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X線撮影器具挿入装置 コモンズ

国内特許コード P110005306
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2006-220724
公開番号 特開2008-043479
登録番号 特許第5017641号
出願日 平成18年8月11日(2006.8.11)
公開日 平成20年2月28日(2008.2.28)
登録日 平成24年6月22日(2012.6.22)
発明者
  • 勝田 稔三
  • 井内 洋介
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 X線撮影器具挿入装置 コモンズ
発明の概要

【課題】X線撮影に用いるX線フィルムを収容した薄板状のカセッテなどのX線撮影器具を、ベッドに伏臥した患者とベッドとの間に挿入するX線撮影器具挿入装置において、スムーズに挿入可能で、洗浄処理しやすいX線撮影器具挿入装置を提供する。
【解決手段】カセッテなどのX線撮影器具が収容される収容部を備えた上部基体と、この上部基体と平行に配置される下部基体と、上部基体に装着した無端状の上部帯状ベルトと、下部基体に装着した無端状の下部帯状ベルトとを備え、上部基体と下部基体とを互いに重ね合わせて上部帯状ベルトと下部帯状ベルトとを当接させ、下部基体を下としてベッド上面に載置し、患者とベッドとの間への挿入にともなって下部帯状ベルトを回転させるとともに、上部帯状ベルトを下部帯状ベルトとは逆方向に回転させて、上部帯状ベルトで上部基体の上面側に患者を案内するようにしてX線撮影器具を挿入するX線撮影器具挿入装置とする。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要

従来、病院等の医療施設においては、手術直後であったり、あるいは重傷を負ったりしたことにより自分自身で身体を動かせない患者や、意識のない患者に対して所定部位のX線写真の撮影が必要となる場合があり、このような場合には、患者をベッドに伏臥させたままでX線写真の撮影を可能とした装置が用いられている。

この装置でX線写真の撮影を行う場合には、通常、ベッドに伏臥した患者とベッドとの間にX線フィルムまたはプレート状の線量計を収容した薄板状のカセッテを挿入するとともに、患者の上方にX線管を配置して、X線の照射を行っている。なお、最近では、X線フィルムの代わりに、X線を光電変換するセンサを収容したディテクタが用いられることもある。

このとき、ベッドに伏臥した患者とベッドとの間にカセッテを挿入する作業は、複数名の介助者を必要とする作業となっていた。

すなわち、このようなX線写真の撮影が行われる場合には、体幹部分の撮影を行う場合がほとんどであるとともに、撮影される患者は自分自身では身体を動かすことができないので、患者とベッドとの間にカセッテを挿入する際には、介助者が患者の体幹部分を持ち上げる必要があった。

この場合、一人の介助者では患者を安全に持ち上げることが極めて困難であって、患者の持ち上げに二人以上の介助者が必要であり、さらに、所定位置にカセッテを挿入するための介助者が必要であって、最低でも3人以上の介助者が必要となっていた。このことは、カセッテではなく、ディテクタを使用した場合でも同様である。

そこで、できるだけ簡便にカセッテを患者とベッドとの間に挿入する方法として、カセッテの挿入装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。

この挿入装置は、カセッテを収容する矩形状の収容部と、この収容部の左右側にそれぞれ配置したクローラ状のベルト部とを備えているものである。

特に、ベルト部では、収容部の側縁に沿って前後方向に長手状に配置した第1ベルトと第2ベルトとを上下に重ねて配置し、第1ベルトと第2ベルトとを互いに当接させ、第1ベルトの回転にともなって第2ベルトを第1ベルトの回転方向とは逆方向に従動回転させる構成としている。

したがって、ベッドの上面に沿って挿入装置を押し進めると、第1ベルトが前転するとともに第2ベルトが後転し、この第2ベルトによって患者を挿入装置上に移送することとなって、極めて簡単に患者とベッドとの間にカセッテを挿入可能となっている。

【特許文献1】特開2003-061943号公報

産業上の利用分野

本発明は、X線撮影に用いるX線フィルムを収容した薄板状のカセッテ、または、X線の線量を記録するプレート状の線量計を収容したカセッテ、若しくはX線を光電変換するセンサを収容したディテクタからなるX線撮影器具を、ベッドに伏臥した患者とベッドとの間に挿入するX線撮影器具挿入装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
X線管から照射されたX線に反応する受感体を収容した平板状のX線撮影器具を、ベッドに伏臥した患者と前記ベッドとの間に挿入するX線撮影器具挿入装置において、
前記X線撮影器具が収容される収容部を備えた平板状の上部基体と、
この上部基体と平行に配置される平板状の下部基体と、
前記上部基体の周面に沿って回転自在に前記上部基体に装着した無端状の上部帯状ベルトと、
前記下部基体の周面に沿って回転自在に前記下部基体に装着した無端状の下部帯状ベルトと、
を備え、
前記上部基体と前記下部基体とを上下に重ね合わせることにより前記上部帯状ベルトと前記下部帯状ベルトとを当接させて、前記上部基体及び前記下部基体の、前記上部帯状ベルト及び下部帯状ベルトによって被覆されていない側面部分に連結金具を装着して、前記上部基体と前記下部基体とを一体化し、前記下部基体を下として前記ベッド上面に載置して前記患者と前記ベッドとの間に挿入し、
前記上部基体は、前記上部帯状ベルトの周回方向上の側面とは異なる側面に、前記収容部に挿入する前記X線撮影器具を差し替え可能とした挿入口を有し、
前記連結金具は、ハンドル部が接続された2つのU字状及び当該ハンドル部が接続されていない2つのU字状の連結金具からなり、
前記ハンドル部が接続された2つのU字状の連結金具は、前記上部基体と前記下部基体の前記患者と前記ベッドとの間に挿入する方向の後端側の左右側の側面それぞれに装着されるとともに、当該連結金具のうち前記挿入口を有する側面に装着された連結金具は前記挿入口を塞がない位置に装着され、
前記ハンドル部が接続されていない2つのU字状の連結金具は、前記上部基体と前記下部基体の前記患者と前記ベッドとの間に挿入する方向の先端側の左右側の側面それぞれに装着されるとともに、当該連結金具のうち前記挿入口を有する側面に装着された連結金具は前記挿入口を塞がない位置に装着されることを特徴とするX線撮影器具挿入装置。
産業区分
  • 治療衛生
  • 写真映画
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006220724thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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