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金属の回収方法 新技術説明会

国内特許コード P120006599
整理番号 S2009-0861
掲載日 2012年2月3日
出願番号 特願2010-143216
公開番号 特開2011-026701
登録番号 特許第5666835号
出願日 平成22年6月23日(2010.6.23)
公開日 平成23年2月10日(2011.2.10)
登録日 平成26年12月19日(2014.12.19)
優先権データ
  • 特願2009-148486 (2009.6.23) JP
発明者
  • 小西 康裕
  • 荻 崇
  • 斉藤 範三
出願人
  • 公立大学法人大阪府立大学
発明の名称 金属の回収方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】 簡易な処理により、インジウム、ガリウムまたはスズを含む金属含有物から、効率的にこれらの金属を回収する方法を提供する。
【解決手段】 本発明の金属の回収方法は、インジウム、ガリウムまたはスズを含む金属含有物を、鉄還元細菌で処理することにより、インジウム、ガリウムまたはスズを回収する。この方法により回収されるインジウム、ガリウムまたはスズは、高濃度に濃縮されており、工業的に再利用するのが容易である。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要



インジウムは、酸化スズインジウム(ITO)、透明導電性薄膜、ハンダペースト、InP,InAsなどの半導体材料として使用されている。通常は、使用後はスクラップとして廃棄される。一方、インジウムは、固有の含有鉱物がなく、例えば亜鉛鉱中に10~20ppmしか存在しない希少な金属である。このため、インジウムは、需要に見合う供給量を確保するのが容易ではない。





例えば、液晶ディスプレイでは、約1,400ppmのインジウムが使用されている。したがって、資源保護の観点から、上記インジウムを使用した製品のスクラップからインジウムを回収することが試みられている(例えば、特許文献1、2参照)。





例えば、特許文献1には、スズとインジウムとの含有物を酸化剤の存在下で、塩酸で溶解し、インジウムを溶出させて、スズとインジウムとを分離する方法が開示されている。しかし、この文献に記載の方法では、インジウムを完全に溶出させることはできない(特許文献1、実施例)。このため、スズ中に残存するインジウムをさらに分離する必要がある。また、スズとインジウムとの含有物から、簡単な工程でそれぞれ別個に回収することができれば、より好ましい。





また、細菌を用いて金属含有材料から金属を回収することが試みられている(特許文献2)。この文献では、シアン生成及び分解菌を用いてシアンを生成し、このシアンを用いて金属含有材料から金属を溶解し、金属を回収する方法が開示されている。しかし、この方法では、異なる金属が含まれている場合に、特定の金属を効率よく回収することは難しい。すなわち、純度の高いインジウムを回収するためには、更に精製工程を必要とする。





また、発光ダイオードなどの半導体材料として用いられるガリウムも、インジウムと同様に、固有の含有鉱物がない、例えばボーキサイト中に含まれる微量成分である。このため、ガリウムも、需要に見合う供給量を確保するのが容易ではない。





なお、本発明者らは、鉄還元細菌を用い、貴金属または白金族のイオンから貴金属または白金族を還元して金属を回収する方法を開発している(例えば、特許文献3参照)。

【特許文献1】

開2009-35808号公報

【特許文献2】

開2007-308762号公報

【特許文献2】

開2007-113116号公報

産業上の利用分野


本発明は、インジウム、ガリウム、スズを回収する金属の回収方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
インジウム、ガリウムまたはスズを含む金属含有物が溶解された溶液に、鉄還元細菌を添加し、インジウム、ガリウムまたはスズを回収する、金属の回収方法。

【請求項2】
前記金属含有物は、インジウムおよびスズを含む混合物である、請求項1に記載の金属の回収方法。

【請求項3】
前記鉄還元細菌は、シワネラ アルゲまたはシワネラ オネイデンシスである、請求項1または2に記載の金属の回収方法。

【請求項4】
前記鉄還元細菌をアルカリ処理または焼成してインジウム、ガリウムまたはスズを回収する、請求項1ないし3のいずれかに記載の金属の回収方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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