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ストレス状態測定装置

国内特許コード P120007021
整理番号 2009000060
掲載日 2012年3月23日
出願番号 特願2010-004458
公開番号 特開2011-142967
登録番号 特許第5565769号
出願日 平成22年1月12日(2010.1.12)
公開日 平成23年7月28日(2011.7.28)
登録日 平成26年6月27日(2014.6.27)
発明者
  • 酒谷 薫
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 ストレス状態測定装置
発明の概要 【課題】リアルタイムに被験者のストレス状態を判断できるストレス状態測定装置を提供する。
【解決手段】ストレス状態測定装置は、活性度測定部1と、ストレス状態判断部2とからなる。活性度測定部1は、右側前頭前野の活性度と左側前頭前野の活性度とをそれぞれ測定する。ストレス状態判断部2は、活性度測定部1で測定される右側前頭前野の活性度と左側前頭前野との活性度の差分に基づき、ストレスの程度を判断する。例えば活性度測定部1は、酸素化ヘモグロビン濃度又は酸素飽和度に基づき活性度を測定する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



近年では、ストレスを脳の活動状態から解明しようとする試みが行われている。例えば、血液中のストレスホルモン量の測定や、ポジトロン断層法(PET)や核磁気共鳴画像法(MRI)により脳活動を測定する装置等がある。しかしながら、これらの手法は何れも装置や測定が大掛かりなものであり、高コストであった。また、血液採取や、身体拘束等の測定時において生ずるストレスも問題となる。





ストレスのかからない測定手法として、例えば近赤外線分光法、又は、近赤外線時間分解分光法を用い、脳の状態を非浸襲で測定する測定装置が存在する。近赤外線分光法の測定原理は、吸光物質を含む溶液に光を照射したときの光の減衰と吸光物質の濃度関係を示したBeer-Lambert法による。この原理を利用した装置により、被験者の頭部に設置した測定用プローブ等を用いて、脳の血流量を測定する。



測定パラメータは、酸素化ヘモグロビン濃度、脱酸素化ヘモグロビン濃度及び酸素飽和度である。酸素化ヘモグロビン濃度の濃度変化や酸素飽和度は、神経活動時の局所脳血流変化と相関するため、神経活動の指標とされている。近赤外線時間分解分光法は、上記近赤外線分光法に、時間分解分光法を導入したものであり、ヘモグロビン濃度や酸素飽和度を絶対値として得られるようにしたものである。





上述の近赤外線時間分解分光法を用いて、脳の血流量を測定する装置として、例えば特許文献1や特許文献2に記載のものがある。特許文献1では、外的刺激前後での前頭前野全体の血流量の変化と、血圧、脈拍数等の変化等とから、総合的に人体に作用する外的刺激を評価する手法が開示されている。特許文献2では、森林浴前後での前頭前野全体の血流量の変化と、血圧、脈拍数等の変化等とから、総合的に生理反応を評価する手法が開示されている。





また、近赤外線時間分解分光法を用いて、脳の血流量を測定し、ストレスに対する耐性を測定する装置の例として、例えば本願の発明者による非特許文献1がある。非特許文献1では、演算タスクを与える等のストレステスト前後での前頭前野の血流量の検出値の時間的変化量を右側と左側の前頭前野で比較して、右側前頭前野の活動優位性により、ストレスに対する耐性を判断する装置が開示されている。非特許文献1では、ストレステスト前後における左右の前頭前野の正規化された血流量の変化量を比較して、右側前頭前野の活動優位性が顕著である程、即ち、ストレステスト前後で左側前頭前野より右側前頭前野の血流量の変化量が大きい程、ストレス耐性が低いことを、統計的に明らかにしている。

産業上の利用分野



本発明はストレス状態測定装置に関し、特に、脳の活動状態からストレスの程度を測定するストレス状態測定装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ストレスの程度を測定するストレス状態測定装置であって、該ストレス状態測定装置は、
右側前頭前野の活性度と左側前頭前野の活性度とをそれぞれ測定する活性度測定部と、
前記活性度測定部で測定される右側前頭前野の活性度と左側前頭前野との活性度の絶対量の差分に基づき、ストレスの程度を判断するストレス状態判断部と、
を具備することを特徴とするストレス状態測定装置。

【請求項2】
請求項1に記載のストレス状態測定装置において、前記活性度測定部は、酸素化ヘモグロビン濃度又は酸素飽和度に基づき活性度を測定することを特徴とするストレス状態測定装置。

【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のストレス状態測定装置において、前記活性度測定部は、赤外線発光部と赤外線受光部からなる一対の測定用プローブを有し、該一対の測定用プローブにより、近赤外線時間分解分光法を用いて右側前頭前野の活性度と左側前頭前野の活性度とをそれぞれ測定することを特徴とするストレス状態測定装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010004458thum.jpg
出願権利状態 登録
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