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ビリルビン変性器及びビリルビン透析装置 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P110005278
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2005-194414
公開番号 特開2007-007292
登録番号 特許第4899040号
出願日 平成17年7月1日(2005.7.1)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
登録日 平成24年1月13日(2012.1.13)
発明者
  • 武田 吉正
  • 森田 潔
出願人
  • 学校法人岡山大学
発明の名称 ビリルビン変性器及びビリルビン透析装置 コモンズ 外国出願あり
発明の概要

【課題】感染症や血液凝固などのリスクができるだけ小さいとともに、肝機能障害者への身体的、時間的、経済的な負担がより少ないビリルビンの低減化手段を提供する。
【解決手段】内蔵した中空糸で血液の透析を行う透析用カラムを有する透析部と、この透析部での透析に用いる輸液を供給する輸液供給部と、前記透析部に血液を送給するとともに、前記透析部で透析された血液を返送する血液循環部を備え、前記透析部には前記中空糸に緑色光を照射する照射手段を設けて、記中空糸に前記緑色光を照射して前記中空糸内を流れる血液中の脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンに変性させて輸液に溶出させる。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


体内において赤血球中のヘモグロビンが分解されることによって生じるビリルビンは、通常、脂溶性ビリルビンとなっており、この脂溶性ビリルビンは肝臓において水溶性ビリルビンへと変性処理されている。そして、水溶性ビリルビンは腎臓において血液中から老廃物として濾し取られ、体外に排出されている。



したがって、肝臓の機能低下あるいは機能不能が生じた場合には、脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンへと変性させることができず、体内に脂溶性ビリルビンが蓄積されていわゆる黄疸の症状が現れることとなるので、脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンへと変性させる治療または処置が必要となっている。



脂溶性ビリルビンは、450nm~530nmの緑色光の照射によって水溶性ビリルビンへと変性可能であることが知られており、脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンへと変性させる機能が低下した肝機能障害者に緑色光を照射可能とした光源を用いて緑色光を照射し、皮膚を透過した緑色光によって血液中の脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンに変性させる装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。



ただし、成人の場合には体重当たりの体表面積が小さいために緑色光の照射による脂溶性ビリルビンの水溶性ビリルビンへの変性効率が極めて悪く、現実性のあるビリルビンの低減方法ではなかった。



そこで、現状では、血液中の血漿を交換することによってビリルビン濃度を低減させる血漿交換や、ビリルビン吸着カラムを用いたビリルビンの吸着除去によってビリルビン濃度を低減させるビリルビン吸着が行われており、さらに他の方法として、肝機能障害者から血液の一部を抜き出して、血液に緑色光を直接的に照射し、その後、その血液を体内に戻すように循環させながら水溶性ビリルビンへの変性を行う装置も提案されている。

【特許文献1】特開平09-038221号公報

【特許文献1】特開2004-358243号公報

産業上の利用分野


本発明は、肝臓の機能低下あるいは機能不能に起因して脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンへと変性させる機能が低下した肝機能障害者の血液処理に用いるビリルビン変性器及びビリルビン透析装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】 [手続補正20110520]  血液に緑色光を照射して血液中の脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビン変性させるビリルビン変性器において、 光源と、 前記血液を流す複数の中空糸と、 この中空糸に沿って設けられ、前記光源から照射された前記緑色光を導いて前記中空糸に照射する複数の透光性繊維体または透光性平板体と、 前記中空糸と前記透光性繊維体または前記透光性平板体とを備え、端部に第1端部フレームと第2端部フレームが装着されたフレームとを装備し、 前記フレームに前記血液の透析に用いる輸液を送給しながら前記透光性繊維体または前記透光性平板体から前記中空糸に前記緑色光を照射して、前記血液を透析するとともに前記水溶性ビリルビンを前記輸液に溶出させることを特徴とするビリルビン変性器。
【請求項2】 [手続補正20110520]  内蔵した中空糸で血液の透析を行う透析用カラムを有する透析部と、この透析部での透析に用いる輸液を供給する輸液供給部と、前記透析部に前記血液を送給するとともに、前記透析部で透析された前記血液を返送する血液循環部とを備え、前記透析部に設けた照射手段により、前記中空糸内の血液に緑色光を照射して前記血液中の脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンに変性させて輸液に溶出させるようにしたビリルビン透析装置であって、 前記照射手段は、光源と、この光源から照射された前記緑色光を前記中空糸に向けて照射するように照射方向を調整する多角柱状のミラー体とを備え、 前記ミラー体で反射された前記緑色光を前記中空糸に向けて照射することを特徴とするビリルビン透析装置。
【請求項3】 [手続補正20110520]  前記照射手段は、前記多角柱状のミラー体を回転操作する回転操作部を更に備え、 前記ミラー体は、前記中空糸の伸延方向に直交する方向の中心軸に設けた回転軸を有し、この回転軸を前記回転操作部により所定の角速度で回転駆動させ、前記ミラー体を回転させることにより、当該ミラー体で反射された前記緑色光による照射領域を前記中空糸の伸延方向に走査させることを特徴とする請求項2記載のビリルビン透析装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005194414thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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