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外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線 コモンズ

国内特許コード P110006207
掲載日 2011年12月20日
出願番号 特願2007-324154
公開番号 特開2009-143458
登録番号 特許第5198049号
出願日 平成19年12月17日(2007.12.17)
公開日 平成21年7月2日(2009.7.2)
登録日 平成25年2月15日(2013.2.15)
発明者
  • 上條 弘貴
  • 長坂 整
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線 コモンズ
発明の概要

【課題】 デッドセクションなどにおけるトロリ線やちょう架線などの導電線の配置の簡素化とシンプル化を図り、架線事故を低減することができる外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線を提供する。
【解決手段】 外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、絶縁体の繊維からなる芯部材1と、この芯部材1の外周に形成された導電体2と、この導電体2の所定箇所にこの導電体2に代えて形成される絶縁部材3とを具備する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


従来、トロリ線やちょう架線などの高速用区分装置は、以下のように構成されている。
架線を電気的に区分して、パンタグラフが通過できる構造にしたものを区分装置(セクション:デッドセクションやエアーセクション)という。交流電化区間では、変電所ごとに電圧の位相が異なるため、変電所の境界では本線上にもセクションが必要である。
はかかる従来のデッドセクションを示す模式図である。



この図において、101はトロリ線、102はFRPインシュレータ(2m×4本)、103はちょう架線、104は連結ロッド、105は懸垂がいし、106は連結金具である。
FRPインシュレータ102の絶縁本体はGFRPのクロスをすし巻きにして、長方形断面にプレスしたもので、2m長を4本接続して使用している。



このように、交流電化区間では変電所ごとに位相が異なるため、その境界において位相短絡を防ぐため、絶縁区間(デッドセクション)等を設ける必要がある。在来線では図に示すように主にFRPインシュレータが用いられているが、剛性および単位長さの質量が通常のトロリ線より大きいため集電性能が劣る。そのため、車両が高速でこの区間を通過すると衝撃力が生じ、パンタグラフと架線に損傷を起こしやすい。



一方、本願発明者は、トロリ線やちょう架線などの導電線として、総合的な熱膨張係数の小さい導電線の開発を行っている(下記特許文献1,2参照)。

【特許文献1】特開2006-85914号公報

【特許文献2】特開2007-118670公報

産業上の利用分野


本発明は、トロリ線やき電ちょう架式を含むちょう架線などの導電線に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
架線を電気的に区分した区分装置を形成する導電線であって、絶縁体の繊維からなる芯部材と、該芯部材の外周に形成された導電体と、前記区分装置を形成する導電線の外周に形成された導電体の所定箇所導電体に代えて形成される絶縁部材とを具備することを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項2】
請求項1記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記外周に形成された導電体の所定箇所が導電線の端部であることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項3】
請求項1記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記外周に形成された導電体の所定箇所が導電線の途中部分であることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項4】
請求項1、2又は3記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記芯部材が低熱膨張材料からなることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項5】
請求項1、2又は3記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記導電体は、銅又はアルミニウムからなることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項6】
請求項1、2又は3記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記絶縁部材は、前記芯部材の周囲に絶縁性樹脂を塗布して前記導電体と同じ外径としたFRP部材からなることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項7】
請求項1、2又は3記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記絶縁部材は、前記芯部材に絶縁性樹脂を染み込ませて膨張させて前記導電体と同じ外径としたFRP部材からなることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項8】
請求項1、2又は3記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記絶縁部材は、前記芯部材の周囲をガラスクロスと絶縁性樹脂を用いて前記導電体と同じ外径としたFRP部材からなることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項9】
請求項1、2又は3記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記絶縁部材は、前記芯部材の周囲に絶縁性樹脂をガラスクロスに含浸させてプリプレグシートを巻き付けて硬化させたものであることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項10】
請求項1、2又は3記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記絶縁部材は、前記芯部材の周囲に絶縁性樹脂をガラスクロスに含浸させてプリプレグシートを巻き付けて設置後に硬化させることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。

【請求項11】
請求項6~10の何れか一項記載の外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線において、前記絶縁性樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする外周の所定箇所に絶縁部位を有する導電線。
産業区分
  • 電力応用
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2007324154thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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