TOP > 国内特許検索 > イメージスケール作成方法、その装置、及びイメージスケール作成プログラム

イメージスケール作成方法、その装置、及びイメージスケール作成プログラム コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P110005409
整理番号 KG0069-JP01
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2008-214048
公開番号 特開2010-049548
登録番号 特許第5303758号
出願日 平成20年8月22日(2008.8.22)
公開日 平成22年3月4日(2010.3.4)
登録日 平成25年7月5日(2013.7.5)
発明者
  • 藤澤 隆史
  • 長田 典子
出願人
  • 学校法人関西学院
発明の名称 イメージスケール作成方法、その装置、及びイメージスケール作成プログラム コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】刺激に対するイメージスケールを容易に作成する。
【解決手段】イメージスケール作成装置1は、複数のコード進行における各コード進行間のアンケートにより得られた印象情報及び該印象情報から得られた代表としての所要数の代表コード進行を受け付けて取り込むデータ取得部101と、代表コード進行に対して得られた複数の形容詞に対するアンケート評価結果を受け付けて取り込み、かつ因子得点算出部103で所要数の因子における因子得点に変換し、さらに該所要数の因子に基づくイメージスケールの空間上の座標値として算出する第1マッピング処理部104と、残りのコード進行の各々について各代表コード進行との印象情報と、イメージスケール上の各代表コード進行の座標値とから、残りのコード進行のそれぞれについてイメージスケールの空間上の座標値を算出する第2マッピング処理部105とを備えた。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


音楽は、環境やその場の雰囲気に大きく影響を与える。いかに優れた音楽であっても、周りの雰囲気と調和しなければ環境を台無しにすることもある。音楽の印象を定量化、尺度化できれば、環境やその場の雰囲気に相応しい音楽を効果的にデザインすることができると期待される。色に対する物差しであるカラーイメージスケールは、多くの業界の製品デザイン、マーケッティングに利用されている。一方、音楽等の感性情報の物差しとなるサウンドイメージスケールに対しても、オーディオ情報提供システム、音楽検索システム、自動作曲・編曲システム構築等のため、いくつかの検討がなされている。曲想など音楽の印象を決定する要素であるコード進行に対しても、コード進行と感性語の対応の対応付けがアンケート方式による因子分析によって検討されている。



非特許文献1には、コード進行のパターンと感性語の対応について、42個のコード進行パターンを準備し、それぞれに12個の形容詞対を用いてアンケートを行い、その結果から因子分析によってコード進行と感性語との関連性を感性空間上に表示したものが記載されている。



特許文献1には、商業空間や公共空間にBGM音楽を提供するべく、楽曲等の物理的特徴と印象空間座標値と書誌事項よりなるオーディオ情報と因子分析や主成分分析などを用いて決定される印象表現言語などを用いた入力インターフェースを有するオーディオ情報適用システムが提案されている。すなわち、商業空間の印象を表現する複数の言葉のうちの代表尺度に基づいて心理学的評価を施して商業空間用印象空間を定義し、次いで、オーディオ情報である楽曲を上記商業空間用印象空間を表す座標系に写像するための写像関数を決定する。サンプルとなる複数の楽曲について、上記商業空間イメージの主観評価の場合と同一の代表尺度と評価者によって主観評価を行い、上記商業空間用印象空間を表す座標系における印象空間座標値を算出し、一方、これらサンプルとなる複数の楽曲の物理的特徴を算出する。算出された印象空間座標値と物理的特徴との関係から、楽曲を商業空間用印象空間を表す座標系に写像するための写像関数を重回帰分析などの数学的手法を用いることにより決定するものである。



非特許文献2には、音楽作品の感情価による分類分析の試みが記載されている。すなわち、対象曲の全てに対するアンケート結果に対して、形容詞の妥当性を検証するべく因子分析法で共通因子を抽出してクラスタリングを行い、次に、個人差を考慮するべく、感情価に基づく個人の分類を行うものが記載されている。

【特許文献1】特開2002-333892号公報

【非特許文献1】木村真理、山中信一、徳丸正孝、村中徳明、今西茂著、“コード進行のパターンと感性語の対応について”,A-15-21,P299,2000年電子情報通信学会総合大会

【非特許文献2】岸原万梨子、辻光宏著、“音楽作品の感情価による分類分析のこころみ”,P37~P38,2006年,日本計算機統計学会大会論文集

産業上の利用分野


本発明は、因子分析法に多次元尺度法を適用して多数の刺激をイメージスケールにマッピングするイメージスケール作成技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数の刺激における各刺激間の類似性に関する、第1ステップとしてのアンケートにより得られた印象情報であって所定段階で示される距離情報、及び前記複数の刺激のうちから選出された代表としての所要数の代表刺激の情報が記憶される刺激情報記憶部と前記代表刺激に対して得られた複数の形容詞に対する、第2ステップとしてのアンケートにより得られた、所定段階で示されるアンケート評価結果が記憶される第2ステップ処理情報記憶部とを備え、
因子得点算出部が、前記第2ステップ処理情報記憶部から、前記複数の形容詞に対する、所定段階で示されるアンケート評価結果を読み出して因子分析法を適用して所要数の因子における因子得点を算出し、
第1のマッピング処理部が、前記因子得点から、因子項目を軸としたイメージスケール上の座標値を算出し、
第2マッピング処理部が、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、前記各代表刺激との、所定段階で示される距離情報と、前記第1のマッピング処理部によって得られた前記イメージスケール上の前記各代表刺激の座標値とから、前記残りの刺激のそれぞれについて前記イメージスケール上の座標値を算出するもので、
前記第2マッピング処理部は、前記刺激情報記憶部に記憶された、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について前記各代表刺激との、所定段階で示される距離情報dm[1],dm[2],・・,dm[k],・,dm[n](m:残りの刺激の番号、n:代表刺激の番号)と、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、前記イメージスケール上でスケール軸毎に所定間隔ずつ順次ずらして設定される仮想座標値と前記イメージスケールの空間上の前記各代表刺激の座標値との距離di[1],di[2],・・,di[k],・,di[n](i:仮想座標値の設定の番号)とを求め、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、dm[k]とdi[k]との差分をk=1~nについて総和し、かつこの総和を各仮想座標値の数であるi個求め、i個の総和のうち最小となるときの仮想座標値を該残りの刺激の前記イメージスケール上の座標値とすることを特徴とするイメージスケール作成方法。

【請求項2】
全ての刺激の座標値を用いて前記イメージスケール上に全刺激値をマッピングすることを特徴とする請求項1に記載のイメージスケール作成方法。

【請求項3】
前記複数の形容詞の前記因子に対する負荷量を算出し、得られた各因子の負荷量を用いて、前記複数の形容詞を前記イメージスケール上にマッピングすることを特徴とする請求項2に記載のイメージスケール作成方法。

【請求項4】
前記刺激は、楽音のコード進行であり、前記距離情報は、2つの前記コード進行間の類似度合いについての前記所定段階で示される情報であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のイメージスケール作成方法。

【請求項5】
複数の刺激における各刺激間の類似性に関する、第1ステップとしてのアンケートにより得られた印象情報であって所定段階で示される距離情報、及び前記複数の刺激のうちから選出された代表としての所要数の代表刺激の情報が記憶される刺激情報記憶部
前記代表刺激に対して得られた複数の形容詞に対する、第2ステップとしてのアンケートにより得られた、所定段階で示されるアンケート評価結果が記憶される第2ステップ処理情報記憶部、
前記第2ステップ処理情報記憶部から、前記複数の形容詞に対する、所定段階で示されるアンケート評価結果を読み出して因子分析法を適用して所要数の因子における因子得点を算出する因子得点算出部、
前記因子得点から、因子項目を軸としたイメージスケール上の座標値を算出する第1のマッピング処理部、
前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、前記各代表刺激との、所定段階で示される距離情報と、前記第1のマッピング処理部によって得られた前記イメージスケール上の前記各代表刺激の座標値とから、前記残りの刺激のそれぞれについて前記イメージスケール上の座標値を算出する第2マッピング処理部として、コンピュータを機能させるもので
前記第2マッピング処理部は、前記刺激情報記憶部に記憶された、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について前記各代表刺激との、所定段階で示される距離情報dm[1],dm[2],・・,dm[k],・,dm[n](m:残りの刺激の番号、n:代表刺激の番号)と、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、前記イメージスケール上でスケール軸毎に所定間隔ずつ順次ずらして設定される仮想座標値と前記イメージスケールの空間上の前記各代表刺激の座標値との距離di[1],di[2],・・,di[k],・,di[n](i:仮想座標値の設定の番号)とを求め、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、dm[k]とdi[k]との差分をk=1~nについて総和し、かつこの総和を各仮想座標値の数であるi個求め、i個の総和のうち最小となるときの仮想座標値を該残りの刺激の前記イメージスケール上の座標値とすることを特徴とするイメージスケール作成プログラム。

【請求項6】
複数の刺激における各刺激間の類似性に関する、第1ステップとしてのアンケートにより得られた印象情報であって所定段階で示される距離情報、及び前記複数の刺激のうちから選出された代表としての所要数の代表刺激の情報が記憶される刺激情報記憶部と
前記代表刺激に対して得られた複数の形容詞に対する、所定段階で示されるアンケート評価結果が記憶される第2ステップ処理情報記憶部と、
前記第2ステップ処理情報記憶部から、前記複数の形容詞に対する、第2ステップとしてのアンケートにより得られた、所定段階で示されるアンケート評価結果を読み出して因子分析法を適用して所要数の因子における因子得点を算出する因子得点算出部と、
前記因子得点から、因子項目を軸としたイメージスケール上の座標値を算出する第1のマッピング処理部と、
前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、前記各代表刺激との、所定段階で示される距離情報と、前記第1のマッピング処理部によって得られた前記イメージスケール上の前記各代表刺激の座標値とから、前記残りの刺激のそれぞれについて前記イメージスケール上の座標値を算出する第2マッピング処理部とを備え、
前記第2マッピング処理部は、前記刺激情報記憶部に記憶された、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について前記各代表刺激との、所定段階で示される距離情報dm[1],dm[2],・・,dm[k],・,dm[n](m:残りの刺激の番号、n:代表刺激の番号)と、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、前記イメージスケール上でスケール軸毎に所定間隔ずつ順次ずらして設定される仮想座標値と前記イメージスケールの空間上の前記各代表刺激の座標値との距離di[1],di[2],・・,di[k],・,di[n](i:仮想座標値の設定の番号)とを求め、前記代表刺激以外の残りの刺激の各々について、dm[k]とdi[k]との差分をk=1~nについて総和し、かつこの総和を各仮想座標値の数であるi個求め、i個の総和のうち最小となるときの仮想座標値を該残りの刺激の前記イメージスケール上の座標値とすることを特徴とするイメージスケール作成装置。
産業区分
  • 計算機応用
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2008214048thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close