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鉄道沿線情報伝送システム コモンズ

国内特許コード P110006278
掲載日 2011年12月20日
出願番号 特願2006-099260
公開番号 特開2007-269245
登録番号 特許第4755521号
出願日 平成18年3月31日(2006.3.31)
公開日 平成19年10月18日(2007.10.18)
登録日 平成23年6月3日(2011.6.3)
発明者
  • 中村 一城
  • 関 清隆
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 鉄道沿線情報伝送システム コモンズ
発明の概要

【課題】気象状況の悪化や災害の発生等の沿線情報を伝送する際に、列車の走行位置を把握してピンポイントで、かつ、リアルタイムに沿線情報を伝送するシステムを提供すること。
【解決手段】列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器とからなり、車上機器には、列車位置情報等を記憶する車上記憶部と、沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、沿線監視機器には、沿線監視記憶部と、車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、沿線監視制御部とを含み、車上記憶部に記憶された列車位置情報と、沿線監視記憶部に記憶された監視機器位置情報とに基づいて、車上機器と沿線監視機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、車上制御部と沿線監視制御部とが車上送受信部と沿線監視送受信部との間の通信を確立する制御を行う。
【選択図】図2

従来技術、競合技術の概要


鉄道沿線の鉄道用電気設備の現状の情報を収集する場合には、鉄道用電気設備の現状の情報を沿線に設けた子機において収集し、移動中の電車内に設置した親機に対して送信し、電車内において受信することで、大規模なネットワークシステムを組むことなく、かつ、作業員の手を介すことなく自動的に、鉄道用電気設備の現状の情報を収集することは可能になっている。(例えば特許文献1参照)。



一方で、鉄道用電気設備の情報ではなく、雨量、風速、落石、雪崩等を監視するための監視機器が鉄道沿線に設置され沿線情報を収集している。これらの監視機器は自然災害による鉄道事故防止のためには不可欠なものである。これら沿線に設置された監視機器により得られた情報は適宜走行中の列車乗務員に通報することが肝要である。このため、これら監視機器は有線ケーブルで接続され、一旦、沿線情報集約端末を経由して中央指令所へ伝送され、その情報が指令所の人間を介して列車乗務員に伝えられるか、又は近くを走行する列車の前の信号を制御するようにして事故になるのを未然に防いでいる。



この沿線情報集約端末は多段に接続され、下位の集約端末にて沿線情報が一定時間蓄積され、数分間の平均値や最大値の値を抽出し、さらに上位の沿線情報集約端末に伝送している。

【特許文献1】特開平11-78884号公報

産業上の利用分野


本発明は、鉄道沿線情報伝送システムに係り、特に鉄道沿線の気象状況や災害発生等の沿線情報をリアルタイムで走行中の列車に知らせることを可能とする鉄道沿線情報伝送システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器とからなる鉄道沿線情報伝送システムであって、
前記車上機器には、
前記車上機器が搭載される列車の現在位置を示す列車位置情報、列車番号情報、列車ダイヤ情報及び前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する車上記憶部と、
前記沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、
前記車上記憶部に記憶された情報に基づいて、前記車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、
前記沿線監視機器には、
前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する沿線監視記憶部と、
前記車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、
前記沿線監視記憶部に記憶された情報に基づいて、前記沿線監視送受信部に通信を指示する沿線監視制御部とを含み、
前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と、前記沿線監視記憶部に記憶された前記沿線監視機器の監視機器位置情報とに基づいて、前記車上機器と前記沿線監視機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、前記車上制御部と前記沿線監視制御部とが前記車上送受信部と前記沿線監視送受信部との間の通信を確立する制御を行い、
前記沿線監視機器と前記車上機器との通信が確立されている列車同士が、前記車上記憶部に記憶された列車ダイヤ情報に基づいて列車がすれ違うと判断される場合、両列車の車上機器の車上制御部が、車上機器同士での通信に切り替える制御を行う、
鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項2】
列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器とからなる鉄道沿線情報伝送システムであって、
前記車上機器には、
前記車上機器が搭載される列車の現在位置を示す列車位置情報、列車番号情報、列車ダイヤ情報及び前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する車上記憶部と、
前記沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、
前記車上記憶部に記憶された情報に基づいて、前記車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、
前記沿線監視機器には、
前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する沿線監視記憶部と、
前記車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、
前記沿線監視記憶部に記憶された情報に基づいて、前記沿線監視送受信部に通信を指示する沿線監視制御部とを含み、
前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と、前記沿線監視記憶部に記憶された前記沿線監視機器の監視機器位置情報とに基づいて、前記車上機器と前記沿線監視機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、前記車上制御部と前記沿線監視制御部とが前記車上送受信部と前記沿線監視送受信部との間の通信を確立する制御を行い、
前記沿線監視機器と前記車上機器との通信が確立されている列車と前記沿線監視機器と前記車上機器との通信が確立されていない列車とが、前記車上記憶部に記憶された列車ダイヤ情報に基づいて列車がすれ違うと判断される場合、両列車の車上機器の車上制御部が、通信が確立されて前記沿線情報を受信した車上機器から通信が確立されていない車上機器に前記沿線情報を送信する制御を行う、
鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項3】
列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器とからなる鉄道沿線情報伝送システムであって、
前記車上機器には、
前記車上機器が搭載される列車の現在位置を示す列車位置情報、列車番号情報、列車ダイヤ情報及び前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する車上記憶部と、
前記沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、
前記車上記憶部に記憶された情報に基づいて、前記車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、
前記沿線監視機器には、
前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する沿線監視記憶部と、
前記車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、
前記沿線監視記憶部に記憶された情報に基づいて、前記沿線監視送受信部に通信を指示する沿線監視制御部とを含み、
前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と、前記沿線監視記憶部に記憶された前記沿線監視機器の監視機器位置情報とに基づいて、前記車上機器と前記沿線監視機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、前記車上制御部と前記沿線監視制御部とが前記車上送受信部と前記沿線監視送受信部との間の通信を確立する制御を行い、
前記沿線監視機器と前記車上機器との通信が確立されていない列車同士が、前記車上記憶部に記憶された列車ダイヤ情報に基づいて列車がすれ違うと判断される場合、両列車の車上機器の車上制御部が、前記車上記憶部に格納した前記沿線情報をすれ違う相手側列車の車上機器に送信する制御を行う、
鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項4】
前記沿線監視機器は、前記沿線監視送受信部を通じて定期的に前記沿線監視機器の監視機器位置情報を送信し、
前記車上機器は前記車上送受信部を通じて前記沿線監視機器の監視機器位置情報を受信した場合に、前記車上制御部が、前記車上送受信部が受信した前記沿線監視機器の監視機器位置情報と前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と比較して予め定められた所定の距離以内に接近したと判断した場合に、前記車上機器が前記沿線情報を受信する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項5】
前記車上機器と通信回線を介して接続され、所定領域内を走行する列車を監視する中央監視装置を含み、
列車ダイヤ情報が変動を生じた場合に、前記車上機器に現時点での最新の列車ダイヤ情報を送信する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項6】
列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器と、前記沿線監視機器からの送信情報を中継する中継機器とからなる鉄道沿線情報伝送システムであって、
前記車上機器には、
前記車上機器が搭載される列車の現在位置を示す列車位置情報、列車番号情報、列車ダイヤ情報及び前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する車上記憶部と、
前記沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、
前記沿線監視機器には、
前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する沿線監視記憶部と、
前記車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記沿線監視送受信部に通信を指示する沿線監視制御部とを含み、
前記中継機器には、
前記中継機器の中継機器位置情報を記憶する中継記憶部と、
前記車上機器及び前記沿線監視機器と無線通信を行う中継送受信部と、
前記中継記憶部に記憶された情報に基づいて、前記中継送受信部に通信を指示する中継制御部とを含み、
前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と、前記中継記憶部に記憶された前記中継機器の中継機器位置情報とに基づいて、前記車上機器と前記中継機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、前記車上制御部と前記中継機器とが前記車上送受信部と前記中継送受信部との間の通信を確立する制御を行い、前記中継送受信部は前記沿線監視機器から得られた沿線情報を中継し、
前記車上送受信部が受信した前記中継機器の中継機器位置情報と、前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置の列車位置情報とに基づいて、前記車上制御部が前記中継機器を通り過ぎたと判断した場合には前記沿線監視機器との通信に切り替える制御を行う、
鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項7】
列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器と、前記沿線監視機器からの送信情報を中継する中継機器とからなる鉄道沿線情報伝送システムであって、
前記車上機器には、
前記車上機器が搭載される列車の現在位置を示す列車位置情報、列車番号情報、列車ダイヤ情報及び前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する車上記憶部と、
前記沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、
前記沿線監視機器には、
前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する沿線監視記憶部と、
前記車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記沿線監視送受信部に通信を指示する沿線監視制御部とを含み、
前記中継機器には、
前記中継機器の中継機器位置情報を記憶する中継記憶部と、
前記車上機器及び前記沿線監視機器と無線通信を行う中継送受信部と、
前記中継記憶部に記憶された情報に基づいて、前記中継送受信部に通信を指示する中継制御部とを含み、
前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と、前記中継記憶部に記憶された前記中継機器の中継機器位置情報とに基づいて、前記車上機器と前記中継機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、前記車上制御部と前記中継機器とが前記車上送受信部と前記中継送受信部との間の通信を確立する制御を行い、前記中継送受信部は前記沿線監視機器から得られた沿線情報を中継し、
前記中継機器と前記車上機器との通信が確立されている列車同士が、前記車上記憶部に記憶された列車ダイヤ情報に基づいて列車がすれ違うと判断される場合、両列車の車上機器の車上制御部が、車上機器同士での通信に切り替える制御を行う、
鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項8】
列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器と、前記沿線監視機器からの送信情報を中継する中継機器とからなる鉄道沿線情報伝送システムであって、
前記車上機器には、
前記車上機器が搭載される列車の現在位置を示す列車位置情報、列車番号情報、列車ダイヤ情報及び前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する車上記憶部と、
前記沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、
前記沿線監視機器には、
前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する沿線監視記憶部と、
前記車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記沿線監視送受信部に通信を指示する沿線監視制御部とを含み、
前記中継機器には、
前記中継機器の中継機器位置情報を記憶する中継記憶部と、
前記車上機器及び前記沿線監視機器と無線通信を行う中継送受信部と、
前記中継記憶部に記憶された情報に基づいて、前記中継送受信部に通信を指示する中継制御部とを含み、
前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と、前記中継記憶部に記憶された前記中継機器の中継機器位置情報とに基づいて、前記車上機器と前記中継機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、前記車上制御部と前記中継機器とが前記車上送受信部と前記中継送受信部との間の通信を確立する制御を行い、前記中継送受信部は前記沿線監視機器から得られた沿線情報を中継し、
前記中継機器と前記車上機器との通信が確立されている列車と前記中継機器と前記車上機器との通信が確立されていない列車とが、前記車上記憶部に記憶された列車ダイヤ情報に基づいて列車がすれ違うと判断される場合、両列車の車上機器の車上制御部が、通信が確立されて前記沿線情報を受信した車上機器から通信が確立されていない車上機器に前記沿線情報を送信する制御を行う、
鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項9】
列車に搭載される車上機器と、鉄道沿線の状態を監視して得られた沿線情報を送信する沿線監視機器と、前記沿線監視機器からの送信情報を中継する中継機器とからなる鉄道沿線情報伝送システムであって、
前記車上機器には、
前記車上機器が搭載される列車の現在位置を示す列車位置情報、列車番号情報、列車ダイヤ情報及び前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する車上記憶部と、
前記沿線監視機器と無線通信を行う車上送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記車上送受信部に通信を指示する車上制御部とを含み、
前記沿線監視機器には、
前記沿線監視機器の監視機器位置情報を記憶する沿線監視記憶部と、
前記車上機器と無線通信を行う沿線監視送受信部と、
前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記沿線監視送受信部に通信を指示する沿線監視制御部とを含み、
前記中継機器には、
前記中継機器の中継機器位置情報を記憶する中継記憶部と、
前記車上機器及び前記沿線監視機器と無線通信を行う中継送受信部と、
前記中継記憶部に記憶された情報に基づいて、前記中継送受信部に通信を指示する中継制御部とを含み、
前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と、前記中継記憶部に記憶された前記中継機器の中継機器位置情報とに基づいて、前記車上機器と前記中継機器とが予め定められた所定の距離以内に接近した場合に、前記車上制御部と前記中継機器とが前記車上送受信部と前記中継送受信部との間の通信を確立する制御を行い、前記中継送受信部は前記沿線監視機器から得られた沿線情報を中継し、
前記中継機器と前記車上機器との通信が確立されていない列車同士が、前記車上記憶部に記憶された列車ダイヤ情報に基づいて列車がすれ違うと判断される場合、両列車の車上機器の車上制御部が、前記車上記憶部に格納した前記沿線情報をすれ違う相手側列車の車上機器に送信する制御を行う、
鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項10】
前記中継機器は、前記中継送受信部を通じて定期的に前記中継機器の中継機器位置情報を送信し、
前記車上機器は前記車上送受信部を通じて前記中継機器の中継機器位置情報を受信した場合に、前記車上制御部が、前記車上送受信部が受信した前記中継機器の中継機器位置情報と前記車上記憶部に記憶された列車の現在位置を示す列車位置情報と比較して予め定められた所定の距離以内に接近したと判断した場合に、前記車上機器が前記沿線監視機器からの中継を受信して沿線情報を受信する、請求項6から請求項9のいずれかに記載の鉄道沿線情報伝送システム。

【請求項11】
前記車上機器と通信回線を介して接続され、所定領域内を走行する列車を監視する中央監視装置を含み、
列車ダイヤ情報が変動を生じた場合に、前記車上機器に現時点での最新の列車ダイヤ情報を送信する、請求項6から請求項10のいずれかに記載の鉄道沿線情報伝送システム。
産業区分
  • その他通信
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2006099260thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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