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対話型居住環境緑化デザイン支援システム コモンズ

国内特許コード P110005833
整理番号 493-0983
掲載日 2011年10月13日
出願番号 特願2009-020679
公開番号 特開2010-172305
登録番号 特許第5298386号
出願日 平成21年1月30日(2009.1.30)
公開日 平成22年8月12日(2010.8.12)
登録日 平成25年6月28日(2013.6.28)
発明者
  • 仁科 弘重
  • 高山 弘太郎
  • 羽藤 堅治
出願人
  • 国立大学法人愛媛大学
発明の名称 対話型居住環境緑化デザイン支援システム コモンズ
発明の概要

【課題】居住者の多様な希望に対応して最適な居住環境の緑化を実現することができる対話型居住環境緑化デザイン支援システムを提供する。
【解決手段】観葉植物に関する各種情報を植物の種類別に記憶しているデータベースと、居住環境の条件等を入力するとともに、データベース内の少なくとも一つの観葉植物を選択して仮想的に室内に配置する入力部2と、観葉植物を仮想的に配置した際に、条件が特定された居住環境における温熱快適効果、リラックス効果、空気浄化効果、視覚疲労を緩和または回復させる視覚効果およびイメージによる効果を、データベースに記憶されている各種情報に基づいて数値化する処理部3と、数値化された各効果を可視出力する出力部4とを備えてなることを特徴とする。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


居住環境の緑化が居住者の快適性を向上させることに着目して様々な研究がなされており、現状ではその緑化効果として、(1)温熱環境調節・快適性向上効果、(2)空気浄化(有害物質除去)効果、(3)心理・生理的効果、(4)視覚疲労緩和・回復効果の4つが示されている。



詳しくは、(1)の温熱環境調節・快適性向上効果については、冬季に室内に観葉植物を配置することによって、植物の蒸散作用により湿度が乾燥状態の30%から快適状態の50~60%に上昇し、風邪、乾燥肌、静電気を防止することができ、(2)の空気浄化(有害物質除去)効果については、シックハウス症候群の原因物質と考えられているホルムアルデヒドなどの有害物質を植物が吸収・吸着できることが知られている。(3)の心理・生理的効果については、室内に植物を配置すると居住者がリラックスすることが、脳波の測定・解析や心理評定によって実証されている。(4)の視覚疲労緩和・回復効果については、植物を見ることによって目の疲れが緩和、回復することが知られている。これは緑色のものを見ると目によいと言い伝えられてきたことと基本的に同じである。



また、居住環境の緑化による上記各効果の大きさは観葉植物の種類によって異なるため、各観葉植物についてのデータ、事例、知識などが蓄積され、一部はデータベース化されている(非特許文献参照)。

産業上の利用分野


本発明は、居住環境の緑化、すなわち、居住環境に観葉植物などを配置することによって居住者の快適性を向上させるためのデザイン(観葉植物などの種類・大きさ・鉢数・配置場所の決定等)を対話方式で支援する居住環境緑化デザイン支援システムに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
観葉植物に関する各種情報を植物の種類別に記憶しているデータベースと、
居住環境の条件等を入力するとともに、上記データベース内の少なくとも一つの観葉植物を選択して仮想的に室内に配置する入力手段と、
上記観葉植物を仮想的に配置した際に、条件が特定された上記居住環境における温熱快適効果、リラックス効果、空気浄化効果、視覚疲労を緩和または回復させる視覚効果およびイメージによる効果を、上記データベースに記憶されている各種情報に基づいて数値化する処理手段と、
数値化された各効果を可視出力する出力手段と、を備えてなることを特徴とする居住環境緑化デザイン支援システム。

【請求項2】
上記処理手段は、上記居住環境の室内照度分布を算出する照度分布算出部と、算出された上記室内照度分布に基づき気孔抵抗を算出する気孔抵抗算出部と、算出された上記気孔抵抗および換気量から室内の相対湿度を算出する相対湿度算出部と、相対湿度と温熱快適度との関係を記憶している湿度/温熱快適度記憶部とから構成される温熱快適効果値処理部を有し、この温熱快適効果値処理部は、上記相対湿度算出部によって求められた相対湿度に対応する温熱快適度を上記湿度/温熱快適度記憶部から求め、温熱快適効果値として出力するように構成されている請求項1記載の居住環境緑化デザイン支援システム。

【請求項3】
上記処理手段は、距離の変化に応じて視野内で植物が占める割合が変化する関係を示した距離-緑視率関係式と、積算緑視率とリラックス度との関係を示した積算緑視率-リラックス度関係式とを記憶しているリラックス効果値処理部を有し、このリラックス効果値処理部は、上記距離-緑視率関係式に基づき、仮想的に配置された観葉植物と居住者との距離から緑視率を求め、上記積算緑視率-リラックス度関係式に基づいてリラックス度を求め、リラックス効果値として出力するように構成されている請求項1または2記載の居住環境緑化デザイン支援システム。

【請求項4】
上記処理手段は、観葉植物の種類別の空気浄化効果値を記憶している空気浄化効果値記憶部を備えた空気浄化効果値処理部を有し、この空気浄化効果値処理部は、仮想的に配置された観葉植物の空気浄化効果値を上記空気浄化効果値記憶部から求めて出力するように構成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の居住環境緑化デザイン支援システム。

【請求項5】
上記処理手段は、視覚疲労緩和・回復に関する実験の結果から求めた視覚効果値を記憶している視覚効果値記憶部を備えた視覚効果値処理部を有し、この視覚効果値処理部は、仮想的に配置された観葉植物によって得られる視覚効果値を上記視覚効果値記憶部から求めて出力するように構成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の居住環境緑化デザイン支援システム。

【請求項6】
上記処理手段は、観葉植物の種類別のイメージを、季節別、性別、年齢別に解析したイメージデータ記憶部を備えたイメージ効果値処理部を有し、このイメージ効果値処理部は、仮想的に配置された観葉植物のイメージを上記イメージデータ記憶部から求めて出力するように構成されている請求項1~5のいずれか1項に記載の居住環境緑化デザイン支援システム。

【請求項7】
上記入力手段は、上記データベースに記憶されているすべての観葉植物を表示するエリアと、観葉植物を仮想配置するための部屋を平面図で表示するエリアと、選択中の観葉植物の名前、特徴等の情報を表示するエリアを有するディスプレイから構成されている請求項1~6のいずれか1項に記載の居住環境緑化デザイン支援システム。

【請求項8】
上記出力手段は、数値化された各効果値をレーダーチャートで表示するエリアを有するディスプレイから構成されている請求項1~7のいずれか1項に記載の居住環境緑化デザイン支援システム。
産業区分
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009020679thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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