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三叉神経固有知覚枝刺激装置 コモンズ

国内特許コード P110005570
整理番号 L0600033
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2007-092886
公開番号 特開2008-246040
登録番号 特許第4961558号
出願日 平成19年3月30日(2007.3.30)
公開日 平成20年10月16日(2008.10.16)
登録日 平成24年4月6日(2012.4.6)
発明者
  • 松尾 清
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 三叉神経固有知覚枝刺激装置 コモンズ
発明の概要

【課題】脳を強いパルス磁場で直接刺激するような大掛かりな治療装置を用いなくても、上眼瞼の神経を極弱く刺激するだけで、全身を覚醒させたり、緊張させたり、それを維持したりできる簡便で小型の装置を提供する。
【解決手段】三叉神経固有知覚枝刺激装置1は、ヒトの上眼瞼2上端を横走する三叉神経固有知覚枝6aを瞼2の表側で又は瞼2の内側で刺激する、直流電流を流す電極11a・11bと、電流を流して磁場を発生させるコイルとの少なくとも何れかの素子を、有している。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


自動車を長時間運転したり、単調な道路で運転し続けたりすると、緊張感が無くなって眠くなり易い。運転手は、居眠りを防止するのに、カフェインが含まれているコーヒーや紅茶を飲んだり、ガムを噛んだり、メントール等が含まれた清涼剤を舐めたりする。これらの方法は、神経を直接、刺激して眠気を醒ますのではなく、一時的な対処法に過ぎない。



頭蓋を開頭せずに、精神疾患や脳損傷による機能不全等を治療するのに、電磁石コイルを頭皮に載せ、瞬間的に大電流をコイルに流して強力なパルス磁場を生じさせ、脳内に渦電流を誘起させ、それによって脳や脳神経を直接、刺激して治療する磁気刺激治療装置が、用いられている。例えば、特許文献1に、この治療装置に用いられるもので同一面上に二つ並置する磁気刺激コイルが、開示されている。このような治療装置は、大電流をコイルに流し厚い頭蓋を越えて安全に深部の脳にパルス磁場を生じさせるために精密で大掛かりな制御器を必要とする。



本発明者は、上眼瞼上端を横走する末梢神経の三叉神経第一枝固有知覚枝を発見し、それが大脳皮質に到達していないにもかかわらず、電気や磁気で刺激されると、無意識的に、青班核を刺激して、覚醒させたり、緊張させたりすることを見出した。



脳や脳神経を刺激する治療のための前記の磁気刺激治療装置を用いて、三叉神経第一枝固有知覚枝のような末梢神経を刺激するのは、磁力が強力過ぎ、この神経のみならず眼球を損傷する恐れがあり、危険である。まして大掛かりな治療装置を、眠気醒ましのような治療外の用途に簡便に用いることもできない。




【特許文献1】特公平3-67423号公報

産業上の利用分野


本発明は、自動車の運転時等に、瞼の内側の神経である三叉神経固有知覚枝を電気又は磁気で刺激して覚醒させたり興奮させたりする三叉神経固有知覚枝刺激装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヒトの上眼瞼上端を横走する三叉神経第一枝固有知覚枝を瞼の表側又は瞼の内側において瞼の上で刺激することによって青斑核を刺激するだけの強度の電流又は磁場を発生させる素子を有するものであって、直流の前記電流を流す電極と、電流を流して前記磁場を発生させるコイルとの少なくとも何れか前記瞼の上のみへ前記三叉神経第一枝固有知覚枝の中枢側と末梢側との間で付される前記素子となっていることを特徴とする三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。

【請求項2】
前記素子が、前記瞼の表側に貼付されていることを特徴とする請求項1に記載の三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。

【請求項3】
前記ヒトの生体動態を検知するセンサーと、そのセンサーで検知した該生体動態の変化が平時でのその生体動態の変動域を超え眠気状態であることを弁別する弁別回路と、この回路に繋がり該弁別に応じてそこから発信される電流導通信号により前記電流を前記素子に流すスイッチ回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。

【請求項4】
前記生体動態が、体温、血流量、血圧、脈拍、心電波形、筋電波形、脳波波形、呼吸数、発汗、瞳の動き、瞳孔の大きさ、瞬き数、瞬きの間隔、姿勢の傾き、姿勢のずれ、上体運動、及び肢体運動から選ばれる少なくとも何れかであり、前記センサーが、その生体動態の変化を検知する温度センサー、流量計、圧力計、電極、カウンター、水分計、時間計測タイマー、カメラ、傾斜計、及び/又は重量計であることを特徴とする請求項3に記載の三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。

【請求項5】
タイマーにより又は手動で前記電流を前記素子に流すスイッチ回路を有することを特徴とする請求項1に記載の三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。

【請求項6】
前記電極が、前記三叉神経第一枝固有知覚枝の末梢側で負電極、それの中枢側で正電極とすることを特徴とする請求項1に記載の三叉神経固有第一枝知覚枝刺激装置。

【請求項7】
前記電極に、1~50mAの前記直流電流を流すことを特徴とする請求項1に記載の三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。

【請求項8】
前記コイルが、前記磁場を前記三叉神経第一枝固有知覚枝に向き前記磁場を発生させる単一又は複数であることを特徴とする請求項1に記載の三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。

【請求項9】
前記コイルが、1mT~3Tの前記磁場を発生させることを特徴とする請求項1に記載の三叉神経第一枝固有知覚枝刺激装置。
産業区分
  • 治療衛生
  • 自動車
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007092886thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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