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地下構造物の被覆物質異常判断装置および被覆物質異常判断方法 UPDATE コモンズ

国内特許コード P110006092
掲載日 2011年12月14日
出願番号 特願2008-129096
公開番号 特開2009-276259
登録番号 特許第5005611号
出願日 平成20年5月16日(2008.5.16)
公開日 平成21年11月26日(2009.11.26)
登録日 平成24年6月1日(2012.6.1)
発明者
  • 坂井 宏行
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 地下構造物の被覆物質異常判断装置および被覆物質異常判断方法 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】海水を含有する地下水が漏出する海底トンネルにおいて、該海底トンネルを被覆する岩盤や土砂等の被覆物質が浸食されているような異常があるか否かを簡便に予測判断できるようにする。
【解決手段】海底トンネルに海水由来成分であるナトリウムイオンの濃度の測定地点A~Jを設け、該各測定地点A~Jの測定データが、過去分の各地点での測定データを平均化したもののデータに対して不一致のものがあった場合、不一致が全ての測定地点であるときにはその地域全体の環境変化が要因であるとして正常と判断し、一部の測定地点が不一致である場合、該不一致の測定地点に異常が発生しているものと予測判断をするようにする。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要


今日、海底や海岸近傍地域において海面より低い位置にトンネルやボックスカルバート等の地下構造物を築造することが頻繁に行われ、この様な地下構造物は、海水内にそのままどぶ漬け状態になっていて海水に直接晒されていることは稀で岩盤や土砂等の被覆物質で覆われているのが一般であり、このような地下構造物では、地下水に海水が混じった漏水が地下構造物内に漏出する。このため漏水中の海水成分による浸食を受けて地下構造物自体の劣化が進行する等して地下構造物の安定度が低下することになり、このような安定度の低下をそのまま放置しておくと、大量の漏水につながる惧れがある。そこで、このような地下構造物については定期的に安定度の判定検査をすることが提唱され、本発明の発明者は、地下水に海水を含んだ漏水のある地下構造物の安定度を判定するため、漏水中の海水成分の正常時の濃度を測定してこの変化状態を基礎データとして予め求めておき、該基礎データから逸脱した海水成分の濃度が測定された場合に、これを地下構造物の安定度が低下したものと判定する発明を提供し、これによって地下構造物自体の劣化判断が簡便にできるようになった(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開2002-294681号公報

産業上の利用分野


本発明は、海底トンネル等の地下構造物のように海底や海岸近傍にあって、地下水に海水を含む漏水があるところに築造された地下構造物を被覆する岩盤や土砂等の被覆物質に異常があるか否かの判断をする被覆物質異常判断装置および被覆物質異常判断方法の技術分野に属するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
海水を含有する地下水の漏水がある地下構造物を被覆する岩盤や土砂等の被覆物質に異常があるか否かの判断をする地下構造物の被覆物質異常判断装置であって、該被覆物質異常判断装置は、地下構造物の異なった複数の測定地点に海水由来成分の濃度を経時的に測定する濃度測定手段と、過去分の測定データに基づいて演算された経時的な平均化データを格納する平均化データ格納手段と、前記濃度測定手段から入力した測定時間の測定データと格納された平均化データにおける当該測定時間の平均化データとを比較し、各測定地点での測定データと平均化データとに不一致な地点が存在するか否かの判断をする不一致地点の存在判断手段と、不一致な測定地点が存在していたと判断された場合、全ての測定地点が不一致であるか否かの判断をし、全ての測定地点が不一致であると判断されたときには正常であり、一部の測定地点が不一致であると判断されたときには被覆物質に異常があると判断する異常有無判断手段とを備えていることを特徴とする地下構造物の被覆物質異常判断装置。

【請求項2】
異常有無判断手段は、異常発生が初回か若しくは初回発生時間から予め設定される設定時間以内の異常であると判断された場合には異常発生の予告を発し、前記設定時間を超えた異常であると判断された場合には異常発生の警告を発するように設定されていることを特徴とする請求項1記載の地下構造物の被覆物質異常判断装置。

【請求項3】
海水を含有する地下水の漏水がある地下構造物を被覆する岩盤や土砂等の被覆物質に異常があるか否かの判断をする地下構造物の被覆物質異常判断方法であって、該被覆物質異常判断方法は、地下構造物の異なった複数の測定地点に海水由来成分の濃度を測定した各測定データが、過去分の測定データに基づいて演算された経時的な平均化データのうちの前記測定時間に対応する各測定地点における平均化データとを比較する工程、各測定地点での測定データと平均化データとに不一致な地点が存在するか否かの判断をする工程、不一致な測定地点が存在していたと判断された場合、全ての測定地点が不一致であるか否かの判断をし、全ての測定地点が不一致であると判断されたときには正常であり、一部の測定地点が不一致であると判断されたときには被覆物質に異常があると判断する工程とを備えていることを特徴とする地下構造物の被覆物質異常判断方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008129096thum.jpg
出願権利状態 登録
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