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表面改質された樹脂基材の製造方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P120006524
整理番号 FU386
掲載日 2012年1月27日
出願番号 特願2010-073773
公開番号 特開2011-207916
登録番号 特許第5474626号
出願日 平成22年3月26日(2010.3.26)
公開日 平成23年10月20日(2011.10.20)
登録日 平成26年2月14日(2014.2.14)
発明者
  • 米沢 晋
  • 高島 正之
  • 金 在虎
  • 丸山 裕介
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 表面改質された樹脂基材の製造方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】ただ単にフッ素ガスまたはフッ素ガスと不活性ガスとの混合ガスで樹脂材料の表面を化学的に改質するだけでなく、その表面を物理的に改質することにより、めっき皮膜などとの密着性に優れた表面状態を有する樹脂基材を容易に製造することができる樹脂基材の製造方法を提供すること。
【解決手段】樹脂基材をフッ素ガスと接触させ、当該樹脂基材の表面をフッ素化させた後、アルコールを当該フッ素化された樹脂基材の表面に接触させることを特徴とする表面改質された樹脂基材の製造方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



高分子材料の表面に撥水性または親水性を付与する高分子材料の表面改質方法として、高分子材料にフッ素ガスと不活性ガスを含むガスによる処理を施す表面処理方法が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。しかし、前記表面処理方法によれば、高分子材料の表面にフッ素を付与することにより、その表面に撥水性または親水性が化学的に付与されるだけであり、その表面状態を物理的に改質することができないため、当該表面改質方法が施された高分子材料の表面は、めっき皮膜などとの密着性に劣るという欠点がある。さらに、前記表面改質方法には、アミド結合などを有する高分子材料には適用することができないという欠点がある(例えば、特許文献3段落[0015]、特許文献4の段落[0013]参照)。





親水性の塗工素材との親和性を発現する成形体の製造方法として、フッ素ガスを酸素で希釈した混合ガスで熱可塑性ポリマーからなる成形体をフッ素化処理する成形体の製造方法(例えば、特許文献3の[請求項4]参照)、熱可塑性ポリマーからなる成形体の表層部をフッ素ガスまたはフッ素ガスを不活性ガスで希釈した混合ガスでフッ素化処理する成形体の製造方法などが知られている(例えば、特許文献4の[請求項4]参照)。しかし、前記成形体の製造方法には、前記表面改質方法と同様に、成形体の表面にフッ素を付与することにより、その表面に親水性が化学的に付与されるだけであり、その表面状態を物理的に改質することができないため、得られる成形体の表面がめっき皮膜などとの密着性に劣るという欠点がある。





また、支持体に設けられた光学異方性層の表面を親水化することにより、無機材料との付着性を高める方法として、フッ素ガスを含むガスで支持体に設けられた光学異方性層の表面を表面改質処理する光学異方性材料の製造方法が提案されている(例えば、特許文献5の[請求項1]参照)。しかし、前記光学異方性材料の製造方法には、支持体に設けられた光学異方性層の表面にフッ素を付与することにより、その表面に親水性が化学的に付与されるだけであり、表面状態を物理的に改質することができないため、その表面がめっき皮膜などとの密着性に劣るという欠点がある。

産業上の利用分野



本発明は、表面改質された樹脂基材の製造方法に関する。さらに詳しくは、めっき皮膜などとの密着性に優れた表面状態を有する樹脂基材を製造することができる表面改質された樹脂基材の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
樹脂基材をフッ素ガスと接触させ、当該樹脂基材の表面をフッ素化させた後、アルコールを当該フッ素化された樹脂基材の表面に接触させることを特徴とする表面改質された樹脂基材の製造方法。

【請求項2】
樹脂基材をフッ素ガスと接触させる際のフッ素ガスの圧力が0.5~200kPaである請求項1に記載の表面改質された樹脂基材の製造方法。

【請求項3】
樹脂基材をフッ素ガスと接触させる際のフッ素ガスの温度が0~200℃である請求項1または2に記載の表面改質された樹脂基材の製造方法。

【請求項4】
アルコールが炭素数1~8の脂肪族アルコールである請求項1~3のいずれかに記載の表面改質された樹脂基材の製造方法。

【請求項5】
フッ素化された樹脂基材をアルコール中に浸漬し、当該フッ素化された樹脂基材およびアルコールに超音波を照射することにより、アルコールを当該フッ素化された樹脂基材の表面に接触させる請求項1~4のいずれかに記載の表面改質された樹脂基材の製造方法。

【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の製造方法によって得られた表面改質された樹脂基材。

【請求項7】
請求項6に記載の表面改質された樹脂基材の表面上に、めっき皮膜が形成されてなるめっき皮膜を有する樹脂基材。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010073773thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) 新技術説明会:2011年8月23日
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