対して装着可能な排出部を有し、この排出部から排出可能となるように流体を収容する流体収容部と、この流体収容部内の流体を冷却可能な冷却部とを備えていることを特徴とする流体注入装置。

【請求項9】
請求項8に記載の流体注入装置において、上記冷却部は、流体収容部の外部を囲繞するように配設され、内部に冷媒を充填可能な冷媒収容部を備え、冷媒の冷熱を流体収容部へ伝達することにより、流体を冷却するように構成されていることを特徴とする流体注入装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004102719thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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