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潤滑剤組成物 コモンズ

国内特許コード P110006264
掲載日 2011年12月20日
出願番号 特願2007-091070
公開番号 特開2008-248080
登録番号 特許第5068572号
出願日 平成19年3月30日(2007.3.30)
公開日 平成20年10月16日(2008.10.16)
登録日 平成24年8月24日(2012.8.24)
発明者
  • 陳 樺
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 潤滑剤組成物 コモンズ
発明の概要

【課題】車両の横圧減少、摩耗防止、きしり音抑制の効果や、滑走・空転防止の効果が高く、また、降雨などによる外界からの影響を受けにくく、ランニングコストの良好な、鉄道用部材の潤滑剤組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の潤滑剤組成物は、潤滑油基油と、界面活性剤と、潤滑油添加剤と、水を少なくとも含有し、微小すべり領域において鉄道用部材間の摩擦を低減する性質を有し、巨視すべり領域においてすべり率の増加とともに前記鉄道用部材間の摩擦を大きくする性質を有することを特徴とする。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


車両の急曲線通過時に、各台車の前軸で発生する横圧は、内軌波状摩耗、外軌側摩耗、車輪フランジ摩耗および軋み割れ、表層剥離といった損耗・損傷や、乗り上がり脱線、きしり音、曲線抵抗といった事象の発生因子となっている。横圧を如何に低減するかが車輪/レールなどの鉄道用部材の大きな課題である。
これまで、このような課題に対し、車両側としては操舵台車あるいは一輪台車の開発が進められ、軌道側としてはカントあるいはスラックの適正化が検討されてきた。



近年、これらの問題を材料面から軽減できる方策として、車両踏面/レール走行面の潤滑が注目されている。
日本国内では、適用する摩擦調整剤(HPF)や摩擦緩和材などの固体潤滑剤が開発されており、実用化に向けて営業線における確認試験が行なわれている。これらの新しいタイプのレール走行面用潤滑剤の特徴としては、図2に示す通り、微小すべり領域では、摩擦係数が小さく(横圧減少、摩耗防止、きしり音抑制)、巨視すべり領域では、摩擦係数がすべり率増大に伴って大きくなる(滑走・空転防止)ことである。
例えば、特許文献1には、ナフテン系化合物とシリコーン油を含む潤滑剤組成物、及び合成トラクション油と固体潤滑剤とを含む潤滑剤組成物が記載されている。

【特許文献1】特開2006-188617号公報

産業上の利用分野


本発明は、車輪/レールなどの鉄道用部材に用いる潤滑剤組成物に関し、詳しくは、鉄道用部材の物理的な劣化・損傷を防ぐとともに、運転面での安全性の高い潤滑剤組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
潤滑油基油と、界面活性剤と、潤滑油添加剤と、水を少なくとも含有し、A種1号(JIS K 2241)に相当するエマルションタイプの水溶性切削油剤を希釈した車輪/レールの鉄道部材用の潤滑剤組成物であって、
前記潤滑油基油は0.08~0.20質量%の範囲であり、前記界面活性剤は0.03~0.12質量%の範囲であり、前記潤滑油添加剤は0.016~0.083質量%の範囲であることを特徴とする潤滑剤組成物。

【請求項2】
微小すべり領域において鉄道用部材間の摩擦を低減する性質を有し、巨視すべり領域においてすべり率の増加とともに前記鉄道用部材間の摩擦を大きくする性質を有することを特徴とする請求項1記載の潤滑剤組成物。

【請求項3】
すべり率が2%未満の領域においてトラクション係数が0.1以下であり、すべり率が2%以上20%以下の領域においてトラクション係数が0.1を超えて上昇することを特徴とする請求項1または2に記載の潤滑剤組成物。

【請求項4】
前記潤滑油基油は0.08~0.12質量%の範囲であり、前記界面活性剤は0.03~0.07質量%の範囲であり、前記潤滑油添加剤は0.016~0.05質量%の範囲であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の潤滑剤組成物。

【請求項5】
極圧剤を含有することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の潤滑剤組成物。
産業区分
  • 液体燃料・油脂
  • 機構・伝動
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007091070thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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