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経路制御装置及びデータ伝送システム コモンズ

国内特許コード P110006219
掲載日 2011年12月20日
出願番号 特願2007-257280
公開番号 特開2009-089122
登録番号 特許第4902484号
出願日 平成19年10月1日(2007.10.1)
公開日 平成21年4月23日(2009.4.23)
登録日 平成24年1月13日(2012.1.13)
発明者
  • 関 清隆
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 経路制御装置及びデータ伝送システム コモンズ
発明の概要

【課題】発信元アドレス毎にトラフィックの上限値を設定可能な経路制御装置と、この経路制御装置を備えたデータ伝送システムとを提供する。
【解決手段】データ伝送システム1を、地上に設けられた無線送受信部4と、列車Tに設けられ、無線送受信部4とパケットの送受信を行う無線送受信部50と、地上に設けられ、ポート30のいずれかを介して無線送受信部4とパケットの送受信を行うルータ3と、地上に設けられ、ルータ3のポート30のいずれかに接続されてデータをパケットとして列車Tに送信するセンサデータ伝送装置6と、ルータ3を制御して、このルータ3で送受信されるパケットのトラフィック量を制御するセンサ伝送制御装置2と、列車Tに設けられ、センサデータ伝送装置6から送信されたデータを無線送受信部50を介して受信するセンサデータ受信部54とから構成する。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


踏切における事故を防止するために、列車接近時に踏切内にある障害物を検知して接近する列車の運転士等に警告するシステムが開示されている。例えば、踏切に設置された障害物検知装置が踏切内の障害物を検知して特殊信号発光器を点灯させるシステム、画像処理により踏切内の障害物を検知する装置、踏切の異常や踏切内に停止した車両を検知して異常発生信号を近接する列車に送信するシステムが開発されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。これらのシステムまたは装置では、画像そのものを列車に送信する構成にはなっていない。あるいは、踏切で非常ボタンが押されたら、PHS回線を踏切内の画像を伝送するシステムが開発されているが、これは主にいたずら防止等の目的で固定の宛先(例えば、列車の運行を監視する指令部等)に向けて送信するものである。



また、鉄道沿線に無線LANによる伝送システムを構築し、踏切監視画像や車内の画像をブラウザで監視するシステムが実現されている。また、障害物検知装置や非常ボタンが押されたら画像を送信するような構成もあるが、これらも接近する列車に対して通報する構成とはなっていない。さらに、対象となる踏切が複数ある場合に、どの画像を優先するかといった制御がないため、無線帯域の制約によりデータの欠落等が発生する可能性がある。また、画像データ等の配信において、通信端末に重要度を付しておき、トラフィックが増加した場合に優先度の低いトラフィックの帯域制限を行う発明がある(例えば、特許文献3参照)。この発明は、通信ネットワークが輻輳した結果として送受信間での伝送レートを制御するものであり、輻輳の検出までに時間がかかる。また、踏切画像伝送の場合は、列車と地上カメラとの相対位置関係でトラフィックの重要度が変わるため、この方式では対応することができない。

【特許文献1】特開2005-125849号公報

【特許文献2】特開2001-223821号公報

【特許文献3】特開2005-130041号公報

産業上の利用分野


本発明は、発信元アドレス毎にトラフィックの上限値を設定可能な経路制御装置、及び、この経路制御装置を備え、例えば踏切監視画像を当該踏切に接近する列車に伝送するデータ伝送システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
外部に対してパケットの送受信を行う2以上のポートと、
前記ポートのうち、いずれか1つのポートで受信した前記パケットを、残りのポートの少なくとも1つから送信する経路制御部と、
前記ポート毎に、当該ポートで受信された前記パケットのトラフィック量を、当該パケットの発信元アドレス毎に計測するトラフィック測定部と、
前記パケットの発信元アドレス毎に、当該パケットの優先度が記憶された優先度記憶部と、
前記ポートの各々に設けられ、当該ポートから送信される前記パケットのトラフィック量が、当該パケットの発信元アドレス毎に設定された上限値を超えないように制限する帯域制御部と、
前記トラフィック測定部で測定された前記トラフィック量と、前記優先度記憶部に記憶された前記優先度とから、前記ポート毎に、当該ポートから送信できる前記パケットの最大トラフィック量を超えないように、前記帯域制御部の各々に対して、前記発信元アドレス毎に前記上限値を設定するトラフィック制御部とを有して構成された経路制御装置。

【請求項2】
前記トラフィック制御部は、
前記トラフィック測定部で前記トラフィック量が計測された前記パケットのうち、前記上限値を設定しようとするポート以外のポートで受信された前記パケットの発信元アドレスを、前記優先度記憶部に記憶された前記優先度と対応付けて、当該優先度の高い順に並べ替え、
前記優先度が高い前記発信元アドレス順に、前記トラフィック測定部で測定された前記トラフィック量を前記上限値として割り当てていき、割り当てた前記上限値の合計値が前記最大トラフィック量を超えたときは、最後に割り当てた前記発信元アドレスの前記上限値を、前記合計値が前記最大トラフィック量を超えない値にし、さらに、残りの前記発信元アドレスの前記上限値を0にして、
前記ポート毎に、前記上限値を設定するように構成された請求項1に記載の経路制御装置。

【請求項3】
前記トラフィック制御部は、
前記トラフィック測定部で前記トラフィック量が計測された前記パケットのうち、前記上限値を設定しようとするポート以外のポートで受信された前記パケットがないときは、前記帯域制御部の当該ポートに対する制限を解除するように構成された請求項1または2に記載の経路制御装置。

【請求項4】
地上に設けられた地上側送受信部と、
移動体に設けられ、前記地上側送受信部とパケットの送受信を行う移動体側送受信部と、
地上に設けられ、前記ポートの何れかを介して前記地上側送受信部とパケットの送受信を行う請求項1~3いずれか一項に記載の経路制御装置と、
地上に設けられ、前記経路制御装置の前記ポートのいずれかに接続されてデータを前記パケットとして前記移動体に送信するデータ送信部と、
前記移動体に設けられ、前記データ送信部から送信された前記データを、前記移動体側送受信部を介して受信するデータ受信部とから構成されたデータ伝送システム。

【請求項5】
前記データ送信部が、前記パケットを前記移動体に対してマルチキャストアドレスで送信するように構成された請求項4に記載のデータ伝送システム。

【請求項6】
前記移動体に設けられ、当該移動体の位置を計測して前記データ送信部に通知する移動体位置測定部と、
地上に設けられ、前記移動体位置測定部から送信された前記移動体の位置を記録する移動体位置記録部とを有し、
前記データ送信部が、前記移動体の前記位置が所定の範囲内にあるときに、当該移動体に対して前記データを送信するように構成された請求項4に記載のデータ伝送システム。

【請求項7】
前記移動体位置記録部が、前記移動体の位置とともに当該移動体の移動方向を記憶するように構成され、
前記データ送信部が、前記移動体の前記位置が所定の範囲内にあり、且つ、前記移動体が所定の方向に移動しているときに、当該移動体に対して前記データを送信するように構成された請求項6に記載のデータ伝送システム。

【請求項8】
前記データ送信部が、前記パケットを前記移動体に対してユニキャストアドレスで送信するように構成された請求項6または7に記載のデータ伝送システム。
産業区分
  • 電信
  • 伝送方式
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007257280thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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