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パラテルフェニル化合物、その薬理学的に許容される塩、その製造方法及び用途

国内特許コード P120007069
整理番号 J123
掲載日 2012年3月26日
出願番号 特願2009-531283
登録番号 特許第5408660号
出願日 平成20年9月4日(2008.9.4)
登録日 平成25年11月15日(2013.11.15)
国際出願番号 JP2008065999
国際公開番号 WO2009031627
国際出願日 平成20年9月4日(2008.9.4)
国際公開日 平成21年3月12日(2009.3.12)
優先権データ
  • 特願2007-229029 (2007.9.4) JP
発明者
  • 越野 広雪
  • 高橋 俊哉
  • 阿部 尚樹
  • 小野瀬 淳一
出願人
  • 学校法人東京農業大学
発明の名称 パラテルフェニル化合物、その薬理学的に許容される塩、その製造方法及び用途
発明の概要 本発明は、式(1)で示されるパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩及びその製造方法及び用途を提供する。



(式中、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基、環状アルキル基、アルコキシアルキル基、シロキシアルキル基、フェニル基又は炭素数3又は4のアルキレン基を表し、R及びRは、それぞれ独立に、水素又は水酸基の保護基を表す。)
本発明によれば、化学合成により、腫瘍壊死因子(TNF)-α産生阻害活性を有する化合物を提供することができる。前記化合物は有害な作用もなく、自己免疫疾患、アレルギー疾患等の治療剤として有用である。
従来技術、競合技術の概要



本発明者らは、イボタケ科の担子菌類に属するキノコであるセレフォラ ヴァイアリス(Thelephora vialis)に含まれるジベンゾフラン化合物が、ラジカル消去活性、β-ヘキソサミニダーゼ放出抑制活性及び腫瘍壊死因子(TNF)-α産生阻害活性を有していることを見いだした(特許文献1)。





化学合成で製造可能な抗アレルギー性物質としては、たとえば、下記式(I)で示されるパラテルフェニル化合物がある(特許文献2)。





【化1】








(式中、R~R13は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ等であり、Xは-O-、-CH-、-NR14-又は-S(O)-であり、Yは低級アルキル又は低級アルケニル等である。)





上記パラテルフェニル化合物は、成熟B細胞が抗体産生細胞に分化し抗体を産生するまでの過程においてIgE産生を抑制し、且つ同時に産生されるIgG、IgM及び/又はIgAの産生を抑制しないか又は非常に弱く抑制する物質を含有するIgE選択的産生抑制剤である。

【特許文献1】

開2007-70251号公報

【特許文献2】

際公開第98/04508号パンフレット

産業上の利用分野



本発明は、新規パラテルフェニル化合物、その薬理学的に許容される塩、その製造方法及び用途に関し、詳細には、自己免疫疾患治療剤、アレルギー疾患治療剤などの医薬として有用な化合物、その薬理学的に許容される塩、その製造方法及び用途に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
式(1)にて示されるパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩。
【化1】



(式(1)中、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数1~6のアルキル基に炭素数1~6のアルコキシ基が1個以上置換してなるアルコキシアルキル基、アルキル基の炭素数が1~6であるシロキシアルキル基又はフェニル基を表し、RとRとが結合して炭素数3又は4のアルキレン基を形成していてもよい。及びRは、それぞれ独立に、水素、シリル基、アルキル基、アルコキシアルキル基、シロキシアルキル基又はアシル基を表す。)

【請求項2】
及びRが、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基であり、R及びRが、それぞれ独立に、水素、炭素数1~4のアルキル基又はROCH-(ここで、Rは炭素数1~4のアルキル基を表す)で示される基である、請求項1に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩。

【請求項3】
及びRが、ともに水素であることを特徴とする、請求項に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩。

【請求項4】
及びRが、ともにOCH-(ここで、Rは炭素数1~4のアルキル基を表す)で示される基であることを特徴とする、請求項に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩。

【請求項5】
2',3',4,4''-テトラヒドロキシ-5',6'-ジメチルパラテルフェニル、又は4,4''-ジヒドロキシ-2',3'-ビス(メトキシメトキシ)-5',6'-ジメチルパラテルフェニルである、請求項1に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩。

【請求項6】
式(2)で示される化合物と、式(3)で示される有機ホウ素化合物とを反応させて式(4)で示されるパラテルフェニル化合物とし、必要に応じてR’及び/又はR’を脱離させることを特徴とする、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩の製造方法。
【化2】



(式(2)中、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数1~6のアルキル基に炭素数1~6のアルコキシ基が1個以上置換してなるアルコシアルキル基、アルキル基の炭素数が1~6であるシロキシアルキル基又はフェニル基を表し、RとRとが結合して炭素数3又は4のアルキレン基を形成していてもよい。’及びR’はそれぞれ独立に、シリル基、アルキル基、アルコキシアルキル基、シロキシアルキル基又はアシル基を表し、R及びRは、それぞれ独立に脱離基を表す。)
【化3】



(式(3)中、Rシリル基、アルキル基、アルコキシアルキル基、シロキシアルキル基又はアシル基を表す。)
【化4】



(式(4)中、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数1~6のアルキル基に炭素数1~6のアルコキシ基が1個以上置換してなるアルコキシアルキル基、アルキル基の炭素数が1~6であるシロキシアルキル基又はフェニル基を表し、RとRとが結合して炭素数3又は4のアルキレン基を形成していてもよい。’及びR’は、それぞれ独立に、シリル基、アルキル基、アルコキシアルキル基、シロキシアルキル基又はアシル基を表す。)

【請求項7】
式(2)で示される化合物が、式(5)の化合物に、シリル基、アルキル基、アルコキシアルキル基、シロキシアルキル基又はアシル基を導入することによって得られることを特徴とする、請求項6に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩の製造方法。
【化5】



(式(5)中、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数1~6のアルキル基に炭素数1~6のアルコキシ基が1個以上置換してなるアルコキシアルキル基、アルキル基の炭素数が1~6であるシロキシアルキル基又はフェニル基を表し、RとRとが結合して炭素数3又は4のアルキレン基を形成していてもよい。及びRは、それぞれ独立に脱離基を表す。)

【請求項8】
シリル基が3置換シリル基であり、アルキル基が炭素数1~6のアルキル基であり、アルコキシアルキル基が、炭素数1~6のアルキル基に炭素数1~6のアルコキシ基が1個以上置換してなるアルコキシアルキル基であり、シロキシアルキル基が炭素数1~6のアルキル基を有するシロキシ基であり、アシル基がアセチル基またはフェニルアセチル基であることを特徴とする、請求項6又は請求項7に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩の製造方法。

【請求項9】
’及びR’が、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基、又はOCH-(ここで、Rは炭素数1~4のアルキル基を表す)で示される基であることを特徴とする、請求項6に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩の製造方法。

【請求項10】
及びRが、それぞれ独立に、ハロゲン、アルキルスルホニルオキシ基(アルキルは置換されていてもよい)又はアリールスルホニルオキシ基(アリールは置換されていてもよい)であることを特徴とする、請求項6~請求項9のいずれか1項に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩の製造方法。

【請求項11】
が、tert-ブチルジメチルシリル基であることを特徴とする、請求項6~請求項10のいずれか1項に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩の製造方法。

【請求項12】
請求項~請求項5のいずれか1項に記載のパラテルフェニル化合物又はその薬理学的に許容される塩を含有することを特徴とする、医薬。

【請求項13】
腫瘍壊死因子(TNF)-α産生阻害剤である、請求項12に記載の医薬。

【請求項14】
自己免疫疾患又はアレルギー疾患の治療剤である、請求項12に記載の医薬。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009531283thum.jpg
出願権利状態 登録


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