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材質判別装置 コモンズ

国内特許コード P110006192
掲載日 2011年12月20日
出願番号 特願2008-028351
公開番号 特開2009-186386
登録番号 特許第5116094号
出願日 平成20年2月8日(2008.2.8)
公開日 平成21年8月20日(2009.8.20)
登録日 平成24年10月26日(2012.10.26)
発明者
  • 片山 信一
  • 臼木 理倫
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 材質判別装置 コモンズ
発明の概要

【課題】簡単に低コストで必要なときだけ判別対象物を鉄系材料と非鉄系材料とに判別することができる材質判別装置を提供する。
【解決手段】判別対象物Mが磁性体であるときには、磁力発生部2が発生する磁界によって判別対象物Mが磁性を帯びるため、判別対象物Mと磁力発生部2との間に磁気吸引力が発生する。その結果、判別対象物Mに磁力発生部2が吸着するため、判別対象物Mが鉄系材料であることが材質判別装置1によって判別される。一方、判別対象物Mが非磁性体であるときには、磁力発生部2が磁界を発生しても判別対象物Mが磁性を帯びることがなく、判別対象物Mと磁力発生部2との間に磁気吸引力が発生しない。その結果、判別対象物Mに磁力発生部2が吸着しないため、判別対象物Mが非鉄系材料であることが材質判別装置1によって判別される。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


鉄道では、銅線を冷間加工によって細線化し強度を向上させた硬銅トロリ線や、架線のトロリ線と接触するすり板を支持する集電装置(パンタグラフ)の集電舟(舟体)などが使用されている。このような架線・パンタグラフ系材料を評価する場合には、室内では撤去品を詳しく調査することによって、撤去品に用いられている材料の特定が必要である。一方、現地試験や現場での事故対応などからフィールドで材料を判別する必要がある場合には、材料の損傷や汚れなどの原因により材料の表面状態が変化しているため、外観からは材料の判定が不可能なことがある。このため、従来、化学分析装置や永久磁石を用いて材料を判定している。



従来の化学分析装置による判定手法は、例えば、EPMA(Electron Probe Micro Analyzer)などの化学分析装置を使用して分析対象物に電子線を照射し、この分析対象物から発生する特性X線を検出して、元素の種類、分布状態及び濃度などを測定する判定手法である。このような従来の化学分析装置による判定手法では、トロリ線などの測定材料を所定の長さ分だけ切断して採取し、この採取部分を分析対象物としてEPMAによって分析している。しかし、このような従来の化学分析装置による判定手法では、EPMAなどの化学分析装置が大きく持ち運びに不便であり、分析対象物が現場に存在する場合には分析が困難になる問題点がある。



一方、従来の永久磁石による判定手法は、例えば、永久磁石を材料に吸着させてこの永久磁石が発生する磁力を利用して判定する手法である。このような従来の永久磁石による判定手法では、トロリ線などの材料に永久磁石を接触させ、吸着力の有無によって鉄系材料であるか非鉄系材料であるかを判定している。しかし、このような従来の永久磁石による判定手法では、現場へ持ち運ぶときに永久磁石が発生する磁力によって、磁気カードが消磁されたり時計や各種金属類が磁化されたりして障害が発生する問題点がある。このような従来の判定手法による欠点を解決するために、小型で持ち運びが容易な鋼材の鋼種判別装置が提案されている。



従来の鋼材の鋼種判別装置は、鋼材に測定電流を流す一対の給電用接触子と、この鋼材の電圧を測定する一対の検出用測定子と、これらの一対の検出用測定子の出力信号に基づいてこの鋼材の鋼種を判別する電気回路などを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような従来の鋼材の鋼種判別装置では、一対の給電用接触子を鋼材に接触させて電流を流し、一対の検出用測定子をこの鋼材に接触させて電気抵抗値及び透磁率を電気回路によって測定し、この鋼材に含まれるシリコン及びマンガンの量を検出してこの鋼材の鋼種を判別している。




【特許文献1】特開昭58-63842号公報

産業上の利用分野


この発明は、判別対象物に磁力を作用させて磁気吸着力の程度によってこの判別対象物の材質を鉄系材料と非鉄系材料とに判別する材質判別装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
判別対象物に磁力を作用させて磁気吸着力の程度によってこの判別対象物の材質を鉄系材料と非鉄系材料とに判別する材質判別装置であって、
前記判別対象物に作用させる磁力を発生する電磁石と、
前記電磁石を収容する合成樹脂の収容部と、
前記収容部の開口部から取り外されたときに前記電磁石が僅かに突出するように、この収容部に着脱自在に装着されてこの収容部の開口部を開閉する合成樹脂の開閉部と、
前記収容部の内面及び前記開閉部の内面に装着されて、この収容部及びこの開閉部から外部に放射される前記磁力を遮断する防磁部と、
前記磁力を発生する状態と前記磁力を発生しない状態とに切り替えるときに、前記収容部の表面で使用者に手動操作されて、この電磁石のコイルを通電状態及び非通電状態に切り替える切替操作部と、
前記電磁石が発生する前記磁力を可変するときに使用者に手動操作されて、この電磁石に電力を供給する電源部からこの電磁石のコイルに流れる電流を可変する磁力可変部と、
を備える材質判別装置。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008028351thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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