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共重合体およびその製造方法 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P110005655
整理番号 06055P
掲載日 2011年8月18日
出願番号 特願2008-533122
登録番号 特許第5306815号
出願日 平成19年8月30日(2007.8.30)
登録日 平成25年7月5日(2013.7.5)
国際出願番号 JP2007066867
国際公開番号 WO2008029698
国際出願日 平成19年8月30日(2007.8.30)
国際公開日 平成20年3月13日(2008.3.13)
優先権データ
  • 特願2006-242889 (2006.9.7) JP
発明者
  • 吉田 絵里
  • 今村 ひろ子
出願人
  • 国立大学法人豊橋技術科学大学
  • 株式会社リコー
発明の名称 共重合体およびその製造方法 コモンズ 外国出願あり
発明の概要

タンパク質の抽出や撥水処理工程を簡素化すると共に、環境負荷の少ない共重合体およびその製造方法を提供する。
超臨界ないしは液体二酸化炭素中に、フッ素含有モノマーと親水性高分子含有モノマーからなる共重合体、およびタンパク質を投入することにより、前記共重合体の親水性高分子セグメントが分子間力により凝集し、タンパク質の表面を覆うことによりタンパク質を超臨界ないしは液体二酸化炭素中に可溶化させるようにした。

従来技術、競合技術の概要


以前から、電子写真や印刷用および塗料の分野で用いられる撥水処理剤には、フッ素系高分子が用いられてきたが、フッ素系高分子は溶ける溶媒がフッ素系有機溶剤に限られているため、その表面処理方法には大量のフッ素系有機溶剤が用いられている。フッ素系有機溶剤は生体への毒性が高いばかりでなく、オゾン層破壊物質であるため、近年その使用が大幅に規制もしくは禁止されている。また、フッ素系有機溶媒を使用する表面処理方法は、処理後に溶媒除去工程が必要である上、表面処理した高分子中に溶媒が残留するなどの不都合がある。



一方、酵素の中でもタンパク質分解酵素は水分で酵素自体が分解して活性を失いやすいため、その安定性向上のニーズが高まっているが、撥水処理により安定性向上を図ろうとすると、(1)フッ素系溶媒へ投入すると酵素の活性が失われる、(2)撥水処理後に酵素の活性が発現し難い、などの問題があった。



また、フッ素系(メタ)アクリレート100重量部、および粉体に対する反応基を有するモノマー1~50重量部を含んでなる共重合体で処理した化粧料用粉体(下記特許文献1)が開示されており、さらに、フッ素化アルキル基含有エチレン性不飽和単量体(A)と塩基性基含有エチレン性不飽和単量体(B)を含む単量体類(G)を重合して得られる共重合体(I)からなるフッ素系界面活性剤を含有するカラーレジスト組成物であって、単量体類(G)中の塩基性基含有エチレン性不飽和単量体(B)の含有率が5~70重量%であるカラーレジスト組成物(下記特許文献2)が開示されている。

【特許文献1】特開2000-290137号公報

【特許文献2】特開2004-109179号公報

【非特許文献1】新高分子実験化学2;高分子の合成-反応(1);付加系高分子の合成、高分子学会編-共立出版1995/06/15初版1刷発行

産業上の利用分野


本発明は、共重合体およびその製造方法に係り、特に、超臨界ないしは液体二酸化炭素中で機能する高分子界面活性剤およびその製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)で示されるフッ素含有モノマーと下記一般式(2)で示される親水性高分子含有モノマーとからなる共重合体であって、前記フッ素含有モノマーと前記親水性高分子含有モノマーの割合をモル比で99:1~90:10とした共重合体を、超臨界ないしは液体二酸化炭素に投じ、前記共重合体中の親水性高分子のセグメントの凝集力を利用することにより得られる高分子界面活性剤。
【化学式1】


ここで、上記一般式(1)中、Rは水素原子またはメチル基、xは1~4の整数、yは5~15の整数である。
【化学式2】


ここで、上記一般式(2)中、Rは水素原子またはメチル基である。nはエチレングリコールユニットの重合度で、10~400の整数である。

【請求項2】
請求項1記載の高分子界面活性剤において、前記共重合体にタンパク質を投入し、前記共重合体が前記タンパク質を取り込むことによって、前記超臨界ないしは液体二酸化炭素に前記タンパク質を可溶化させることを特徴とする高分子界面活性剤。

【請求項3】
請求項2記載の高分子界面活性剤において、前記タンパク質を取り込む形態としては、前記共重合体中の親水性高分子のセグメント、及びフッ素を含有しないポリマー主鎖がタンパク質を取り囲むことにより、前記超臨界ないしは液体二酸化炭素にタンパク質を可溶化させることを特徴とする高分子界面活性剤。

【請求項4】
請求項1記載の高分子界面活性剤において、酵素を投入し、前記共重合体が酵素を取り込むことによって、前記超臨界ないしは液体二酸化炭素に酵素を可溶化させることを特徴とする高分子界面活性剤。

【請求項5】
請求項4記載の高分子界面活性剤において、前記酵素を内包した前記共重合体を水に投入することにより前記酵素の活性が発現されることを特徴とする高分子界面活性剤。

【請求項6】
有機溶媒中に、下記一般式(1)で示されるフッ素含有モノマーと下記一般式(2)で示される親水性高分子含有モノマーをモル比で99:1~90:10の割合で投じて共重合体を得て、該共重合体を超臨界ないしは液体二酸化炭素に投じ、前記共重合体中の親水性高分子のセグメントの凝集力を利用することを特徴とする高分子界面活性剤の製造方法。
【化学式3】


ここで、上記一般式(1)中、Rは水素原子またはメチル基、xは1~4の整数、yは5~15の整数である。
【化学式4】


ここで、上記一般式(2)中、Rは水素原子またはメチル基である。nはエチレングリコールユニットの重合度で、10~400の整数である。

【請求項7】
請求項6記載の高分子界面活性剤の製造方法において、前記有機溶媒がN,N-ジメチルホルムアミドないしN,N-ジメチルアセトアミドであることを特徴とする高分子界面活性剤の製造方法。
産業区分
  • その他無機化学
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008533122thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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