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抗がん剤の作用増強剤及びその利用、並びにがん患者の予後推定用バイオマーカー及びその利用 外国出願あり

国内特許コード P120006635
整理番号 NU-0296
掲載日 2012年2月14日
出願番号 特願2010-526553
登録番号 特許第5515071号
出願日 平成21年8月27日(2009.8.27)
登録日 平成26年4月11日(2014.4.11)
国際出願番号 JP2009004162
国際公開番号 WO2010023917
国際出願日 平成21年8月27日(2009.8.27)
国際公開日 平成22年3月4日(2010.3.4)
優先権データ
  • 特願2008-223461 (2008.9.1) JP
発明者
  • 高橋 雅英
  • 加藤 琢哉
  • 吉川 史隆
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 抗がん剤の作用増強剤及びその利用、並びにがん患者の予後推定用バイオマーカー及びその利用 外国出願あり
発明の概要 がんの治療成績の向上に資する手段を提供することを課題とする。RFP(RET finger protein)遺伝子の発現又はRFPの作用を抑制する化合物を有効成分とする作用増強剤が提供される。当該作用増強剤を併用すれば、酸化ストレス誘導能を有する抗がん剤の作用を増強できる。一方、がん患者の予後を把握するために有用なバイオマーカー及びその用途が提供される。
従来技術、競合技術の概要



ヒストン脱アセチル化酵素(HDACs)は細胞の増殖、分化、生存を制御することでがんの発生を制御している(非特許文献1、2)。過去の研究によって、HDACsの阻害剤(HDACi)が他の抗がん剤との併用時に著しい相乗効果を発揮することが分かっている(非特許文献2、3)。しかしながら、HDACiが相乗効果を発揮する際の分子メカニズムは完全には理解されていない。





系統的なin vitroの研究によって、HDACiが細胞増殖の停止、分化、細胞死、および腫瘍血管新生の阻害などを腫瘍細胞特異的に誘導することが分かってきた(非特許文献2、3、4)。このin vitroでの研究をもとに、いくつかのHDACiが臨床治験を受けており、そのうちの一つであるsuberoylanilide hydroxamic acid (SAHA)は米国食品医薬品局(FDA)による認可を受けて皮膚T細胞性リンパ腫の治療に用いられている(非特許文献4、5)。また、単独での作用に加えて、HDACiが幅広い作用の抗がん剤との併用で相乗効果を発揮することも報告されている(非特許文献2、4)。さらに、シスプラチンや5-FU、エトポシド、ドキソルビシン等を含めた化学療法剤は、細胞障害作用機構の一つとして活性酸素種(ROS)の産生を誘導することが知られている(非特許文献6~9)。抗酸化酵素あるいはその関連遺伝子の発現変化が、がん細胞の化学療法剤に対する抵抗性を調節していることが報告されているが(非特許文献10~13)、このことは、上記の化学療法剤によるROS産生誘導が細胞障害活性に重要であるという知見を支持する。

産業上の利用分野



本発明は、抗がん剤の作用を増強させる薬剤及びその用途、並びにがん患者の予後推定用バイオマーカー及びその用途等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、サイクロフォスファミド、フルオロウラシル(5-FU)、エトポシド、ドキソルビシン、ブレオマイシン及びマイトマイシンからなる群より選択される抗がん剤の作用増強剤であって、前記抗がん剤と併用され、且つRFP(RET finger protein)遺伝子の発現を抑制する化合物を有効成分とする作用増強剤。

【請求項2】
前記化合物が以下の(a)~(d)からなる群より選択される化合物である、請求項1に記載の作用増強剤:
(a)RFP遺伝子を標的とするsiRNA;
(b)RFP遺伝子を標的とするsiRNAを細胞内で生成する核酸コンストラクト;
(c)RFP遺伝子の転写産物を標的とするアンチセンス核酸;
(d)RFP遺伝子の転写産物を標的とするリボザイム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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