TOP > 国内特許検索 > 重合性低屈折ポリマーの製造方法、及び光学材料の製造方法

重合性低屈折ポリマーの製造方法、及び光学材料の製造方法

国内特許コード P110005775
掲載日 2011年9月15日
出願番号 特願2010-027522
公開番号 特開2011-162677
登録番号 特許第5584878号
出願日 平成22年2月10日(2010.2.10)
公開日 平成23年8月25日(2011.8.25)
登録日 平成26年8月1日(2014.8.1)
発明者
  • 西久保 忠臣
  • 工藤 宏人
出願人
  • 学校法人神奈川大学
発明の名称 重合性低屈折ポリマーの製造方法、及び光学材料の製造方法
発明の概要 【課題】実質的にフッ素原子を分子内に含まず、かつ低い屈折率を示すポリマーを提供すること。また、そのようなポリマーが含まれることにより、低い屈折率を示す光学材料を容易に作製することのできる硬化性組成物を提供すること。
【解決手段】ポリマー鎖中に包接構造からなる空隙を有する高分子化合物を使用する。また、そのようなポリマーを含む硬化性組成物を使用する。このような高分子化合物を含む光学材料又は硬化性組成物から作製された光学材料は、低い屈折率を示すので、実質的にフッ素原子を導入しなくてもよい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



近年の通信技術の進歩は、光ファイバ技術の進歩に依るところが極めて大きい。この光ファイバは、無機ガラス製又はプラスチック製のものが知られているが、プラスチック製のものは曲げ加工性が良好で低価格で製造できる等の利点を有するため、通信用途をはじめとして、医療用途、照明用途等に広く利用されている。





このようなプラスチック製の光ファイバは、高い屈折率を示すポリマーからなる芯構造と、低い屈折率を示すポリマーからなる鞘構造とを組み合わせたものが使用される。光ファイバがこのような構造をとることにより、光ファイバの中を伝わる光は、光ファイバの内部に閉じ込められ、外部へと漏れ出すことが抑制される。このような光ファイバの光閉じ込め効果は、芯構造に含まれるポリマーと鞘構造に含まれるポリマーとの間の屈折率の差が大きいほど大きくなるので、両ポリマーの屈折率の差が大きいほど光ファイバの伝送ロスが低減されることになる。このため、芯構造として使用されるポリマーは、より高い屈折率を示すものが要望され、鞘構造として使用されるポリマーは、より低い屈折率を示すものが要望されている。





このようなことから、例えば、特許文献1では、光ファイバの鞘材として含フッ素重合体を使用することが開示されている。ポリマー分子にフッ素原子を導入すると、そのポリマーの屈折率を低下させることができるので、このようなポリマーを光ファイバの鞘材として使用することにより、高い伝送効率を有する光ファイバを作製できると期待される。

産業上の利用分野



本発明は、ポリマー鎖中に空隙構造を有する高分子化合物及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、ポリマー鎖中に空隙構造を有し、低い屈折率の光学材料を製造するのに有用な高分子化合物及びその製造方法、並びにそれを使用した硬化性組成物及び光学材料用組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ポリマー鎖中に包接構造からなる空隙を有することにより低屈折率を示す重合性ポリマーの製造方法であって、
パラ位が置換されてもよいカリックスアレーン、カリックスレゾルシンアレーン、及びシクロデキストリンからなる群より選択される包接化合物とビスフェノールAジグリシジルエーテル、1,2-エタンジオールジグリシジルエーテル、1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂からなる群より選択される架橋性化合物とを反応させることにより高分子量化させてポリマーを得る工程、及び
前記ポリマーの分子末端に存在する未反応のグリシジル基と、カルボキシル基を有する不飽和化合物と、を反応させることにより、前記ポリマーの末端に重合性の不飽和基を導入する工程、を備えた重合性低屈折率ポリマーの製造方法。

【請求項2】
前記包接化合物が3以上の水酸基を有することにより、この包接化合物を由来とする前記包接構造を枝分かれ点として、前記ポリマーが複数の枝分かれ構造を有することを特徴とする請求項1記載の重合性低屈折率ポリマーの製造方法。

【請求項3】
請求項1又は2記載の重合性低屈折率ポリマーを、前記不飽和基を重合させる重合開始剤により高分子量化させて硬化させる光学材料の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
本技術について、ライセンスや共同研究等をご希望の方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close