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糸状菌培養用培地

国内特許コード P120006925
整理番号 2010000064
掲載日 2012年3月21日
出願番号 特願2011-010086
公開番号 特開2012-147741
登録番号 特許第5825570号
出願日 平成23年1月20日(2011.1.20)
公開日 平成24年8月9日(2012.8.9)
登録日 平成27年10月23日(2015.10.23)
発明者
  • 春見 隆文
  • 荻原 淳
  • 小山 善幸
  • 松本 和
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 糸状菌培養用培地
発明の概要 【課題】セルラーゼ、ヘミセルラーゼ等の酵素を効率的に産生できる糸状菌の培養条件の提供。
【解決手段】窒素源として大豆由来の不溶性窒素成分を用いた糸状菌培養用培地を提供し、これを用いて糸状菌を培養する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


Aspergillus属、Humicola属、Trichoderma属等の糸状菌は、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ等の糖化酵素を産生する菌として、リグノセルロース系のバイオマスを原料としたエタノールの製造や、コムギわら等からグルコース、セロビオース等の加水分解性生物を得ること等に利用できるとされてきた(例えば、特許文献1、2参照)。



日本ではイナワラが毎年大量に排出されていることから、これを原料として、エタノール等を製造することが望まれている。しかし、イナワラは強固な構造を持つことから、一般に利用されているTrichoderma属由来のセルラーゼのみではなかなか分解されないという問題があった。



そこで、イナワラの分解に有用なセルラーゼ、ヘミセルラーゼ等の酵素を効率的に産生できる糸状菌の培養条件が検討されているが、十分な培養方法は開発されておらず、イナワラ高分解酵素生産菌として知られるHumicola属の糸状菌においては、酵素生産性が極めて低いという問題もあった。



本発明者らはこれらの問題に対し、大豆由来の不溶性窒素成分を窒素源とする糸状菌培養用培地を本発明において見出した。
大豆由来の成分を窒素源として用いることは、従来、滅菌された大豆、脱脂大豆、これらを熱処理等したもの、大豆蛋白質等を窒素源とすること等から知られているが(例えば、特許文献4~7参照)、窒素源として大豆由来の不溶性窒素成分を特に用いることは知られていなかった。

産業上の利用分野


本発明は、糸状菌培養用培地に関する。さらに詳しくは、大豆由来の不溶性窒素成分を窒素源として含む糸状菌培養用培地に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
次の(A)または(B)の特徴を有する大豆由来の不溶性窒素成分を含むフーミコラ インソレンス(Humicola insolens培養用培地。
(A)水分8%以下、粗たん白質含量47%以上、粗繊維7%以下、粗灰分6.8%以下、窒素分7.52%以上、粒度0.106mm(150メッシュ)パス90%以上、抗原量100U/10mg以下
(B)水分12%以下、粗たん白質含量51.125%以上(無水物換算)、粗繊維3~7%、粗灰分6~7%、窒素分8.18%以上(無水物換算)、粒度0.355mm以上痕跡、0.25mmパス(60メッシュ)90%以上、0.15mm(100メッシュ)パス50%以上、ウレアーゼ活性度0.3以下

【請求項2】
請求項1に記載のフーミコラ インソレンス(Humicola insolens)培養用培地によって、フーミコラ インソレンス(Humicola insolens)を培養する方法。

【請求項3】
請求項1に記載のフーミコラ インソレンス(Humicola insolens)培養用培地によって、フーミコラ インソレンス(Humicola insolens)を培養することにより、フーミコラ インソレンス(Humicola insolens)に酵素を産生させる方法。

【請求項4】
酵素がセルラーゼ、ヘミセルラーゼ、プロテアーゼまたはリグニン分解酵素である請求項に記載の方法。

【請求項5】
請求項1に記載のフーミコラ インソレンス(Humicola insolens)培養用培地によって、フーミコラ インソレンス(Humicola insolens)を培養することにより、フーミコラ インソレンス(Humicola insolens)に産生させる酵素を調節する方法。

【請求項6】
酵素がセルラーゼ、ヘミセルラーゼ、プロテアーゼまたはリグニン分解酵素である請求項に記載の方法。

【請求項7】
請求項に記載の方法によって培養されたフーミコラ インソレンス(Humicola insolens)を用い、バイオマスを分解する方法。

【請求項8】
バイオマスが草本系バイオマスである請求項に記載の方法。

【請求項9】
草本系バイオマスがイナワラ、バガスまたはススキである請求項に記載の方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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