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着霜除去装置及び着霜除去方法 コモンズ

国内特許コード P110006296
掲載日 2011年12月20日
出願番号 特願2006-077152
公開番号 特開2007-253649
登録番号 特許第4761371号
出願日 平成18年3月20日(2006.3.20)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
登録日 平成23年6月17日(2011.6.17)
発明者
  • 鎌田 慈
  • 宍戸 真也
  • 飯倉 茂弘
  • 遠藤 徹
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 着霜除去装置及び着霜除去方法 コモンズ
発明の概要

【課題】トロリ線に付着した霜を簡単な構造によって低コストに除去することができる着霜除去装置及び着霜除去方法を提供する。
【解決手段】車両3がA方向に走行しているときに、回転ブラシ部8aがB方向に回転すると、トロリ線2aに付着した霜Fにブラシが次々に衝突して霜Fに連続して打撃力が加わり、この打撃力によって霜Fがトロリ線2aから叩き落される。ブラシによって打撃力が加えられた後にトロリ線2aに霜Fの種が残存しているときには、この霜Fの種がブラシによってトロリ線2aから掃き取られ除去される。回転ブラシ部8aがB方向に回転すると、ブラシの毛先が抑制剤付着部9a内の抑制剤Oと接触して、このブラシに抑制剤Oが付着する。回転ブラシ部8aがB方向にさらに回転するとブラシの毛先がトロリ線2aと接触し、ブラシに付着した抑制剤Oがトロリ線2aに塗布される。
【選択図】図2

従来技術、競合技術の概要


気温が低く、湿度が高く、風の弱い気象条件下では、積雪地域に限らず、冬季にはトロリ線への着霜が起きることがある。このため、トロリ線と接触移動するパンタグラフのすり板とトロリ線との間に列車走行時に絶縁物質として霜が挟まり、正常な集電が阻害されることがある。集電が阻害されるとトロリ線とすり板との間にアークが発生し、すり板を支持する集電舟(舟体)の溶断やすり板の異常摩耗が発生する。その結果、トロリ線の異常摩耗などが起こり列車の運行に重大な支障を与えることがある。このため、現在では、対策としてトロリ線へのコーティング剤の塗布による着霜防止や、ヒータによる霜の融解などが行なわれている。



従来のトロリ線塗油機は、線路に沿って走行可能な作業車上に取り付けられて上下方向に伸縮自在のフレームと、このフレームに取り付けられてトロリ線と回転接触する案内輪と、トロリ線に油を噴射する噴射ノズルと、トロリ線に付着しなかった油を受ける受箱などを備えている(特許文献1参照)。この従来のトロリ線塗油機では、作業車を線路に沿って走行させながら噴射ノズルから油を噴射して、トロリ線に付着した霜や氷が容易に落下するようにトロリ線に油を塗布している。



また、従来の難着氷霜トロリ線は、パンタグラフのすり板と接触する大径部分に加熱線が挿入されている(特許文献2参照)。この従来の難着氷霜トロリ線では、大径部分の長さ方向に挿入孔を形成し、この挿入孔に加熱線を挿入しており、加熱線に電流を流すことで大径部分を加熱し着霜及び着氷を防止している。




【特許文献1】特開平5-178131号公報




【特許文献2】特開平9-301019号公報

産業上の利用分野


この発明は、集電装置が接触する電車線路に付着した霜を除去する着霜除去装置及び着霜除去方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
集電装置が接触する電車線路に付着した霜を除去する着霜除去装置であって、
前記霜に打撃力を加えるとともに打撃後の前記電車線路に残存する前記霜を掃き取って、この電車線路からこの霜を除去する霜除去手段を備え、
前記霜除去手段は、前記電車線路と回転接触する回転ブラシ部を備え、
前記回転ブラシ部は、前記集電装置と前記電車線路とが接触する接触面とこの電車線路の両側面とに毛先が接触するように、この回転ブラシ部の周方向に所定の間隔をあけ、この回転ブラシ部の長さ方向に所定の幅でブラシを有すること、
を特徴とする着霜除去装置。

【請求項2】
請求項1に記載の着霜除去装置において、
前記霜の付着を抑制する抑制剤を前記回転ブラシ部に供給する抑制剤供給手段を備えること、
を特徴とする着霜除去装置。

【請求項3】
請求項又は請求項に記載の着霜除去装置において、
前記回転ブラシ部の回転速度を制御する制御手段を備えること、
を特徴とする着霜除去装置。

【請求項4】
請求項から請求項までのいずれか1項に記載の着霜除去装置において、
前記回転ブラシ部は、使用時には前記電車線路と接触し、非使用時には前記電車線路から離れること、
を特徴とする着霜除去装置。

【請求項5】
請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の着霜除去装置において、
前記霜除去手段は、前記集電装置の進行方向前側に配置されていること、
を特徴とする着霜除去装置。

【請求項6】
請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の着霜除去装置において、
前記霜除去手段は、一編成に複数の前記集電装置が存在するときに、先頭車両寄りの前記集電装置の進行方向前側と、後尾車両寄りの前記集電装置の進行方向後側とに配置されており、
前記進行方向前側の前記霜除去手段と前記進行方向後側の前記霜除去手段とを使用状態と非使用状態とに切り替える使用状態切替手段を備えること、
を特徴とする着霜除去装置。

【請求項7】
請求項に記載の着霜除去装置において、
車両の現在位置を検出する車両位置検出手段を備え、
前記使用状態切替手段は、前記進行方向前側の前記霜除去手段が前記霜を除去するように、前記車両位置検出手段の検出結果に基づいてこの霜除去手段を非使用状態から使用状態に切り替えること、
を特徴とする着霜除去装置。

【請求項8】
集電装置が接触する電車線路に付着した霜を除去する着霜除去方法であって、
前記霜に打撃力を加えるとともに打撃後の前記電車線路に残存する前記霜を掃き取って、この電車線路からこの霜を除去する霜除去工程を含
前記霜除去工程は、前記電車線路に回転ブラシ部を回転接触させる工程を含み、
前記回転ブラシ部は、前記集電装置と前記電車線路とが接触する接触面とこの電車線路の両側面とに毛先が接触するように、この回転ブラシ部の周方向に所定の間隔をあけ、この回転ブラシ部の長さ方向に所定の幅でブラシを有すること、
を特徴とする着霜除去方法。

【請求項9】
請求項に記載の着霜除去方法において、
前記霜除去工程は、前記霜の付着を抑制する抑制剤を前記回転ブラシ部に供給する工程を含むこと、
を特徴とする着霜除去方法。
産業区分
  • 電力応用
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2006077152thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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