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劣化状態測定装置及び劣化状態測定方法 コモンズ

国内特許コード P110006315
掲載日 2011年12月20日
出願番号 特願2007-068287
公開番号 特開2008-232637
登録番号 特許第4888901号
出願日 平成19年3月16日(2007.3.16)
公開日 平成20年10月2日(2008.10.2)
登録日 平成23年12月22日(2011.12.22)
発明者
  • 片山 信一
  • 臼木 理倫
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 劣化状態測定装置及び劣化状態測定方法 コモンズ
発明の概要

【課題】測定対象物の劣化状態を精度よく評価することができる劣化状態測定装置及び劣化状態測定方法を提供する。
【解決手段】抵抗測定部7は、測定対象物Iの絶縁抵抗を乾燥状態及び湿潤状態で測定すし、劣化状態判定部8は抵抗測定部7の測定結果に基づいて測定対象物Iの劣化状態を判定する。測定対象物Iに接触子2と接触子3とを接触させた状態で、測定対象物Iの抵抗値を乾燥状態で抵抗測定部7が測定する。この状態で、噴霧装置などを使用して水などの液体を測定対象物Iに噴霧し、測定対象物Iの抵抗値を湿潤状態で抵抗測定部7が測定する。乾燥状態の抵抗値及び湿潤状態の抵抗値に基づいて劣化状態判定部8が測定対象物Iの劣化状態を判定し、この測定対象物Iの汚損状態を測定する。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


電気鉄道では、電気車に電力を供給するために線路に沿って電車線などが設けられており、絶縁のために加圧部分と接地部分との間にがいし(碍子)などの絶縁材料が用いられている。このようながいしは、経年による付着物の影響によって汚染が進行し、汚損が進行すると絶縁抵抗が低下して導電率が増加する。特に、トンネル内の漏水の多い場所では、がいし表面の生成物によってがいし表面に導電性被膜が形成される。



従来の絶縁抵抗測定装置は、試料を収容して低温環境にする恒温恒湿槽と、低温放置後の試料を収容する収容する温湿度保持器と、温湿度保持器内に水分を供給する加湿器と、温湿度保持器内を一定の常温環境に保持するために加湿器を駆動制御する温湿度調整手段と、試料の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗計などを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような従来の絶縁抵抗測定装置では、温湿度が不安定な外界ではなく外界から隔離された温湿度保持容器内に試料を入れて、この試料の表面を結露させ、安定した測定環境で電気抵抗を測定することによって電気抵抗値のばらつきの発生を抑えている。




【特許文献1】特開平8-54430号公報

産業上の利用分野


この発明は、測定対象物の劣化状態を測定する劣化状態測定装置及び劣化状態測定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
測定対象物の劣化状態を測定する劣化状態測定装置であって、
実際に使用されている前記測定対象物の絶縁抵抗を乾燥状態で測定するために、この測定対象物に熱風を吹き付けてこの測定対象物を乾燥させる乾燥部と、
実際に使用されている前記測定対象物の絶縁抵抗を湿潤状態で測定するために、この測定対象物が実際に設置される場所でこの測定対象物と接触する液体を噴霧してこの測定対象物を加湿する加湿部と、
前記測定対象物の絶縁抵抗を乾燥状態及び湿潤状態で測定する抵抗測定部と、
前記乾燥部による乾燥時間及び/又は乾燥温度と、前記加湿部による液体噴射量及び/又は噴射時間とを設定するとともに、前記乾燥部による乾燥動作と前記加湿部による加湿動作の順序を設定する動作設定部と、
前記抵抗測定部が測定した絶縁抵抗が無限大、無限大側に近い値、ゼロ側に近い値及びゼロであるか否かを判定することによって、前記測定対象物の劣化状態を判定する劣化状態判定部と、
を備える劣化状態測定装置。

【請求項2】
請求項1に記載の劣化状態測定装置において、
前記測定対象物の温度を検出する温度検出部の検出結果に基づいて、前記抵抗測定部の測定結果を補正する抵抗値補正部を備え、
前記劣化状態判定部は、補正後の前記抵抗測定部の測定結果に基づいてこの測定対象物の劣化状態を判定すること、
を特徴とする劣化状態測定装置。

【請求項3】
請求項1又は請求項に記載の劣化状態測定装置において、
前記劣化状態判定部は、前記測定対象物の汚損状態を判定すること、
を特徴とする劣化状態測定装置。

【請求項4】
請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の劣化状態測定装置において、
前記抵抗測定部は、前記測定対象物が絶縁材であるときにこの絶縁材の絶縁抵抗を乾燥状態及び湿潤状態で測定し、
前記劣化状態判定部は、前記抵抗測定部の測定結果に基づいて前記絶縁材の劣化状態を判定すること、
を特徴とする劣化状態測定装置。

【請求項5】
測定対象物の劣化状態を測定する劣化状態測定方法であって、
実際に使用されている前記測定対象物の絶縁抵抗を乾燥状態で測定するために、この測定対象物に熱風を吹き付けてこの測定対象物を乾燥させる乾燥工程と、
実際に使用されている前記測定対象物の絶縁抵抗を湿潤状態で測定するために、この測定対象物が実際に設置される場所でこの測定対象物と接触する液体を噴霧してこの測定対象物を加湿する加湿工程と、
前記測定対象物の絶縁抵抗を乾燥状態及び湿潤状態で測定する抵抗測定工程と、
前記乾燥工程における乾燥時間及び/又は乾燥温度と、前記加湿工程における液体噴射量及び/又は噴射時間とを設定するとともに、前記乾燥工程における乾燥動作と前記加湿工程における加湿動作の順序を設定する動作設定工程と、
前記抵抗測定工程において測定した絶縁抵抗が無限大側に近い値、ゼロ側に近い値及びゼロであるか否かを判定することによって、前記測定対象物の劣化状態を判定する劣化状態判定工程と、
を含む劣化状態測定方法。

【請求項6】
請求項に記載の劣化状態測定方法において、
前記測定対象物の温度を検出する温度検出工程における検出結果に基づいて、前記抵抗測定工程における測定結果を補正する抵抗値補正工程を含み、
前記劣化状態判定工程は、補正後の前記抵抗測定工程における測定結果に基づいてこの測定対象物の劣化状態を判定する工程を含むこと、
を特徴とする劣化状態測定方法。

【請求項7】
請求項5又は請求項までのいずれか1項に記載の劣化状態測定方法において、
前記劣化状態判定工程は、前記測定対象物の汚損状態を判定する工程を含むこと、
を特徴とする劣化状態測定方法。

【請求項8】
請求項から請求項までのいずれか1項に記載の劣化状態測定方法において、
前記抵抗測定工程は、前記測定対象物が絶縁材であるときにこの絶縁材の絶縁抵抗を乾燥状態及び湿潤状態で測定する工程を含み、
前記劣化状態判定工程は、前記抵抗測定工程における測定結果に基づいて前記絶縁材の劣化状態を判定する工程を含むこと、
を特徴とする劣化状態測定方法。
産業区分
  • 試験、検査
  • その他電力
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2007068287thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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