TOP > 国内特許検索 > 熱変形を低減するための放熱構造を備えた機械装置

熱変形を低減するための放熱構造を備えた機械装置 コモンズ

国内特許コード P110005596
整理番号 H17-017-2
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2006-310484
公開番号 特開2007-160498
登録番号 特許第4792581号
出願日 平成18年11月16日(2006.11.16)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
登録日 平成23年8月5日(2011.8.5)
優先権データ
  • 特願2005-333146 (2005.11.17) JP
発明者
  • 小幡 文雄
  • 上原 一剛
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
発明の名称 熱変形を低減するための放熱構造を備えた機械装置 コモンズ
発明の概要

【課題】製造コストやランニングコストを増大させることなく、発熱源の発熱に起因する熱変形を有効に低減することができる機械装置を提供する。
【解決手段】機械装置には、複数の構成部品1と発熱源3とが設けられている。各構成部品1間には低熱伝導度材料からなる中間部材2が介設されている。後面に発熱源3が取り付けられた中央の構成部品1には、前後方向に伸び、構成部品1の前面に開口する穴部1aが設けられている。穴部1a内には、高熱伝導率材料で形成された放熱部材4が配設されている。放熱部材4の本体部4aは穴部1a内に収容されているが、先端部4bは構成部品1の前面から前方に突出し、機械装置外の空気に接触している。機械装置の外表面は、発熱源3が取り付けられた部分および放熱部材4が突出している部分を除けば、断熱性材料で形成された断熱部材5で覆われている。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


発熱源で発生する熱に起因する熱変形が問題となる機械装置の一つとして、金属からなる被削材と工具とを相対運動させて金属の切削加工を行う工作機械が挙げられる。この種の工作機械については、従来、熱変形を低減するための様々な方法ないしは手段が提案されている。例えば、工作機械の筐体内に冷却媒体流路を設けて強制的に液体の冷却媒体を供給・循環させる方法(例えば、特許文献1参照)や、工作機械の外表面を二層構造化する方法(例えば、特許文献2および特許文献3参照)などが従来技術として挙げられる。



工作機械の筐体内に冷却媒体流路を設けて強制的に液体の冷却媒体を供給・循環させる方法は、従来、主としてビルトインモータを搭載したビルトイン主軸の冷却に利用されているが、特許文献1に開示されているように、近年は、工作機械本体の熱変形の低減にも利用されるようになってきている。特許文献1に開示された従来技術では、工作機械のベッドの内部に液体の循環が可能な空洞を形成するとともに、液体循環手段によって空洞部に液体を供給して循環させることにより熱変形を低減するようにしている。

【特許文献1】特開2004-066437号公報(段落[0030]、図1)

【特許文献2】特開2004-098241号公報(段落[0016]、図2)

【特許文献3】特開2002-355725号公報(段落[0017]、図1)

産業上の利用分野


本発明は、装置内部および/または装置外部に発熱源を有する機械装置に関するものであり、より詳しくは、発熱源で発生した熱が機械装置の筐体に伝わることによって生じる機械装置の熱変形を簡便に低減することができる放熱構造を備えた機械装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
発熱源と、互いに接合され複数の構成部品とを有する機械装置において、
高熱伝導率材料で形成され、発熱源に最も近い構成部品の内部に本体部が配置される一方、先端部が上記構成部品の外部に突出して機械装置外部の気体に接触する放熱部材と、
高剛性・低熱伝導率材料で形成され、上記構成部品と、該構成部品と隣り合う他の構成部品との間に挟持された中間部材と、
断熱性材料で形成され、該機械装置を覆うように配置された断熱部材とを備えていることを特徴とする熱変形を低減するための放熱構造を備えた機械装置。

【請求項2】
高熱伝導率材料で形成され、上記放熱部材の先端部に接続される一方、該機械装置の外表面と離間した状態で該外表面を覆うカバー部材を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の機械装置。

【請求項3】
上記カバー部材と上記外表面との間の空間部に気体を供給する気体供給手段を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の機械装置。

【請求項4】
上記発熱源の発熱量に応じて、上記空間部を流れる上記気体の流量を調整する気体流量調整手段を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の機械装置。

【請求項5】
上記カバー部材の周囲に気体の流れを生じさせる気体供給手段を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の機械装置。

【請求項6】
上記発熱源の発熱量に応じて、上記カバー部材の周囲を流れる上記気体の流量を調整する気体流量調整手段を備えていることを特徴とする、請求項5に記載の機械装置。
産業区分
  • 切削
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006310484thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) 熱変形低減法
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close