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前立腺癌の予後の予測方法 新技術説明会

国内特許コード P120006657
整理番号 SHINGI20120306
掲載日 2012年2月21日
出願番号 特願2011-186698
公開番号 特開2013-048561
登録番号 特許第5881038号
出願日 平成23年8月30日(2011.8.30)
公開日 平成25年3月14日(2013.3.14)
登録日 平成28年2月12日(2016.2.12)
発明者
  • 羽渕 友則
  • 土谷 順彦
出願人
  • 国立大学法人秋田大学
発明の名称 前立腺癌の予後の予測方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】高い精度で前立腺癌の予後を予測する方法を提供すること。
【解決手段】前立腺癌の予後の予測方法は、前立腺癌患者から採取したゲノミックDNAについて、rs2891980、rs1805377、rs256550、rs256552、rs256564、rs256563、rs256567、rs1295686、rs20541、rs2162679、rs570730、rs10752126、rs569421及びrs2293554から成る群より選ばれる少なくとも1つSNPを調べることを含む。
【効果】本発明により、前立腺癌の予後を高精度に予測できる方法が初めて提供された。特に、好ましい態様では、上記14種類のSNPsを適切に組み合わせることにより、各SNP単独に基づくよりも遙かに高精度に前立腺癌の予後を予測することが可能である。また、血液検体を用いて行うことができるので、検査のための患者の負担はほとんどない。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


この数十年来、前立腺癌に関与する遺伝子を同定するために多大な努力が行われてきた。最初のヒトゲノム配列の発表により、癌関連遺伝子の探索の標的として、一塩基多型(SNP、複数形はSNPs)が脚光を浴びた。多数のSNPsが前立腺癌のリスクに関連することが報告されたが、このような仮説-検証研究を用いて同定された原因遺伝子はほとんどない。最近開発されたDNAマイクロアレイ技術により、数千から数百万個のSNPsを同時に検出することが可能となり、探索的手法により新規な癌関連遺伝子が明らかになるものと期待されている。この数年、アレイ技術を用いたゲノムワイド関連研究により前立腺癌リスクに関連する数十の有望な候補遺伝子が同定された(非特許文献1~5)。



過去の研究のほとんどは、前立腺癌の発症に関与する遺伝子を同定しようとするものであったが、より最近の研究により、予測又は予後マーカーとしてSNPsの臨床的意義を考慮するようになった(非特許文献6)。SNPsに起因する個体間の遺伝的変異により、内分泌療法や化学療法に対する感受性、前立腺癌の予後に部分的に影響を与える、癌細胞周辺の微細環境、及び癌自体の生物学的特徴が変化すると考えられる(非特許文献6)。このようなSNPsを同定することは、個別治療計画の将来的な最適化のために臨床的に重要である。13種類のSNPsについて先に行った解析において、本願発明者らは、前立腺癌の発症との関連が示唆されていた(非特許文献7、8)インシュリン様成長因子1(IGF1)及びチトクロムP450(CYP)19のSNPsが、転移性前立腺癌の不良予後のマーカーになるかもしれないことを示した(非特許文献9)。しかしながら、過去の研究のほとんどでは、大きな症例-対照研究の支持的解析として少数の遺伝子のみが生存率との関連を評価されており、この概念に基づく網羅的なSNP研究はほとんどない。

産業上の利用分野


本発明は、前立腺癌の予後の予測方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
前立腺癌患者から採取したゲノミックDNAについて、
(1) XRCC4遺伝子中のSNPであるrs2891980が(i)ggであるか(ii)ag又はaaであるか、
(3) PMS1遺伝子中のSNPであるrs256550が(i)gg又はagであるか(ii)aaであるか、
及び
(11) GATA3遺伝子中のSNPであるrs570730が(i)gg又はagであるか(ii)aaであるか、
である3種類のSNPを調べることを含み、上記(1)、(3)、(11)のそれぞれにおいて、(i)の場合に予後が不良であることを示し、予後不良なSNPの数が多いほど予後が不良であることを示す、前立腺癌の予後の予測方法。

【請求項2】
前記(1)、(3)及び(11)に加え、さらに
(8) IL13遺伝子中のSNPであるrs1295686が(i)aa若しくはagであるか(ii)ggであるか、又は同遺伝子中のSNPであるrs20541が(i)aa若しくはagであるか(ii)ggであるか、
(10) IGF1遺伝子中のSNPであるrs2162679が(i)gg又はagであるか(ii)aaであるか、及び
(14) CASP8遺伝子中のSNPであるrs2293554が(i)aaであるか(ii)ac又はccであるか、
である6種類のSNPを調べることを含み、予後不良なSNPの数が多いほど予後が不良であることを示す、請求項1記載の方法。

【請求項3】
前記6種類のSNPのうち、予後不良なSNPの数が(1)0個又は1個、(2)2個又は3個、(3)4個~6個の3群に分け、どの群に属するかに基づいて予後を予測する請求項2記載の方法。

【請求項4】
前記予後は、生命予後である請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。

【請求項5】
前記前立腺癌患者は、前立腺癌が骨転移している患者である請求項1~のいずれか1項に記載の方法。

【請求項6】
前記ゲノミックDNAは、血液から採取されたものである請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011186698thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) 2012年3月6日(火) 秋田大学 新技術説明会
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