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金属含有液の処理方法 コモンズ

国内特許コード P110005666
整理番号 N10059
掲載日 2011年8月19日
出願番号 特願2011-021511
公開番号 特開2012-161705
登録番号 特許第5822253号
出願日 平成23年2月3日(2011.2.3)
公開日 平成24年8月30日(2012.8.30)
登録日 平成27年10月16日(2015.10.16)
発明者
  • 塚田 益裕
  • 森脇 洋
  • 前田 徹
  • 百瀬 淳
  • 関本 有莉
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 金属含有液の処理方法 コモンズ
発明の概要 【課題】 複数種の金属を含む金属含有液から特定の金属を選択的に回収・除去する金属含有液の処理方法及びこれに用いる高分子吸着材を提供する。
【解決手段】 複数種の金属イオンを含有する金属含有液から特定の金属イオンを選択的に除去する金属含有液の処理方法であって、高分子素材に金属イオンの配位基となるEDTAが導入された高分子吸着材を金属含有液に浸漬し、該金属含有液に含まれる特定の金属イオンを前記高分子吸着材に吸着させる吸着工程を備える。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


近年、産業廃棄物や排水に含まれる有害金属により土壌の汚染あるいは河川の汚染が進み、人の生活を脅かし、環境を劣悪化させる事例が後を絶たない。身近な有害金属で人への深刻な問題を及ぼす代表例としては、鉛、カドミウムが例示できる。これらの有害金属を含む排水等から有害金属を除去する方法として、(1)金属イオンを水酸化物や硫化物などの難溶性塩として除去する凝集沈殿法、(2)イオン交換樹脂や活性炭などの吸着材を用いて処理する方法がある。



また、他の方法として、水及び土壌中に含まれる重金属をキレート樹脂により吸着除去する方法があり、キレート官能基にアミドキシム基を備えた金属イオン吸着繊維に重金属含有液を接触させて金属イオン吸着繊維に重金属を吸着させ、重金属を吸着した金属イオン吸着繊維を酸溶液と接触させ当該金属イオン吸着繊維を洗浄する方法(特許文献1参照)がある。
また、重金属を含有する水溶液とアミノ酸を固定化した高分子成型体とを接触させて重金属イオンを除去する方法があり、高分子成型体にアミノ酸を固定化する手段として放射線グラフト重合を利用する方法、高分子成型体として短繊維、長繊維、その集合体である織布、不織布、あるいはその加工品を利用する方法(特許文献2参照)等が提案されている。

産業上の利用分野


本出願は、金属を含有する溶液から特定の金属を選択的に除去する金属含有液の処理方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数種の金属イオンを含有する金属含有液から特定の金属イオンを選択的に除去する金属含有液の処理方法であって、
高分子素材をEDTA2塩基酸無水物を含む有機溶媒中で化学加工を行うことにより、金属イオンの配位基となるEDTAが前記高分子素材に化学結合して導入された高分子吸着材を、金属含有液に浸漬し、該金属含有液に含まれる特定の金属イオンを前記高分子吸着材に吸着させる吸着工程を備え
前記金属含有液は、PbとCdとZnとを含有し、
前記吸着工程において、前記高分子吸着材にPbを選択的に吸着させることを特徴とする金属含有液の処理方法。

【請求項2】
複数種の金属イオンを含有する金属含有液から特定の金属イオンを選択的に除去する金属含有液の処理方法であって、
高分子素材をEDTA2塩基酸無水物を含む有機溶媒中で化学加工を行うことにより、金属イオンの配位基となるEDTAが前記高分子素材に化学結合して導入された高分子吸着材を、金属含有液に浸漬し、該金属含有液に含まれる特定の金属イオンを前記高分子吸着材に吸着させる吸着工程を備え、
前記金属含有液は、CuとCdとZnとを含有し、
前記吸着工程において、前記高分子吸着材にCuを選択的に吸着させることを特徴とする金属含有液の処理方法。

【請求項3】
複数種の金属イオンを含有する金属含有液から特定の金属イオンを選択的に除去する金属含有液の処理方法であって、
高分子素材をEDTA2塩基酸無水物を含む有機溶媒中で化学加工を行うことにより、金属イオンの配位基となるEDTAが前記高分子素材に化学結合して導入された高分子吸着材を、金属含有液に浸漬し、該金属含有液に含まれる特定の金属イオンを前記高分子吸着材に吸着させる吸着工程を備え、
前記金属含有液は、CuとCdとPbとを含有し、
前記吸着工程において、前記高分子吸着材にCuとPbを選択的に吸着させることを特徴とすとする金属含有液の処理方法。

【請求項4】
前記吸着工程の後工程として、金属イオンを吸着した高分子吸着材を金属含有液から取り出し、高分子吸着材に硝酸、酢酸、塩酸、硫酸のいずれかを接触させて高分子吸着材に吸着された金属イオンを脱離させる脱離工程を備える請求項1~3のいずれか一項記載の金属含有液の処理方法。

【請求項5】
絹糸あるいは絹製品を高分子素材とする高分子吸着材を使用することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項記載の金属含有液の処理方法。

【請求項6】
羊毛あるいは羊毛製品を高分子素材とする高分子吸着材を使用することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項記載の金属含有液の処理方法。
産業区分
  • 処理操作
  • 微生物工業
  • 衛生設備
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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