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間葉系幹細胞およびその生産方法 外国出願あり

国内特許コード P120006633
整理番号 NU-0258
掲載日 2012年2月14日
出願番号 特願2010-508259
登録番号 特許第5429755号
出願日 平成21年4月17日(2009.4.17)
登録日 平成25年12月13日(2013.12.13)
国際出願番号 JP2009057766
国際公開番号 WO2009128533
国際出願日 平成21年4月17日(2009.4.17)
国際公開日 平成21年10月22日(2009.10.22)
優先権データ
  • 特願2008-109002 (2008.4.18) JP
発明者
  • 鳥橋 茂子
  • 蜷川 菜々
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 間葉系幹細胞およびその生産方法 外国出願あり
発明の概要 本発明は、ヒト又は動物由来の多能性幹細胞を培養して筋芽細胞へ分化する能力を有する間葉系幹細胞を生産する方法であって、i)凍結保存された前記多能性幹細胞を用意すること、ii)前記用意した多能性幹細胞を未分化の状態で所定回数継代すること、iii)前記継代した前記多能性幹細胞を、生体外で脂肪細胞へ分化誘導可能な条件で培養すること、及びiv)前記培養過程において、CD105陽性である細胞を分離回収すること、を包含する。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要



再生医療において、人工的に培養した細胞や組織を用いて、病気や事故などによって失われた細胞、組織、器官の再生や機能の回復させる取り組みが進められている。特に、動脈硬化症・心筋梗塞・肝硬変・糖尿病等の生活習慣病や、有効な治療薬のないパーキンソン病・筋ジストロフィーなどの難病に対する治療として、移植に適合する安全且つ効果的な細胞の探索が行われている。

間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem cells;MSC)は、脂肪細胞、骨細胞、軟骨細胞、線維芽細胞、及び筋芽細胞等の、種類の異なるさまざまな間葉系の細胞へ分化する能力を持つ細胞で、自家移植が可能であることから、再生医療への応用が期待されている細胞の一つとして挙げられる。

間葉系幹細胞としては、ヒトの骨髄中に骨髄由来の間葉系幹細胞として存在しているものが知られているが、骨髄から分離して精製される量が非常に少ないため、他の生体組織から、特に脂肪組織から間葉系幹細胞(Adipose-derived Stem Cells;以下「ADSCs」という。)を大量に得る方法が注目されている。脂肪組織から分離されたADSCsは、脂肪細胞や骨細胞への多分化能力を持ち、また、免疫寛容性を持つことが報告されている(非特許文献1~4)。

産業上の利用分野



本発明は、多能性幹細胞から脂肪細胞への分化誘導過程において得られる間葉系幹細胞とその生産方法に関する。詳しくは、高率に筋芽細胞へ分化し得るCD105陽性の間葉系幹細胞とその生産方法に関する。

なお、本国際出願は2008年4月18日に出願された日本国特許出願第2008-109002号に基づく優先権を主張しており、その出願の全内容は本明細書中に参照として組み入れられている。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヒト又は動物由来の多能性幹細胞を培養して筋芽細胞へ分化する能力を有する間葉系幹細胞を生産する方法であって、
i)凍結保存された前記多能性幹細胞を用意すること、
ii)前記用意した多能性幹細胞を未分化の状態で8~12回数継代すること、
iii)前記継代した前記多能性幹細胞を、生体外で脂肪細胞へ分化誘導可能な条件で培養すること、及び
iv)前記培養過程において、CD105陽性である細胞を分離回収すること、
を包含する生産方法。

【請求項2】
前記多能性幹細胞としてES細胞またはiPS細胞を使用する、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記分化誘導可能な条件として、レチノイン酸を添加した培養液で浮遊培養した後、インシュリンおよびトリヨードサイロニンを添加した培養液で培養する、請求項1または2に記載の方法。

【請求項4】
前記継代した後の前記多能性幹細胞の分化誘導可能な条件での培養は、21日を超えない期間行う、請求項1~3のいずれかに記載の方法。

【請求項5】
セルソーティング法を用いて前記CD105陽性である細胞を分離回収する、請求項1~4のいずれかに記載の方法。

【請求項6】
ヒト又は動物由来の多能性幹細胞を培養して筋芽細胞を生産する方法であって、
i)凍結保存された前記多能性幹細胞を用意すること、
ii)前記用意した多能性幹細胞を未分化の状態で8~12回数継代すること、
iii)前記継代した前記多能性幹細胞を、生体外で脂肪細胞へ分化誘導可能な条件で培養すること、
iv)前記培養過程において、CD105陽性である間葉系幹細胞を分離回収すること、及び
v)前記分離回収したCD105陽性細胞を、生体外で筋芽細胞へ分化誘導可能なそれぞれの条件で更に培養すること、
を包含する生産方法。

【請求項7】
前記多能性幹細胞としてES細胞またはiPS細胞を使用する、請求項6に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010508259thum.jpg
出願権利状態 登録
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