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コンディショナルノックアウト動物

国内特許コード P110005906
整理番号 S2011-0581-N0
掲載日 2011年11月7日
出願番号 特願2011-071014
公開番号 特開2012-200249
登録番号 特許第5867671号
出願日 平成23年3月28日(2011.3.28)
公開日 平成24年10月22日(2012.10.22)
登録日 平成28年1月15日(2016.1.15)
発明者
  • 南 康博
  • 西田 満
  • 可児 修一
出願人
  • 国立大学法人神戸大学
発明の名称 コンディショナルノックアウト動物
発明の概要 【課題】Ror2の生後(特に成体)における機能を解明するための手段を提供すること。
【解決手段】少なくとも1つのエクソンが複数のloxP配列で挟まれた構造を有するRor2(receptor tyrosine kinase-like orphan receptor 2)遺伝子をホモで有し、ここで該複数のloxP配列の少なくとも1つは、該Ror2遺伝子の非翻訳領域又はイントロン内に存在し、且つ、体の少なくともいずれかの部位でCreタンパク質が発現される、非ヒト哺乳動物。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


Wntファミリータンパク質は、発生における形態形成や癌化、癌の浸潤・転移等の様々な生理的及び病理的局面において重要な役割を担う分子である。Wntタンパク質は、βカテニン依存的又は非依存的シグナル伝達経路を惹起するが、Wnt5a(Wingless-type MMTV integration site family, member 5A)は主に細胞極性・細胞移動を制御するβカテニン非依存的シグナル伝達において中心的な役割を担うことが知られている。Wnt5aは、細胞表面に存在する受容体に結合することによりβカテニン非依存的シグナル伝達を活性化するが、中でもRor2受容体チロシンキナーゼ(receptor tyrosine kinase-like orphan receptor 2;以下「Ror2」)はWnt5aによる細胞極性・細胞移動制御において重要な機能をつかさどっていることが明らかになってきている(例えば、非特許文献1、2参照)。



Ror2は、種の壁を越えて構造のよく保存されたRor-ファミリー受容体チロシンキナーゼの一員であり、細胞外領域にはWnt5aやFzd(Frizzled)との結合に必要なシステインリッチドメイン(CRD)を、また、細胞内領域にはチロシンキナーゼドメイン(TKD)やプロリンリッチドメイン(PRD)といった、機能ドメインを有する。Ror2は、発生過程において、神経堤細胞や間葉系細胞を中心に、神経系、心臓、肺、骨軟骨系などに発現している。



Wnt5aノックアウトマウス及びRor2ノックアウトマウスでは、肺及び気管の形態異常、心奇形、骨軟骨形成不全などの、多くの共通した表現型がみられることが報告されている。しかしながら、Ror2をノックアウトすると胎児期に死亡してしまうため、これまでに得られているこのような知見は、全て胎児を用いた動物実験で見出された知見であって、成体においてRor2がどのような働きを有するのかは全く不明であった。また、上記のとおり、胎児におけるこれまでの解析では、Ror2は多種多様な機能を有しているとも考えられ、このことが成体におけるRor2の機能の推測を一層困難としていた。

産業上の利用分野


本発明は、Ror2のコンディショナルノックアウト動物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
少なくとも1つのエクソンが複数のloxP配列で挟まれた構造を有するRor2(receptor tyrosine kinase-like orphan receptor 2)遺伝子をホモで有し、ここで該複数のloxP配列の少なくとも1つは、該Ror2遺伝子の非翻訳領域又はイントロン内に存在し、
且つ、RANKプロモーターの下流にCre遺伝子が組み込まれた染色体を有し、
破骨細胞及び破骨細胞前駆細胞からなる群より選択される少なくとも1種の細胞で、Ror2遺伝子がノックアウトされた、
非ヒト哺乳動物。

【請求項2】
骨吸収不全モデル動物である、請求項に記載の非ヒト哺乳動物。

【請求項3】
請求項に記載の非ヒト哺乳動物に対し、被験物質を投与し、骨吸収の程度を測定する工程を含む、骨吸収不全の予防又は治療剤のスクリーニング方法。

【請求項4】
請求項に記載の非ヒト哺乳動物に対し、骨吸収不全予防又は治療候補物質を投与し、骨吸収の程度を測定する工程を含む、骨吸収不全の予防又は治療候補物質の効能評価方法。

【請求項5】
請求項に記載の非ヒト哺乳動物に対し、骨吸収不全予防又は治療候補物質を投与し、骨吸収の程度を測定する工程を含む、骨吸収不全の予防又は治療物質を特定する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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