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低抗原性のHBsAg粒子及びその作製法 コモンズ

国内特許コード P110005388
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2008-528881
登録番号 特許第5147697号
出願日 平成19年8月9日(2007.8.9)
登録日 平成24年12月7日(2012.12.7)
国際出願番号 JP2007065646
国際公開番号 WO2008018555
国際出願日 平成19年8月9日(2007.8.9)
国際公開日 平成20年2月14日(2008.2.14)
優先権データ
  • 特願2006-220346 (2006.8.11) JP
発明者
  • 山田 一朗
  • 妹尾 昌治
  • 多田 宏子
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 低抗原性のHBsAg粒子及びその作製法 コモンズ
発明の概要

本発明は、より抗原性/免疫原性の低い中空ナノ粒子及びその構成タンパク質、該タンパク質を構成要素とする粒子並びにその調製法を提供する。具体的には、本発明は、Sポリペプチド部分を含むヒトB型肝炎ウィルス表面抗原タンパク質(HBsAg)において、該Sポリペプチド部分の少なくとも105位~148位のアミノ酸を欠失していることを特徴とする、HBsAgタンパク質改変体に関する。

従来技術、競合技術の概要


近年医学の分野において、目的細胞あるいは目的組織に対して特異的に薬剤等の有効成分を運搬し目的箇所のみで作用発現させる事を目的とするドラッグデリバリーシステム(DDS)が注目されている。我々は目的細胞あるいは目的組織に対して特異的に薬剤を送達しうる有効なDDSとして、粒子形成能を有するタンパク質に生体認識部位が導入された中空ナノ粒子を用いて、目的とする細胞や組織に物質を特異的かつ安全に運搬する方法を提案してきた(特許文献1~4)。



しかし、この中空ナノ粒子を形成するタンパク質として利用しているウィルス外皮タンパク質は、人体内に投与された時ウィルス同様の抗原性と抗体誘導能を示してしまう。そのため、1)該ウィルス感染患者や該ウィルスワクチン投与によりすでに抗ウィルス抗体を保有している患者では、投与された中空ナノ粒子が抗ウィルス抗体により中和されるために、2)中空ナノ粒子を連続投与した場合には、自身に対する抗体が誘導されてその抗体により中和されるために、投与された中空ナノ粒子が目的とする薬剤送達能を発揮できない可能性がある。さらに、副作用としてアナフィラキシーの懸念も排除できない。そのため、この抗原性および免疫原性の克服は、中空ナノ粒子の医薬応用のための課題となっていた。

【特許文献1】WO03/82344

【特許文献2】特開2003-286198

【特許文献3】特開2004-2313

【特許文献4】WO03/82330

産業上の利用分野


本発明は、低抗原性のHBsAg粒子及びその作製法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】トB型肝炎ウイルス表面抗原タンパク質(HBsAg)のC末端の54個のポリペプチド及びSポリペプチド部分の105位~154位のアミノ酸欠失しており、前記105位~154位のアミノ酸が欠失した部位にPro-Aspリンカーペプチドを有することを特徴とする、HBsAgタンパク質改変体。
【請求項2】前記HBsAgタンパク質改変体がさらに細胞認識部分を含む、請求項1に記載のHBsAgタンパク質改変体。
【請求項3】請求項1又は2に記載のHBsAgタンパク質改変体を構成要素とする、HBsAg中空粒子。
【請求項4】請求項1又は2に記載のHBsAgタンパク質改変体をコードする遺伝子を含む発現ベクターを真核生物細胞に導入して該細胞を形質転換し、得られた形質転換細胞を培養し、請求項に記載のHBsAg粒子を回収することを特徴とする、HBsAg粒子の製造方法。
【請求項5】請求項に記載のHBsAg中空粒子の内部に、DNA、RNA、タンパク質、脂質、糖質、標識物質、薬物、細胞内で機能し得る生理活性物質からなる群から選ばれる少なくとも1種の物質を有する物質運搬体。
産業区分
  • 有機化合物
  • 薬品
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008528881thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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