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がんワクチン UPDATE

国内特許コード P110005880
整理番号 S2010-0682-N0
掲載日 2011年10月25日
出願番号 特願2010-078625
公開番号 特開2011-207832
登録番号 特許第5709396号
出願日 平成22年3月30日(2010.3.30)
公開日 平成23年10月20日(2011.10.20)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
発明者
  • 工藤 千恵
  • 河上 裕
出願人
  • 学校法人慶應義塾
発明の名称 がんワクチン UPDATE
発明の概要 【課題】 がんの予防および治療に用いるがんワクチンを提供すること。
【解決手段】 配列番号1(KMHIRSHTL)または配列番号2(RTFSRMSLL)からなるがん免疫を効率的に誘導できるペプチド、そのペプチドを細胞表面に提示した抗原提示細胞、この抗原提示細胞によって誘導されたT細胞、および、これらのペプチド、これらのペプチドを発現する発現ベクター、これらのペプチドを提示した抗原提示細胞、またはその抗原提示細胞によって誘導されたT細胞を含有するがんワクチン、そして、そのがんワクチンを用いたがんの治療・予防方法を提供することができる。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


近年、がん免疫学において、免疫細胞によるがん抗原認識機構がかなり解明されてきた。それによると、まず、抗原提示細胞である樹状細胞(dendritic cells または DC)は、細胞内で、がんが発現するタンパク質を分解する際に生じた8~10個のアミノ酸からなる抗原ペプチドを、主要組織適合性抗原複合体(major histocompatibility complex または MHC;ヒトでは、human leukocyte antigen または HLA)と共に細胞表面に提示する。細胞傷害性T細胞(cytotoxic T lymphocyte または CTL)は、樹状細胞表面のHLAクラスIに結合した抗原ペプチドを認識し、活性化・増殖し、腫瘍内に侵入し、抗原ペプチドが由来するタンパク質を有するがん細胞に対し細胞傷害を生じる(例えば、非特許文献1参照)。



この機構を利用して、がんの治療方法としてがんワクチンが開発されてきた。例えば、がん特異的タンパク質由来の抗原ペプチドを細胞表面に提示する樹状細胞をin vitroで作製し、増殖させ、がん患者に投与したり、その樹状細胞によって教育された細胞傷害性T細胞を投与したりすることにより、がん患者の体内でがん免疫を誘導させる。あるいは、がん特異的タンパク質をがん患者に投与し、患者の体内で、がん免疫機構の全過程を誘導させるのである(例えば、非特許文献2~7参照)。

産業上の利用分野


本発明は、がんの予防および治療に用いるがんワクチンに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号1(KMHIRSHTL)または配列番号2(RTFSRMSLL)の配列からなるペプチド。

【請求項2】
配列番号1または2の配列からなるペプチドを細胞表面に提示した抗原提示細胞。

【請求項3】
請求項2に記載の抗原提示細胞によって誘導され、snail抗原を発現しているがん細胞を認識するT細胞。

【請求項4】
細胞傷害性T細胞であることを特徴とする請求項3に記載のT細胞。

【請求項5】
前記がん細胞が、膵臓癌細胞、メラノーマ細胞、白血病細胞、あるいは大腸癌細胞であることを特徴とする、請求項3または4に記載のT細胞。

【請求項6】
配列番号1、2から選択される一つ以上のペプチド、前記ペプチドを発現する発現ベクター、請求項2に記載の抗原提示細胞、または、請求項3~5のいずれかに記載のT細胞を含有するがんワクチン。

【請求項7】
Snailタンパク質を発現するがん細胞に対するがんワクチンであることを特徴とする請求項6に記載のがんワクチン。

【請求項8】
前記がんが、膵臓癌、メラノーマ、白血病、または大腸癌であることを特徴とする、請求項6または7に記載のがんワクチン。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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