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内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞の検出方法 コモンズ

国内特許コード P120006542
整理番号 08085AA
掲載日 2012年1月30日
出願番号 特願2009-225758
公開番号 特開2011-072231
登録番号 特許第5810435号
出願日 平成21年9月30日(2009.9.30)
公開日 平成23年4月14日(2011.4.14)
登録日 平成27年10月2日(2015.10.2)
発明者
  • 粂 昭苑
  • 原田 聖子
  • 白木 伸明
  • 粂 和彦
出願人
  • 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞の検出方法 コモンズ
発明の概要 【課題】内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞のマーカー分子を同定し、それを利用した内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞を検出する方法及び内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞分離する方法を提供する。
【解決手段】崩壊促進因子(DAF,CD55)遺伝子、Tmem184a遺伝子、Akr1c19遺伝子、3300001A09Rik遺伝子、Aebp2遺伝子、AI464131遺伝子、Foxp4遺伝子、Hipk2遺伝子、Lass4遺伝子、Pbxip1遺伝子、Pcbd1遺伝子、及びPcdh1遺伝子から選択される少なくとも1種の遺伝子の発現を検出することを含む、内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞を検出、及び分離方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


生命維持に不可欠である膵臓、肝臓、胃、腸、そして肺といった消化器や呼吸器は、胚
性内胚葉を起源として発生する。予定運命追跡実験では、胚性内胚葉(Definitive endod
erm:DE)の運命はマウス胚において、胎生6-6.5日目に決定し始めることが分かっている。
現在マウスで知られている最も初期の膵臓マーカー遺伝子Pdx1 (Pancreatic and duoden
al homeobox gene 1) は、胎生8.5日目に腸の腹側内胚葉において発現し始める(非特許
文献1)。しかし、Pdx1ノックアウトマウスでは、成長や分化をしない未発達な膵芽だけ
が形成される。前腸内胚葉の特定の領域での膵芽の誘導シグナルは、膵臓発生を理解する
上で重要であるにもかかわらず、多くの分子メカニズムは解明されていない。



ES細胞から特定の細胞を分化誘導するためには、他の領域には発現せず、目的の領域
のみに発現するマーカー遺伝子の同定が非常に重要である。しかし、現実的には複数の
マーカー遺伝子を組み合わせて分化細胞を評価することが多い。内胚葉に関しては、E-
cadherinとケモカインレセプターであるCxcr4の2つを用いることで胚性内胚葉を同定す
る方法が報告された(非特許文献2)。しかし、本発明者らは、膵臓においては発生が
進むにつれ、Cxcr4の発現が低下することを確認しており、内胚葉の領域化を研究するた
めには分化後期まで発現するマーカー遺伝子が必要となっている。また、前腸内胚葉の
予定膵臓領域においてPdx1 よりも早い時期に働く遺伝子に関する報告はない。さらに、
内胚葉の領域化が起こる時期において膵臓領域特異的に発現する細胞表面マーカーは見
つかっておらず、膵臓分化研究においてフローサイトメーターを用いた解析の障害とな
っている。一方、発生初期の膵芽で発現する遺伝子は多く知られておらず、新規な遺伝
子を同定することは大変有用である。



本発明者らは、既にin vitroでマウス胎仔中腎由来の支持細胞上で、ES細胞からPdx1
陽性細胞を分化誘導することに成功している(非特許文献3)。さらに、液性因子や分
化条件を変えることにより内胚葉だけでなく、外胚葉や中胚葉を効率的に分化誘導させ
ることにも成功している(非特許文献4)。また、網羅的遺伝子発現解析としてマイク
ロアレイを用いた研究も行っている(非特許文献5及び6)。

産業上の利用分野


本発明は、内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞の検出及び分離方法に関する。より詳細に
は、本発明は、内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞の新規マーカー分子の発現を指標とした
内胚葉細胞、腸管細胞又は膵細胞の検出及び分離方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
対象細胞における崩壊促進因子 (DAF, CD55)遺伝子及びE-cadherin遺伝子の発現を検出し、崩壊促進因子 (DAF, CD55)遺伝子及びE-cadherin遺伝子を発現している細胞を内胚葉細胞として同定することを特徴とする、内胚葉細胞を検出する方法。

【請求項2】
崩壊促進因子 (DAF, CD55)に対する抗体を用いて崩壊促進因子 (DAF, CD55)遺伝子の発現を検出する、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
崩壊促進因子 (DAF, CD55)遺伝子及びE-cadherin遺伝子を発現する細胞を選択することを含む、内胚葉細胞を分離する方法。

【請求項4】
(a)予め調製された内胚葉細胞を含む細胞試料に崩壊促進因子 (DAF, CD55)に対する抗体及びE-cadherinに対する抗体を添加する工程、及び
(b)該抗体が結合した細胞を分離する工程を含む、
請求項3に記載の内胚葉細胞を分離する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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