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クリキュラ繭由来のルテイン含有黄色色素の製造方法

国内特許コード P120007064
整理番号 J073
掲載日 2012年3月26日
出願番号 特願2007-046136
公開番号 特開2008-138158
登録番号 特許第5376486号
出願日 平成19年1月30日(2007.1.30)
公開日 平成20年6月19日(2008.6.19)
登録日 平成25年10月4日(2013.10.4)
発明者
  • 長島 孝行
出願人
  • 学校法人東京農業大学
発明の名称 クリキュラ繭由来のルテイン含有黄色色素の製造方法
発明の概要

【課題】 クリキュラ繭色素を抽出し、その活用方法を開発し提供する。
【解決手段】 クリキュラ繭から抽出された黄色色素ならびにこれを有効成分として利用した黄色染料、着色料、紫外線カット剤及び抗酸化剤に関する。クリキュラ繭に多量に含まれている有効成分であるルテインは、目の角膜等に含まれるカロチノイド系色素の一種で、眼病の一要因である白内障に効果があるとされており、例えば、これを栄養補助食品として施用することができる。クリキュラ繭色素はアレルギー等の副作用が生ぜず、これは化学染色剤にはみられない特長である。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


インドネシアでは、毎年3月頃から黒紫色の小さな芋虫状のクリキュラ(Criculatrifenestrata)が大量に発生する。このクリキュラは野蚕の一種で、その幼虫が街路樹等の葉を食い荒らすため現地では害虫とされている。しかし、この野蚕が蛾になるときに作り出す繭は、その外観が美しい黄金色を呈するため、わが国でも「黄金の繭」として注目され、近年それを利用する各種の研究が行われてきた。



例えば、特開平09-328000号公報(特許文献1)には、クリキュラ繭を使用してシート状に加工して装飾布とするために、繭を平面状に成形して基材シートの表面に接着することが提案されている。



特開2005-255673号公報(特許文献2)には、クリキュラ繭を、水単独やエタノール水等中性の水性液体で常温ないし加熱抽出すると、この抽出液に紫外線吸収成分がもっとも多く集まること、0.11MPa~0.4MPaの範囲の中性水溶液で加圧加熱抽出すると、金色を保持した絹に精錬され解繊できること、その抽出液は400nm以下の紫外線吸収能と静菌効果があること等が記載されている。



また、特開2006-70404号公報(特許文献3)にはクリキュラ繭独特の形態や独特の色を失うことなく、また、繭の持つガス吸着性、吸放湿性、UVカット、抗菌性等の特性を生かした意匠性と機能性を有する繭片入りシートを製造する方法として、繭を小片のシート状に裁断して繭片とする裁断工程と、繭片とシルクを含む有機繊維を水に分散させてスラリーとするスラリー調製工程と、スラリー調製工程で得られたスラリーを抄紙して繭片を有機繊維に埋設するシートを製造する抄紙工程とからなる方法が提案されている。この方法による黄金色のシートは、愛知万博でパビリオン「中部千年共生村」(本発明者はこのパビリオンの生物力の監修者として携わった)の外壁に使用され、注目を集めたところである。【特許文献1】 特開平09-328000号公報【特許文献2】 特開2005-255673号公報【特許文献3】 特開2006-70404号公報

産業上の利用分野


本発明は、クリキュラ繭由来のルテイン含有黄色色素(以下、「クリキュラ繭色素」と略称することがある)を製造する方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
クリキュラ繭を加圧容器内において温度100~140℃の熱水中で5~80分間処理する抽出工程と
前記抽出液をパウダー状にする粉末化工程と、
を有する、
ルテイン含有黄色色素の製造方法。
【請求項2】
前記ルテイン含有黄色色素の抽出に使用する水の量が、クリキュラ繭100g当たり1~5リットルである、
請求項1に記載のルテイン含有黄色色素の製造方法。
【請求項3】
さらに、前記ルテイン含有黄色色素の抽出液を濾過する濾過工程を有する、
請求項1又は2に記載のルテイン含有黄色色素の製造方法。
【請求項4】
前記粉末化工程の粉末化方法がフリーズドライである、
請求項1~3のいずれか1項に記載のルテイン含有黄色色素の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録


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