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プラスチック混合廃棄物の処理方法 コモンズ

国内特許コード P010000204
整理番号 U1998P055
掲載日 2002年9月30日
出願番号 特願平11-041272
公開番号 特開2000-239435
登録番号 特許第3273316号
出願日 平成11年2月19日(1999.2.19)
公開日 平成12年9月5日(2000.9.5)
登録日 平成14年2月1日(2002.2.1)
発明者
  • 奥脇 昭嗣
  • 吉岡 敏明
  • 申 宣明
  • 内田 美穂
出願人
  • 学校法人東北大学
発明の名称 プラスチック混合廃棄物の処理方法 コモンズ
発明の概要 プラスチック混合廃棄物の処理方法で、アルカリ性溶液を用いたプラスチック混合廃棄物の処理方法に関する発明である。前処理をほとんど必要とせず、環境汚染物質を排出することなく、プラスチック混合廃棄物を処理し、高純度炭化水素を回収して再資源化するための処理方法を提供する。含塩素系樹脂が混合されたプラスチック混合廃棄物とアルカリ性溶液とを反応容器内に収容する工程と、反応容器内の内容物を加熱して、プラスチック混合廃棄物とアルカリ性溶液とを反応させて脱塩素を行う工程とを有することを特徴とする。前処理としてプラスチック混合廃棄物を破砕するだけでよく、アルカリ性溶液との接触反応によって、含塩素系樹脂から塩素および含塩素系樹脂に含まれ得る可塑剤の分解によるフタル酸を、アルカリ性溶液中に完全に抽出することができ、高純度の炭化水素を得ることができる。同時に、ペット材をも完全に分解処理することができる上、分解生成物を化学原料や原燃料として再利用することができる。アルカリ性溶液は、水酸化ナトリウム水溶液の濃度が、35ないし50重量%が好ましい。アルカリ性溶液に対するプラスチック混合廃棄物の比が、1ないし8重量%であることを特徴とする。ペット材や金属等は、廃棄物中に混合したままでもよく、前処理工程を特には必要としない。すなわち、ペット材はアルカリにより加水分解することができ、アルミニウム等の金属はアルカリ溶液中に溶解処理することができるからである。また、湿式処理であるため、廃棄物中の水分をあらかじめ除去する工程をも必要としない。
従来技術、競合技術の概要 プラスチックの内、塩素を含有するプラスチックは、約21%を占めている。プラスチック製品の廃棄物は年々増大しており、大きな社会問題となっている。通常、様々なプラスチックの混合した廃棄物となり、処理としては(1)埋立、(2)再生加工、(3)焼却、(4)熱分解油化などがある。(1)の埋立は、新規に埋立地を確保することが困難な状況である。また、プラスチックは腐らないため、埋立てた地盤は不安定である。(2)の再生加工は、再生加工に適するか否か分別する必要がある。したがって、混合廃棄物の場合、非常に効率が悪い。このような処理方法では、全てのプラスチック廃棄物を処理しきれない。(1)、(2)の物理的処理方法に対して、(3)、(4)の処理方法は、プラスチック自体を分解する方法である。塩素系プラスチックが混入するため、塩酸が発生し、処理設備は、高温状態で、塩酸にさらされるため、急激に劣化する。また、有機塩素化合物が微量生成され環境汚染の問題が生ずる。また、含塩素系樹脂のほとんどには可塑剤が混合されおり、環境ホルモンとして問題を引き起こす可能性がある。(4)の熱分解油化では、混合する廃棄物によっては、設備の運転や製品品質に大きな影響を及ぼす。特に、水分、ペット材および金属等は、前処理で廃棄物中から除去する必要があり、乾燥工程が必要である。ペット材については、飲料用ペット容器は、手選別によって分別回収されるが、食品用や洗剤用ペット容器等の混入が避け難く、配管等を閉塞させる原因となっている。金属については、渦電流発生装置によって廃棄物中から回収されているが、複数の前処理工程を経なければならず、また、全てを除去することは困難である。
産業上の利用分野 プラスチック混合廃棄物の処理方法
特許請求の範囲 【請求項1】 含塩素系樹脂が混合されたプラスチック混合廃棄物とアルカリ性溶液とを反応容器内に収容する工程と、該反応容器内の内容物を加熱して、該プラスチック混合廃棄物と該アルカリ性溶液とを反応させて、少なくとも脱塩素を行う工程とを具備したことを特徴とするプラスチック混合廃棄物の処理方法。

【請求項2】 前記プラスチック混合廃棄物を、あらかじめ、最大長さが、5ないし15mmになるように破砕することを特徴とする請求項1記載の処理方法。

【請求項3】 前記アルカリ性溶液は、水酸化ナトリウム水溶液であることを特徴とする請求項1または2記載の処理方法。

【請求項4】 前記水酸化ナトリウム水溶液の濃度は、35ないし50重量%であることを特徴とする請求項3記載の処理方法。

【請求項5】 前記アルカリ性溶液に対する前記プラスチック混合廃棄物の比は、1ないし8重量%であることを特徴とする請求項1ないし4記載の処理方法。

【請求項6】 前記内容物の温度は、250ないし310℃であることを特徴とする請求項1ないし5記載の処理方法。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 処理操作
  • 廃棄物処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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