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tetrakis-トリアルキルまたはフェニルシリルエチニル置換フタロシアニンおよびその製造方法 コモンズ

国内特許コード P120006940
整理番号 1201-44
掲載日 2012年3月22日
出願番号 特願2012-059068
公開番号 特開2013-193956
出願日 平成24年3月15日(2012.3.15)
公開日 平成25年9月30日(2013.9.30)
発明者
  • 石丸 雄大
出願人
  • 国立大学法人埼玉大学
発明の名称 tetrakis-トリアルキルまたはフェニルシリルエチニル置換フタロシアニンおよびその製造方法 コモンズ
発明の概要

【課題】新規なフタロシアニンとその製造方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される化合物とその製造方法。

(一般式(1)中、Mは、Ni、Cu、Co、Znまたは2つのHであり、R1、R2、R3は、独立に、炭素数1~6のアルキル基またはフェニル基である。)
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


フタロシアンニンは、古くから顔料として利用されてきたが、近年は情報記録用色素としての重要性が極めて高い化合物である。無置換のフタロシアニンは有機溶媒等への可溶性が極めて低いため、昇華法で薄膜等の作成が行われている。そこで近年塗布法等で利用可能にすることを目的にして、有機溶媒に可溶なフタロシアニンの合成が盛んに研究されている。また、金属フタロシアニンは分子磁性体や分子発光材料として盛んに研究されている。



特に、4-tert-ブチルフタロニトリルから合成されたtetrakis-(tert-ブチル)フタロシアニンの金属錯体は、フタロシアニン環のπ-πスタッキングによる相互作用が小さくなることで各種有機溶媒に可溶であることが明らかになり、色素増感太陽電池用色素、光学フィルター、光記録用色素としての利用法が盛んに検討されている。これに関連して本発明者らは、アミノ基を有する新規な可溶性一置換フタロシアニンの効率的な製造方法について先に特許出願を行っている(特許文献1)。



ところで、分子一つ一つにトランジスタやワイヤなどの素子の役割を持たせ、利用しようとする分子エレクトロニクスの研究が近年大きな注目を集めている。一個の分子の優れた電子的、光学的性質を利用できれば、それらを組み合わせることで分子集合体を使ったダイオード、ドランジスタ、レーザーなどの極限素子が実現できると期待されている。



これまでトップダウンの手法で微細化に微細化を重ねてきた半導体産業であるが、微細加工を行う装置は非常に高価であり、大量生産には向いていない。しかし一方で、原子や分子といった物質の最小単位から組み立てるというボトムアップの手法も考えられるようになってきた。ボトムアップの手法において、大量生産を考えたときに最も効率の良い方法は自己組織化によるものである。有機超分子の自己集合は、静電気的相互作用、水素結合、van der Waals力、スタッキング効果やドナー・アクセプター効果などによる相互作用によって生じる。これらは従来のトップダウン手法に比べ極めて小さなエネルギーでナノサイズのデバイスを構築できる有用な手段である。

産業上の利用分野


本発明は、可溶性フタロシアニンであるtetrakis-トリアルキルまたはフェニルシリルエチニル置換フタロシアニンおよびその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物。
【化学式1】


(一般式(1)中、Mは、Ni、Cu、Co、Znまたは2つのHであり、R1、R2、R3は、独立に、炭素数1~6のアルキル基またはフェニル基である。)

【請求項2】
一般式(2)で表される4-トリアルキルまたは4-トリフェニルシリルエチニルフタロニトリル(R1、R2、R3は、独立に、炭素数1~6のアルキル基またはフェニル基である)を金属塩(但し、金属はNi、Cu、CoまたはZnである)またはアンモニアの存在下、有機溶媒中で加熱して反応させることを含む、請求項1に記載の一般式(1)で表される化合物の製造方法。
【化学式2】
産業区分
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 審査請求前
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