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点滴装置及び点滴監視システム、並びに検出装置

国内特許コード P110005773
掲載日 2011年9月15日
出願番号 特願2009-285942
公開番号 特開2011-125470
登録番号 特許第5477788号
出願日 平成21年12月17日(2009.12.17)
公開日 平成23年6月30日(2011.6.30)
登録日 平成26年2月21日(2014.2.21)
発明者
  • 阿部 晋
出願人
  • 学校法人神奈川大学
発明の名称 点滴装置及び点滴監視システム、並びに検出装置
発明の概要 【課題】点滴液等の微小流量の検出を的確に行うことが可能な点滴装置及び点滴監視システム並びに検出装置を低コストで提供すること。
【解決手段】移動部材53は、複数の先端部の各々に永久磁石61がそれぞれ配設された羽根車であって、滴下する点滴液71の力で回転する。感磁性ワイヤ54は、永久磁石61の移動に伴い生ずる磁界の変化によって、大バルクハウゼンジャンプ現象を発生させる。感磁性ワイヤ54に懸巻した検出コイル55では、この大バルクハウゼンジャンプ現象に伴い、誘導起電力が生じて、パルス信号が出力される。信号検出部56は、検出コイル55から出力されたパルス信号を検出して、端子57に接続されたケーブル14を介して外部に出力する。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要



近年、血液や薬液等の点滴液を人体の静脈内に少量ずつ注入するための点滴装置には、点滴液の流量等を検出するセンサが設けられている場合がある。このような場合には、センサの検出結果を用いて点滴の状態を監視することが可能になる。





このような点滴装置に設けられるセンサに関する従来技術や、点滴の状態の監視に関する従来技術は、例えば特許文献1乃至4に開示されている。





即ち、特許文献1には、圧力センサにより点滴液の流量を検出する技術が開示されている。特許文献2には、超音波により点滴液の液面位置を検出する技術が開示されている。特許文献3には、滴下センサの検出結果に基づいて点滴状態を監視し、異常の場合にはナースステーションに連絡する技術が開示されている。特許文献4には、マグネットを有する回転式羽根車を用いて点滴液の流量率を電子的に読み込み、その流量率のデータを集中治療室等の遠隔場所に送信する技術が開示されている。





なお、特許文献5には、点滴装置の用途としてではなく一般的な用途で使われる流量検出に関する技術であるが、特許文献4と同様に、先端に永久磁石を設けた羽根車を用いる流量検出に関する技術が開示されている。即ち、特許文献5に開示された流量センサは、電磁誘導型の一般的なセンサであって、外部のホール素子に対して羽根車の回転により変化する磁界を与えることで、羽根車を回転させている液体の流量を検出する。

産業上の利用分野



本発明は、血液や薬液等の点滴液を人体の静脈内に少量ずつ注入するための点滴装置、及び、その監視を行う点滴監視システム、並びに、点滴装置等に適用し得る検出装置に関する。特に、点滴等の微小流量の検出を的確に行うことが可能であり、かつ低コストで提供可能な点滴装置及び点滴監視システム並びに検出装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
点滴パックに収容された点滴液を、滴下チャンバを介して点滴針まで流す滴下ラインを含む点滴装置において、
1以上の永久磁石が設けられ、前記滴下ラインを流れる前記点滴液の力によって前記1以上の永久磁石を移動させる移動部材と、
前記滴下チャンバ外に設けられ、前記1以上の永久磁石の移動に伴い生ずる磁界の変化によって、大バルクハウゼンジャンプ現象を発生させる感磁性ワイヤと、
前記感磁性ワイヤに懸巻した検出コイルであって、前記感磁性ワイヤにおいて発生した前記大バルクハウゼンジャンプ現象に伴い、誘導起電力が生じて、パルス信号を出力する検出コイルと、
前記検出コイルから出力された前記パルス信号を検出する信号検出部と、
を備え
前記移動部材は、前記滴下チャンバ内に設けられ、滴下する前記点滴液の力で回転するように配置された、複数の先端部を有する羽根車であって、
前記複数の先端部において磁気干渉が起きない間隔毎に、極性を反転させて前記永久磁石がそれぞれ配設されている、
点滴装置。

【請求項2】
前記信号検出部は、フォトカプラを有する
請求項1に記載の点滴装置。

【請求項3】
点滴パックに収容された点滴液を、滴下チャンバを介して点滴針まで流す滴下ラインを含む点滴装置と、前記点滴装置を監視する監視装置とを備える点滴監視システムにおいて、
前記点滴装置は、
1以上の永久磁石が設けられ、前記滴下ラインを流れる前記点滴液の力によって前記1以上の永久磁石を移動させる移動部材と、
前記滴下チャンバ外に設けられ、前記1以上の永久磁石の移動に伴い生ずる磁界の変化によって、大バルクハウゼンジャンプ現象を発生させる感磁性ワイヤと、
前記感磁性ワイヤに懸巻した検出コイルであって、前記感磁性ワイヤにおいて発生した前記大バルクハウゼンジャンプ現象に伴い、誘導起電力が生じて、パルス信号を出力する検出コイルと、
前記検出コイルから出力された前記パルス信号を検出する信号検出部と、
を有し、
前記移動部材は、前記滴下チャンバ内に設けられ、滴下する前記点滴液の力で回転するように配置された、複数の先端部を有する羽根車であって、
前記複数の先端部において磁気干渉が起きない間隔毎に、極性を反転させて前記永久磁石がそれぞれ配設されており、
前記監視装置は、
前記点滴装置の前記信号検出部により検出された前記パルス信号に基づいて、前記点滴装置を監視する
点滴監視システム。

【請求項4】
前記監視装置は、
前記点滴装置の前記信号検出部により一定時間に検出された前記パルス信号に含まれるパルスの間隔及び個数のうち少なくとも一方と、規定値とを比較することで、前記点滴装置を監視し、前記規定値を外れる場合には警告信号をさらに出力する
請求項に記載の点滴監視システム。

【請求項5】
滴下チャンバを介して所定のラインを通過する点滴液を検出する検出装置において、
1以上の永久磁石が設けられ、前記ラインを通過する前記点滴液の力によって前記1以上の永久磁石を移動させる移動部材と、
前記滴下チャンバ外に設けられ、前記1以上の永久磁石の移動に伴い生ずる磁界の変化によって、大バルクハウゼンジャンプ現象を発生させる感磁性ワイヤと、
前記感磁性ワイヤに懸巻した検出コイルであって、前記感磁性ワイヤにおいて発生した前記大バルクハウゼンジャンプ現象に伴い、誘導起電力が生じて、パルス信号を出力する検出コイルと、
前記検出コイルから出力された前記パルス信号を検出する信号検出部と、
を備え
前記移動部材は、前記滴下チャンバ内に設けられ、滴下する前記点滴液の力で回転するように配置された、複数の先端部を有する羽根車であって、
前記複数の先端部において磁気干渉が起きない間隔毎に、極性を反転させて前記永久磁石がそれぞれ配設されている、
検出装置。

【請求項6】
点滴装置に備えられた滴下ラインに自在に着脱可能な装着部をさらに備え、
前記装着部により前記検出装置が前記滴下ラインに装着されている場合、前記移動部材は、前記滴下ラインを流れる点滴液の力によって前記1以上の永久磁石を移動させる
請求項5に記載の検出装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009285942thum.jpg
出願権利状態 登録
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