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新規ウレタン分解菌およびその利用 新技術説明会

国内特許コード P110006030
掲載日 2011年11月30日
出願番号 特願2010-034750
公開番号 特開2010-220610
登録番号 特許第5800172号
出願日 平成22年2月19日(2010.2.19)
公開日 平成22年10月7日(2010.10.7)
登録日 平成27年9月4日(2015.9.4)
優先権データ
  • 特願2009-044393 (2009.2.26) JP
発明者
  • 大和田 琢二
  • ジュリー ディアマンテ タン
出願人
  • 国立大学法人帯広畜産大学
発明の名称 新規ウレタン分解菌およびその利用 新技術説明会
発明の概要 【課題】環境中のポリウレタンを効率的かつ安価に処理する新規な手段を提供する。
【解決手段】ウレタン吸着・分解能を有するストレプトマイセス(Streptomyces)属に属する微生物と、前記微生物を、ポリウレタン、ポリエチレンを含有する試料に作用させる、ポリウレタン、ポリエチレンの吸着・浄化方法。また、ウレタン吸着・分解能を有する生物のスクリーニング方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


ポリウレタンはウレタン結合を有するポリマーで、ウレタン樹脂とも呼ばれる。ポリウレタンは、水分による加水分解や空気中の窒素酸化物(NOx)、塩分、紫外線、熱、微生物などの影響で徐々に分解され、人体や水生生物などに対して有害な化合物を生成する。漏出したポリウレタンは甚大な環境汚染を引き起こす可能性があるため、通常土砂等に吸着させたり、囲うなどの防止処置をして回収し、容器に密閉後処理されている。ポリウレタンについてはリサイクル系も開発されているが、廃ポリウレタンの約40%はまだ埋め立てられている。



これまで、ポリウレタンを分解する微生物が各種分離同定されている(特許文献1~5、非特許文献1~2)。例えば、固形ポリウレタンを分解する微生物としてストレプトマイセス属の4種の株が同定され、これらを利用したポリウレタンの分解方法が報告されている(特許文献1)。また、ウレタン結合を分解する新規なロドコッカス属微生物とこれを用いたポリウレタンの分解方法も報告されている(特許文献2)。一方で、ポリウレタンに対して吸着性を示す微生物やエステラーゼの存在が知られている(非特許文献3および4)。



しかしながら、ポリウレタンの化学構造や製品形態は多岐にわたり、十分な生分解能を示す微生物がないことなどから、そのバイオレメディエーションの方法はまだ確立されていない。

産業上の利用分野


本発明は、ウレタン吸着・分解能を有する新規な微生物と前記微生物を利用したウレタンの吸着・浄化方法、および前記微生物のスクリーニング方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ウレタン吸着能及び分解能を有するストレプトマイセス(Streptomyces)属に属する微生物を、ウレタンを含有する試料に作用させてウレタンを分解し、分解したウレタンを前記微生物に吸着、凝集させて除去することを特徴とする、ウレタンの吸着・浄化方法であって、前記微生物が受託番号FERMP-21770で特定される微生物である方法

【請求項2】
ウレタンがポリウレタンである、請求項1記載の方法。

【請求項3】
ポリウレタンが試料中に微粒子状で分散されている、請求項2記載の方法。

【請求項4】
微生物がさらにポリエチレン分解能を有し、試料中のポリエチレンも浄化可能である、請求項1~のいずれか1項に記載の方法。

【請求項5】
受託番号FERM P-21770で特定される微生物。

【請求項6】
請求項に記載の微生物を含む、ウレタンの吸着・浄化剤。

【請求項7】
下記の工程を含む、ウレタン吸着能及び分解能を有する微生物のスクリーニング方法:
1)水分散型ポリウレタンを含む培地に、候補微生物を作用させ、培地の濁度の減少を評価する工程、および
2)ポリウレタンを含む培地に、候補微生物を作用させ、ポリウレタンの分解を評価する工程。

【請求項8】
ポリウレタンの分解を分解円の形成あるいはポリウレタン塊の目視による分解確認により評価することを特徴とする、請求項記載のスクリーニング方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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