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リポソームの製造方法

国内特許コード P110006010
整理番号 S2010-0831-N0
掲載日 2011年11月28日
出願番号 特願2010-108505
公開番号 特開2011-236151
登録番号 特許第5669058号
出願日 平成22年5月10日(2010.5.10)
公開日 平成23年11月24日(2011.11.24)
登録日 平成26年12月26日(2014.12.26)
発明者
  • 野村 慎一郎
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
発明の名称 リポソームの製造方法
発明の概要 【課題】サイズの均一性及び簡便性に優れるリポソームの新たな製造方法の提供。
【解決手段】疎水性高分子の多孔質体の内部の孔に形成した乾燥脂質フィルムからリポソームを形成することを含むリポソームの製造方法。本発明のリポソームの製造方法によれば、例えば、疎水性高分子の多孔質体の内部の孔において2種類以上のリポソームを融合させることにより、融合リポソームを製造することができる。また、本発明の製造方法によれば、例えば、膜タンパク質を含むリポソームを製造することができる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


リポソームは、例えば、膜タンパク質等の生体分子を脂質膜に組み込んだ生体分子機能解析モデルや、薬物輸送担体、遺伝子導入担体等といった様々な用途で広く用いられている。近年、リポソームを細胞膜のモデルとして遺伝子発現機構を導入し、生細胞のモデルを構築する研究が行われつつある。特に、直径数μm~数十μmのミクロンオーダーの巨大リポソームは、分子センサーといった生体分子等を比較的多く保持させやすく、また、機能解析が容易になることから、この巨大リポソームを用いて膜タンパク質の遺伝子発現や機能測定等が行われている(非特許文献1及び2等)。



リポソームの製造方法としては、様々な方法が知られている。試験管等の内壁に乾燥脂質膜を形成した後、水和させることによってリポソームを形成する薄膜静置水和法(Voltex法)(例えば、非特許文献3及び4)、形成されたリポソームを一度凍結乾燥させ、再水和することで巨大リポソームを構成する凍結乾燥法(例えば、非特許文献5及び6)、マイクロメートルサイズのw/oエマルジョン(例えば、油中水滴、ドロップレット)を用い、脂質分子の並んだ油水界面を通過させることでユニラメラ巨大リポソームを構成するドロップレット法(例えば、非特許文献7及び8)、電場を利用して脂質薄膜からユニラメラの巨大リポソームを構成するAC法(Electroformation)(例えば、非特許文献9及び10)等がある。

産業上の利用分野


本発明は、多孔質体を用いたリポソームの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
リポソームの製造方法であって、
疎水性高分子の多孔質体の内部の孔に形成した乾燥脂質フィルムからリポソームを形成することを含む、リポソームの製造方法。

【請求項2】
前記乾燥脂質フィルムの形成が、前記疎水性高分子の多孔質体を予め減圧しておき、減圧を解除するとともに脂質を含む溶液を導入すること、及び脂質を含む溶液を導入した前記疎水性高分子の多孔質体を減圧下とすることにより前記疎水性高分子の多孔質体に乾燥脂質フィルムを形成することを含む、請求項1記載のリポソームの製造方法。

【請求項3】
前記リポソームを形成することが、前記乾燥脂質フィルムを形成した多孔質体の孔に水溶液を導入することを含む、請求項1又は2に記載のリポソームの製造方法。

【請求項4】
前記多孔質体の孔に水溶液を導入することが、乾燥脂質フィルムが形成された疎水性高分子の多孔質体に、減圧を解除するともに水溶液を導入することを含む、請求項3記載のリポソームの製造方法。

【請求項5】
前記疎水性高分子が、ポリジメチルシロキサンである、請求項1から4のいずれかに記載のリポソームの製造方法。

【請求項6】
遠心分離によって前記多孔質体からリポソームを回収することを含む、請求項1から5のいずれかに記載のリポソームの製造方法。

【請求項7】
膜タンパク質を含むリポソームの製造方法であって、
疎水性高分子の多孔質体の内部の孔に形成した乾燥脂質フィルムに、無細胞タンパク質発現系と膜タンパク質遺伝子とを含む水溶液を接触させることによりリポソームを形成すること、及び
前記リポソーム内において前記無細胞タンパク質発現系で前記膜タンパク質を発現させることを含む、膜タンパク質を含むリポソームの製造方法。

【請求項8】
請求項記載の製造方法により製造された膜タンパク質を含むリポソームが配置された膜タンパク質アレイ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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