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アゾ染料分解剤およびアゾ染料の分解方法 コモンズ

国内特許コード P120006847
整理番号 672-1139
掲載日 2012年3月15日
出願番号 特願2010-183607
公開番号 特開2012-040497
登録番号 特許第5641303号
出願日 平成22年8月19日(2010.8.19)
公開日 平成24年3月1日(2012.3.1)
登録日 平成26年11月7日(2014.11.7)
発明者
  • 橘 燦郎
  • 大森 元樹
  • 伊藤 和貴
出願人
  • 国立大学法人愛媛大学
発明の名称 アゾ染料分解剤およびアゾ染料の分解方法 コモンズ
発明の概要 【課題】環境条件にかかわらずアゾ染料を効率よく分解可能な技術を提供する。
【解決手段】本発明のアゾ染料分解剤は、白色腐朽菌からの粗酵素が、Tween80、MnSO4、およびH22を含む外膜で内包された固定化酵素を含有するものである。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


アゾ染料は、現在最も多く用いられている合成染料であり、アゾ基によって二つの有機基が連結されたアゾ化合物で構成されている。アゾ染料は比較的安定であり、容易に分解され難いほか、有毒であり、その代謝物質などが突然変異誘発性や発がん性を有する可能性があるため、環境中への流出が大きな環境問題となっている。



そこで、このような難分解性のアゾ染料を分解する方法が種々提案されている。アゾ染料の分解方法として、例えば活性汚泥法、凝集沈殿法、またはこれらを組合わせて処理する方法が実施されているが、多大なコストがかかる。また微生物を用いてアゾ染料を分解する方法として、特許文献1には、バチルス属に属する菌株微生物を用いる方法が、特許文献2には、ロドバクター属に属する菌株を用いる方法が開示されている。そのほか、過酸化酵素の一種であるマンガンペルオキシダーゼによってアゾ染料を分解する方法も開示されている。



ところで本発明者らは、白色腐朽菌が産出する粗酵素について長年の間研究をしている。例えば非特許文献1には、上記粗酵素を用い、分解時のpH、H22濃度、MnSO2濃度、メディエーターの種類[Tween80、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HBT)など]を適切に制御すれば、難分解性のアゾ染料を短時間で分解できることを見出し、報告している。また、アゾ染料分解技術ではないが、ダイオキシン分解剤として、当該粗酵素を包括法により固定化してなる顆粒状ダイオキシン類分解剤(特許文献3)や;当該粗酵素を含有したコア成分と、当該粗酵素を活性化させる酵素賦活剤をシーズ成分とし、夫々イオン透過機能を有する膜で被覆した多重カプセル環境ホルモン剤(特許文献4)を開示している。

産業上の利用分野


本発明はアゾ染料分解剤およびアゾ染料の分解方法に関し、詳細には、白色腐朽菌からの粗酵素が固定化された二重カプセルの固定化酵素を含有するアゾ染料分解剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
外膜と、
前記外膜で内包され、白色腐朽菌からの粗酵素が固定された固定化酵素を含む内膜と、を有し、
前記外膜は、Tween80、MnSO4、およびH22を含み、
前記内膜は、グルコースおよびグルコースオキシダーゼを含まないことを特徴とするアゾ染料分解剤。

【請求項2】
請求項1に記載のアゾ染料分解剤を用いてアゾ染料を分解するアゾ染料の分解方法。

【請求項3】
分解時の振とう速度が10~150rpmの範囲内に制御されたものである請求項2に記載の分解方法。

【請求項4】
請求項1に記載のアゾ染料分解剤をバイオリアクターに充填してアゾ染料を分解するものである請求項2または3に記載の分解方法。

【請求項5】
分解対象であるアゾ染料含有物を前記バイオリアクターに循環させるときの流速が0.5mL/min以上に制御されたものである請求項4に記載の分解方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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