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傾斜分離装置および当該傾斜分離装置を用いた分離方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P120006591
整理番号 H23-22
掲載日 2012年2月3日
出願番号 特願2011-183694
公開番号 特開2013-043140
登録番号 特許第5899536号
出願日 平成23年8月25日(2011.8.25)
公開日 平成25年3月4日(2013.3.4)
登録日 平成28年3月18日(2016.3.18)
発明者
  • 平野 博人
出願人
  • 独立行政法人国立高等専門学校機構
発明の名称 傾斜分離装置および当該傾斜分離装置を用いた分離方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】簡易な構成で装置サイズを大きくすることなく、傾斜分離装置における処理量を増加させる。
【解決手段】傾斜(沈降)分離装置100は、下部傾斜板104aおよび上部傾斜板104bを含み、下方から分散質および分散媒の一方を取り出すとともに上方から分散質および分散媒の他方を取り出すように構成された傾斜容器102と、傾斜容器102内に設けられ、傾斜容器102内の下部傾斜板104a上に被処理液を供給する供給管110とを含む。供給管110は、第1の高さに設けられた流出口112hと、第1の高さよりも低い第2の高さに設けられた流出口(112h以外の112)を有する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


懸濁溶液から懸濁物質である分散質を分離して清澄液を取り出す技術として、重力分離を用いた傾斜沈降分離装置等の傾斜分離装置が知られている。
特許文献1(特開昭53-83157号公報)には、懸濁物質を傾斜配置された管状通路を下から上に通すことにより液体流から懸濁物質を分離する構成の装置が記載されている。



また、特許文献2(特開平8-112505号公報)には、それぞれ内側に流路を形成するように複数個の筒体を相互に隣接させた形状の成形体からなる流路形成体又は対向する板状部材間に流路を形成するように配置された複数枚の板状部材からなる流路形成体を、流路が水平面に対して傾斜するように配置し、流路内を上から下に向かって流れるように被処理液を案内しつつ被処理液中の懸濁物を沈降させるようにした下向流傾斜沈降装置が記載されている。特許文献3(特開昭53-11362号公報)にも、傾斜板間に懸濁水を流すことにより、フロックが凝集し、水と分離して下方に流れるとともに、水が上方に流れることにより水とフロックとを分離する構成の固液分離装置が記載されている。



特許文献4(特開昭62-163713号公報)には、被処理水が一側から供給されて他側から流出される沈殿槽に、流出側へ傾斜した傾斜板を上下方向に並列させることにより、被処理水が傾斜板に沿って斜に上昇しながら流過するので、横向流式を採用しつつも上向流式の場合と近い流れとするようにした傾斜板沈殿槽が記載されている。



特許文献5(特開2006-75685号公報)には、懸濁液分離槽に沈設されて、懸濁液から懸濁物質を分離して清澄液を取り出す傾斜流路モジュールにおいて、筐体と、筐体に垂直方向に積層して取り付けられて複数の傾斜流路を形成する複数の傾斜板を有するとともに、傾斜板を蛇腹を介して連結して、傾斜板の相互の間隔を変更自在にした構成の傾斜流路モジュールが記載されている。

産業上の利用分野


本発明は、傾斜分離装置および当該傾斜分離装置を用いた分離方法に関し、とくに、懸濁溶液を分散質と分散媒とに分離する傾斜分離装置および当該傾斜分離装置を用いた分離方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
懸濁溶液である被処理液を分散質と分散媒とに分離する傾斜分離装置であって、
下部傾斜板および当該下部傾斜板の上方に当該下部傾斜板から間隔を隔てて設けられた上部傾斜板を含み、前記下部傾斜板の下方から前記分散質および前記分散媒の一方を取り出すとともに前記下部傾斜板および前記上部傾斜板の上方から前記分散質および前記分散媒の他方を取り出すように構成された容器と、
前記容器内に前記下部傾斜板に沿って前記下部傾斜板と前記上部傾斜板との間に当該下部傾斜板および当該上部傾斜板からそれぞれ間隔を隔てて設けられ、前記容器内の前記下部傾斜板上に被処理液を供給する供給管と、
を含み、
前記供給管は、第1の高さおよび第1の高さよりも低い第2の高さにそれぞれ設けられた第1の流出口および第2の流出口を有する傾斜分離装置。

【請求項2】
請求項1に記載の傾斜分離装置において、
前記上部傾斜板は、前記下部傾斜板に平行に設けられた傾斜分離装置。

【請求項3】
請求項1または2に記載の傾斜分離装置において、
前記供給管は、前記下部傾斜板に平行に設けられた傾斜分離装置。

【請求項4】
請求項1から3いずれか一項に記載の傾斜分離装置において、
前記供給管は、前記下部傾斜板と前記上部傾斜板との中間に配置された傾斜分離装置。

【請求項5】
請求項1から4いずれか一項に記載の傾斜分離装置において、
前記供給管は先端が閉塞され、前記第1の流出口および前記第2の流出口は、前記供給管の側面に設けられた傾斜分離装置。

【請求項6】
請求項5に記載の傾斜分離装置において、
前記供給管は、前記第1の高さおよび前記第2の高さにそれぞれ複数の前記第1の流出口および複数の前記第2の流出口を有する傾斜分離装置。

【請求項7】
請求項6に記載の傾斜分離装置において、
前記供給管の前記複数の第1の流出口および前記複数の第2の流出口は、それぞれ、前記下部傾斜板および前記上部傾斜板に対向する方向とは異なる方向に設けられた流出口を含む傾斜分離装置。

【請求項8】
請求項1から7いずれか一項に記載の傾斜分離装置において、
前記分散質は沈降物であって、前記容器は、前記下部傾斜板の下方から前記分散質である沈降物を取り出すとともに前記下部傾斜板および前記上部傾斜板の上方から前記分散媒である清澄液を取り出すように構成された傾斜分離装置。


【請求項9】
請求項1から8いずれか一項に記載の傾斜分離装置を用いて前記懸濁溶液の前記分散質と前記分散媒とを分離する分離方法であって、
前記容器内に、前記分散質および前記分散媒の前記他方と前記懸濁溶液との界面が前記第1の高さに位置するように前記懸濁溶液を連続的に供給する分離方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2011183694thum.jpg
出願権利状態 登録


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