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金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法 コモンズ

国内特許コード P120006756
整理番号 FU457
掲載日 2012年3月1日
出願番号 特願2011-221420
公開番号 特開2013-082952
登録番号 特許第5824310号
出願日 平成23年10月5日(2011.10.5)
公開日 平成25年5月9日(2013.5.9)
登録日 平成27年10月16日(2015.10.16)
発明者
  • 米沢 晋
  • 高島 正之
  • 金 在虎
  • 奥田 達也
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】ポリオレフィン系樹脂基材に対する密着性に優れた金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法、および金属めっき皮膜、接着剤などに対する密着性に優れた表面を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法を提供すること。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂基材に金属めっきを施すことによって金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材を製造する方法であって、純度が70%以上のフッ素ガスを用い、0.1~3kPaの減圧下で当該フッ素ガスとポリオレフィン系樹脂基材とを接触させた後、当該ポリオレフィン系樹脂基材に金属めっきを施すことを特徴とする金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


高分子材料の表面に撥水性または親水性を付与する高分子材料の表面が改質方法として、高分子材料にフッ素ガスと不活性ガスまたは酸素ガスを含むガスによる処理を施す表面改質方法が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。しかし、前記表面処理方法によれば、高分子材料の表面にフッ素を付与することにより、その表面に撥水性または親水性が化学的に付与されるだけであるため、当該改質方法が施された高分子材料の表面は、めっき皮膜などとの密着性に劣るという欠点がある。



親水性の塗工素材との親和性を発現する成形体の製造方法として、フッ素ガスを酸素で希釈した混合ガスで熱可塑性ポリマーからなる成形体をフッ素化処理する成形体の製造方法(例えば、特許文献3の[請求項4]参照)、熱可塑性ポリマーからなる成形体の表層部をフッ素ガスまたはフッ素ガスを不活性ガスで希釈した混合ガスでフッ素化処理する成形体の製造方法などが知られている(例えば、特許文献4の[請求項4]参照)。しかし、前記成形体の製造方法は、いずれも、熱可塑性ポリマーとしてポリオレフィン系樹脂を用いた場合、成形体の表面とめっき皮膜などとの密着性に劣るという欠点を有する。



めっきまたは接着のためのポリプロピレン成形品の表面が改質方法として、フッ素ガスを不活性ガスで希釈し、フッ素濃度が0.1~10%の雰囲気にポリプロピレン成形品を接触させ、その表面の接触角を80度以下にするポリプロピレン成形品の表面改質方法が知られている(例えば、特許文献5参照)。この表面が改質方法では、前記雰囲気のフッ素ガス濃度が10%よりも高いとき、ポリプロピレン成形品の表面の接触角を80度以下とすることができないため、めっきがつかないとされている(特許文献5の段落[0030]、[0026]など参照)。また、この表面改質方法によれば、ポリプロピレン成形品の表面にめっきが付着するのは、フッ素による極性力に基づくことから(特許文献5の段落[0025]参照)、ポリプロピレン成形品の表面と金属めっき皮膜との密着性が劣るとともに、ポリプロピレン成形品の表面の接触角を80度以下とするためには試行錯誤を要するため、当該方法は、良好な工業的生産性を有するとはいえない。

産業上の利用分野


本発明は、金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法に関する。さらに詳しくは、金属めっき皮膜の密着性に優れた金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ポリオレフィン系樹脂基材に金属めっきを施すことによって金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材を製造する方法であって、純度が70%以上のフッ素ガスを用い、0.1~3kPaの減圧下で当該フッ素ガスとポリオレフィン系樹脂基材とを接触させた後、当該ポリオレフィン系樹脂基材に金属めっきを施すことを特徴とする金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法。

【請求項2】
ポリオレフィン系樹脂基材とフッ素ガスとを接触させる際のフッ素ガスの温度が0~100℃である請求項1に記載の金属めっき皮膜を有するポリオレフィン系樹脂基材の製造方法。

【請求項3】
表面が改質されたポリオレフィン系樹脂基材の製造方法であって、純度が70%以上のフッ素ガスを用い、0.1~3kPaの減圧下で当該フッ素ガスとポリオレフィン系樹脂基材とを接触させることを特徴とする表面が改質されたポリオレフィン系樹脂基材の製造方法。

【請求項4】
ポリオレフィン系樹脂基材とフッ素ガスとを接触させる際のフッ素ガスの温度が0~100℃である請求項に記載の表面が改質されたポリオレフィン系樹脂基材の製造方法。
産業区分
  • 表面処理
  • 窯業
  • 高分子化合物
  • その他有機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011221420thum.jpg
出願権利状態 登録
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