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廃液処理装置 コモンズ

国内特許コード P120006566
整理番号 09081AA
掲載日 2012年1月30日
出願番号 特願2010-127141
公開番号 特開2011-251255
登録番号 特許第5610198号
出願日 平成22年6月2日(2010.6.2)
公開日 平成23年12月15日(2011.12.15)
登録日 平成26年9月12日(2014.9.12)
発明者
  • 古川 憲治
  • 馬 永光
出願人
  • 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 廃液処理装置 コモンズ
発明の概要 【課題】アナモックス菌のグラニュールを用いて、亜硝酸性窒素及びアンモニア性窒素を含む廃液を効率良く脱窒処理することのできる廃液処理技術を提供する。
【解決手段】廃液処理装置10は、亜硝酸性窒素及びアンモニア性窒素を含む廃液ERとアナモックスグラニュールAGとを収容可能な処理槽11と、処理槽11内に収容されたアナモックスグラニュールAGを廃液ERとともに流動させる液流発生手段である回転式の撹拌部材12,13と、を備えている。撹拌部材12,13は動力源であるモータ15によって駆動された回転軸16に取り付けられている。処理槽11内には、アナモックス菌ANが付着可能な微生物付着担体である不織布14が、撹拌部材12,13より上方の領域に配置されている。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



我々のライフスタイルは20世紀の大量生産、大量消費、大量廃棄のスタイルから、循環型、低負荷型へのライフスタイルへの変換を余儀なくされている。下廃水処理システムの普及により公共用水域に放出される廃水の水質は年々改善されてきているが、湖沼や内海のような閉鎖性水域における窒素やリンなどの栄養塩の濃度が上昇傾向にあり、赤潮等の富栄養化の問題が頻発し、社会問題化している。そこで、これまでの有機物の処理のみならず、窒素やリン等の栄養源も処理することが可能であって、効率的かつ経済的な高度な廃水処理技術が求められている。





一般に、廃水中の窒素を生物学的に除去する方法としては、微生物自身に摂取させる方法と、硝化・脱窒による窒素サイクルを用いる方法とが代表的である。前者の方法は、具体的には、所定の処理装置内において微生物を増殖させることによって廃水中の窒素を細菌内に同化させる方法であるが、処理が進行するにつれて処理装置内の微生物量が増加していくため、その都度、微生物を除去したり、廃棄したりする必要があり、新たな廃棄物が発生する等の問題が生じている。





このような状況において、アナモックス菌と呼ばれる独立栄養性脱窒微生物を用いた窒素除去プロセスが脚光を浴びている。アナモックス菌は、嫌気性アンモニア酸化(Anaerobic Ammonium Oxidation)菌の呼称からAnammox菌と略称されており、亜硝酸性窒素及びアンモニア性窒素を含む廃液を効率良く脱窒する性質を有する。





本発明者は、かかるアナモックス菌を用いた脱窒反応に関する研究を継続して行っており、その一例として、アナモックス菌を不織布などで形成された網状物に担持させることにより、アナモックス菌による脱窒反応を安定的に進行させることができる「廃水処理システム」を提案している(例えば、特許文献1参照。)。





一方、アナモックス菌による脱窒処理速度を高めることを目的として様々な方面から研究、開発が行われ、例えば、グラニュール化したアナモックス菌を使用した各種脱窒処理システムが提案されている(特許文献2,3,4参照。)。これらの脱窒処理システムにおいては、所定の反応容器内にグラニュール化したアナモックス菌が充填され、この反応容器内に導入された被処理液がグラニュール化したアナモックス菌に接触しながら上昇する間に脱窒反応が行われる方式(USB:Upflow Sludge Bed方式)が採用されている。





一方、特許文献5においては、アナモックス菌による脱窒処理速度を高めるため、反応容器内に有機凝集剤を添加しながら脱窒反応を進行させる方法が提案されている。

産業上の利用分野



本発明は、被処理液中に含まれる亜硝酸性窒素やアンモニア性窒素を窒素ガスとして除去する技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
亜硝酸性窒素及びアンモニア性窒素を含む廃液とアナモックス菌のグラニュールとを収容可能な処理槽と、前記処理槽内に収容された前記アナモックス菌のグラニュールを前記廃液とともに流動させる液流発生手段と、を備え
前記処理槽の全体形状は略円筒形状であり、その中心軸が鉛直をなすように立設され、
前記処理槽は、それぞれ略円筒形状をした撹拌槽、中間槽及び分離槽を前記中心軸と同軸上に直列に接続して形成され、
前記処理槽の最下部分に位置する前記撹拌槽内には、前記液流発生手段として、動力源によって回転し前記廃液を旋回させながら上昇させる撹拌部材が配置され、
前記撹拌槽の上部に位置する前記中間槽内には、前記アナモックス菌が付着可能な微生物付着担体が配置され、
前記中間槽の上部に前記分離槽が位置することを特徴とする廃液処理装置。

【請求項2】
前記微生物付着担体として不織布を用いたことを特徴とする請求項記載の廃液処理装置。

【請求項3】
前記処理槽内の前記液流発生手段より上方の領域に位置する前記中間槽内に倒立漏斗形状の仕切部材を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の廃液処理装置。

【請求項4】
前記撹拌部材の回転中心軸が前記処理槽内で鉛直方向を成すように前記撹拌部材を配置するとともに前記処理槽内の前記撹拌部材より上方の領域に位置する前記中間槽内に前記撹拌部材の回転中心軸と同軸をなす筒形状の整流部材を配置した請求項1~3のいずれかに記載の廃液処理装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010127141thum.jpg
出願権利状態 登録
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