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血栓症予防装置 新技術説明会

国内特許コード P120006770
整理番号 SHINGI20111216
掲載日 2012年3月1日
出願番号 特願2010-170680
公開番号 特開2012-029787
登録番号 特許第5598756号
出願日 平成22年7月29日(2010.7.29)
公開日 平成24年2月16日(2012.2.16)
登録日 平成26年8月22日(2014.8.22)
発明者
  • 石井 和男
  • アミル アリ フォロー ナシライ
  • 園田 隆
  • 西田 祐也
  • 岡本 好司
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
  • 学校法人産業医科大学
発明の名称 血栓症予防装置 新技術説明会
発明の概要 【課題】より小型で容易に装着可能な構成にして、長距離路線の飛行機内等の座席に座っている乗客とか、手術中或いは手術後の患者の下肢運動を補助し、生理的な自己の筋肉によるポンプ機能を用いて、深部静脈の血流を増加させ、血栓を予防する。
【解決手段】本発明は、本体支持部2を有する本体部1と、本体支持部2に対して回転可能に回転軸3により支持され、かつ足裏支持板6を備えた揺動体4と、本体部1に備えられ、かつ一端が揺動体4に連結されて、足裏支持板6を揺動させる揺動機構5とを備える。足裏支持板6上に足先を載置した際には、揺動体4を揺動させることにより、足首の踝を中心に足関節を背屈及び伸展運動させることができる。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



一般の方でも耳にする機会の増えたエコノミークラス・シンドローム/深部静脈血栓症(DVT)という病気は、長距離路線の飛行機内で長時間動かないでいると血液の循環が悪くなり、下肢で血液が凝固し、凝固した血栓が肺に飛んで肺梗塞を発症し、意識を失ったり、最悪の場合は死亡する病であり、誰にも起こりうる病態である。大学病院などの医療現場では、外科、整形外科、泌尿器科、産婦人科、救急領域など様々な診療科で手術中、手術後にこのような病態を経験する。血栓症は欧米で多くみられる疾患であったが、現在、日本は近来稀に見る高齢化社会に突入しており、さらに食の欧米化により日本においても血管障害、血栓症の発症頻度が増加してきている。米国でのDVT発生は年間200万人、肺血栓塞栓症は年間60万人、その内10%が死亡との報告がなされているように、周術期の危険な疾患である。





血栓症の予防のために、弾性ストッキングを用いて下肢の浅在静脈の血管床面積を減少させ、相対的に深部静脈の血流量をあげるといった方法が行われている。また、下肢に巻いたカフに空気を送り込み、膨らませることにより下肢や足底の圧迫を行い、血流を改善させて静脈還流量を増加させる方法もとられている。





図6は、下肢に巻いたカフに空気を送り込み、膨らませることのできる従来公知の空気圧マッサージ器具を例示する図である(特許文献1参照)。例示の空気圧マッサージ器具は、全体が長靴形状に形成され、左右夫々の脚に装着する一対のカフを有している。カフは、足先から足踵を経て脛及びふくらはぎを包囲すると共に、足首の曲がり具合に対応して途中で折曲した形状を有し、ブーツを履くように装着するようにしたものである。ファスナーを引き下げることによって脚挿入口を開放することができ、また、ファスナーを引き上げることによって脛及びふくらはぎを脚挿入口で包囲する。





夫々のカフには2個ずつエアー注入口が取り付けられている。カフを両脚に装着した後、各エアー注入口にホース(図示省略)を接続する。このホースは、エアーポンプ(図示省略)に接続されている。このエアーポンプによって、各カフの内部に空気を導入したり排出を行うことによって、空気の減圧と加圧との繰り返しにより脚のマッサージを行うことができる。





しかし、このような空気圧マッサージ器具は、エアーポンプや制御装置などを内蔵したマッサージ器本体や電源コード、及びカフとマッサージ器本体の間を連結する空気の配管チューブ類などを必要とするために、構成が複雑となる。さらには、外部からの圧迫によるマッサージでは、下肢の浮腫の存在や装着の具合により、深部静脈の血流が十分得られないことがある。





また、このような空気(流体)圧マッサージを、手術台上の患者に適用する場合、その複雑な構成が、手術者である医者やそのスタッフの作業を阻害する恐れが生じる。このような問題を解決するために、特許文献2は、流体圧マッサージ器を手術台に装着する技術を開示する。





しかし、特許文献2に開示の技術は、手術台に装着することはできるものの、依然として、特許文献1が必要としたような複雑な構成を有している。さらに、このような空気圧マッサージ器具は、より一般的に、例えば、長距離路線の飛行機内等の座席に対して適用することは困難である。

産業上の利用分野



本発明は、下肢運動を補助して、静脈の血流を増加させ、血栓を予防することができる血栓症予防装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
本体支持部を有する本体部と、
前記本体支持部に対して回転可能に回転軸により支持され、かつ足裏支持板を備えた揺動体と、
前記本体部に備えられ、かつ一端が前記揺動体又は前記回転軸に連結されて、前記揺動体に備えた前記足裏支持板を揺動させる揺動機構と、を備え、
前記足裏支持板は、スライダ機構を介して前記揺動体に取り付けられており、かつ、
前記足裏支持板上に足先を載置した際には、前記揺動体を揺動させることにより、足首の踝付近を中心に足関節を背屈及び伸展運動させる構成にした血栓症予防装置。

【請求項2】
前記揺動機構は、それを駆動するモータと、該モータを制御する制御装置を備えた請求項1に記載の血栓症予防装置。

【請求項3】
前記揺動機構は、前記モータの回転運動を伝えるクランク駆動用雄ねじと、該クランク駆動用雄ねじの回転により左右に動かされるクランク駆動体と、該クランク駆動体の左右の動きを前記揺動体に伝達するクランクシャフトを備えた請求項2に記載の血栓症予防装置。

【請求項4】
前記揺動機構は、前記モータの回転運動を前記回転軸に伝達して、回転軸を回転させることにより前記揺動体を揺動させるよう構成した請求項2に記載の血栓症予防装置。

【請求項5】
前記足裏支持板には、その上に載置した足先を固定可能の足先ホルダーを装着した請求項1に記載の血栓症予防装置。

【請求項6】
前記本体部に連結部を介して下腿固定部を一体に連結した請求項1に記載の血栓症予防装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 4C046AA02
  • 4C046AA09
  • 4C046BB09
  • 4C046CC04
  • 4C046DD02
  • 4C046DD03
  • 4C046DD14
  • 4C046DD16
  • 4C046DD24
  • 4C046DD39
  • 4C046DD41
  • 4C046DD42
  • 4C046EE02
  • 4C046EE03
  • 4C046EE17
  • 4C046FF13
  • 4C046FF22
  • 4C046FF23
画像

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JP2010170680thum.jpg
出願権利状態 登録
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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